超有名外資系コンサルではなく、あえて日系コンサルを選んだ理由~コンサル出身エージェント、小瀬村卓実氏のキャリア観 #01
2017/11/22
#コンサルを出てやりたいことを見つける
#総合コンサルタントへの転職体験記
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はじめに

今回はコンサルティングファームへの転職支援を得意とする株式会社アサイン代表取締役・小瀬村卓実氏にインタビューを行い、ご自身の経歴やコンサルティングファームへの転職について伺いました。その内容を3回に分けてご報告します。

小瀬村氏自身は新卒就活時に外資系戦略コンサルティングファームからの内定を辞退し、日系総合コンサルティングファームに入社されました。その後、現職の人材エージェントを立ち上げられた、珍しい経歴の持ち主です。

また、現在はLiigaで直近四半期の紹介実績NO.1を誇るエージェント(Liiga調べ)として様々な候補者の転職をサポートされています。

第1回である今回は、誰もが知っている外資系戦略コンサルティングファームではなく、日系の総合コンサルティングファームを選んだ理由や実際にそこで得た経験についてお伝えします。

どうぞご覧ください。

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新卒では、外資系戦略ファームを辞退して、日系総合ファームへ

ーよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

株式会社アサインの小瀬村卓実と申します。京都大学経済学部出身で、大学では体育会のバスケットボール部に在籍していました。

新卒で総合コンサルティングファームに入社し、中途採用、営業、コンサルティング業務に従事しました。

その後独立して現在は転職エージェントを立ち上げ、コンサル・ポストコンサル転職を中心に支援しています。

ー新卒時はどのような就職活動を行っていらしたのでしょうか。

コンサルティングファームと外資系の金融機関を中心に受けていました。大学の専攻が経営戦略と金融工学であったこともあり、関連性のある企業を見ていました。

ー大学で経営戦略と金融工学を学ぶことを決めた理由は何でしょうか。

私は小学生からバスケを続けており、ポジションはポイントガードでした。バレーボールのセッター、野球のキャッチャーのような司令塔のポジションです。

長年続けていく中で、私自身の強みは「数学の難問を解く」、「歴史を広く深く記憶する」といった能力ではなく、「スポーツの試合のような抽象的な問題を捉える」、「コミュニケーションで人を動かす」ことだと感じていました。

そのため数学や歴史等の明確な答えのあるものを突き詰めるというよりは、「人」が関わっていて抽象的な問題に向き合うことを続けていきたいと思い、経営戦略を学ぶことにしました。とはいえ数学もかなり好きだったこともあり、副専攻で金融工学を学ぶことにしたのです。

ーご自身に合うと思ったのが、コンサルティング業界と金融業界だったと。

そうですね。就職活動をする中で業務も人も魅力に感じたので、自分には合った業界だと考えていました。最終的には、専攻と同じようにより抽象的で人が関わるコンサルファームを選ぶことにしました。

ー具体的にはどのような企業から内定をもらったのでしょうか。

戦略系ファームと総合系ファーム、外資系の投資銀行部門からそれぞれ1社ずつお声を掛けて頂き、最終的には総合系ファームに入社することに決めました。

ー当時から起業することに興味があったのでしょうか。

はい。独立しての起業は社内起業、社内事業と違って、どんな価値を提供するか、どんなビジョンを実現するか、といったことを制限なく決められる点に魅力を感じていましたね。

ーしかし、あの有名な外資系の戦略ファームから内定をもらっておきながら、それを辞退して日系の総合系ファームを選択されたのは驚きです。

コラム作成者
Liiga編集部
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