PEファンドに必要な「熱意」をはき違えるな。業界出身者だからわかる、外資系金融業界の実態とは #03

date_range 2017/12/26

はじめに

今回は金融業界での経験・人脈を生かして人材紹介を行っているエグゼリンク株式会社代表・李淳一氏へのインタビュー、第3弾です。

第2回では、日系証券会社の動向や、それを踏まえた金融業界でのキャリアの積み方について、日系企業と外資系企業を比較した上でお伝えしました。

その続きとなる第3回では、金融業界への太いパイプと知見を持つ李氏が、PEファンド業界の動向とPEファンド未経験者・若手の採用ルートについて話してくださっています。

ぜひご覧下さい。

#01:外銀のリアル。業界出身者だからわかる、外資系金融業界の実態とは

#02:外資系投資銀行が必ずしもキャリアの最適解ではない。業界出身者だからわかる、外資系金融業界の実態とは

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PEファンドの拡大

―李さんはIBDへの転職を中心にサポートされていると伺いました。

そうですね。他にはPEファンドへの転職もサポートするようになりました。投資銀行業界で人材紹介に携わった結果、候補者の中でバイサイドを志望する方が多くなったのです。それで私も様々なルートでPEをはじめいろいろなファンドの人脈を広げ、日系ファンド、外資系ファンドを問わず幅広くご紹介できるようになりました。

―隣接領域としてPEファンドも扱うようになったということですね。PEファンドの採用市場はどうなっているのでしょうか。

これもちょうど2014年頃から急激に求人が増え始めており、今でも増加傾向にあります。外資系大手ファンドでもある程度増加傾向にあるのですが、特に日系の大手・中規模ファンドが採用枠を拡大させているのです。

これは恐らく、海外からの資金に加え日本でも資金がPEファンドに相当回っているためでしょう。海外投資家からの資金流入だけでなく、日本の機関投資家が投資先を増やし、新しくPEに着手または投資枠を増やしているという構図もあると思います。

資金の流入によって、近年は新規ファンドを立ち上げる動きが目立ちます。例えば10人で運営していたPEファンドが、今までの倍額の規模の第2号、第3号のファンドを創設するという動きです。

そうしますと人材が単純に考えると2倍必要になりますから、MDやディレクターからアソシエイトに至るまで採用する必要があります。このようなファンドの拡大が採用の増加を招いていると思われます。

―ファンドの拡大も、株価上昇によるものでしょうか。

株価の動きによる影響も大きいと思います。株価がこれだけ上がっていることで、従来投資していた案件もバリュエーションが上がりかなりの利益が出るため、非常にExitしやすい状態なのです。そしてこのExitされた案件がまた別のファンドに買われ、買ったファンドは現行ファンドの消化が進むために次のファンドレイズに移れるという好循環になっています。もちろんこれは永遠に続くものではありませんが。

PEファンドの投資にはリスクがついて回りますから、今後もこの好況が続く保証はありません。しかし、PEファンドの場合、毎年2%程度のマネジメントフィー(運営手数料)という安定収入があり、これが10年間のファンド期限まで続きます。そして当然ながらファンドのサイズが大きくなればなるほど手数料額は大きくなりますので、当面は業界として比較的安定性があると言えます。

PEファンドに必要な「熱意」とは

―なるほど。PEファンドの転職市場は、転職者にとって良好な状態にあると言えますね。

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