必要なものはその事業への「熱意」。これからの経営人材に求められるもの #02
2018/08/29
#経営企画は何をするのか
#キャリア戦略概論
#良いエージェントの選び方

はじめに

今回は、ハイクラス層の人材紹介を専門とするリクルートキャリアのキャリアコンサルタント立花氏にインタビューを行いました。

立花氏は11年に渡るキャリアコンサルタントの経験を持ち、内資系・外資系問わず、多くの紹介実績を残されているエージェントです。

<これまでの主な実績> ・日系大手素材メーカー(経営企画)年収1800万円 ・日系大手電機メーカー(M&A/事業開発)年収1300万円 ・外資系証券会社投資銀行部門 年収 1200万円 ・外資系大手製薬企業(マーケティング) 年収1350万円 ・外資系総合系コンサルティングファーム 年収1300万円 ・大手会計系アドバイザリーファーム(VP)年収1300万円 ・総合商社(IT戦略企画)年収1400万円 ・日系大手情報サービス企業(M&A)年収1000万円 ・日系大手自動車部品メーカー(経営企画)年収1200万円

本コラムでは前編・後編に渡り、ハイクラス層のキャリアについて語っていただいています。

後編である今回は、事業会社の経営ポジションへ転職するために必要な考え方やスキルから、転職市場において市場価値を高めるキャリアの歩み方を語っていただきました。

ぜひ、ご覧ください。

前編はこちら

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必要なものはその事業への「熱意」

- コンサルや投資銀行、ファンドへの転職は、地頭とキャラクターが大事だと言われています。事業会社の経営企画部へ転職される方はどのようなスキルが求められるのでしょうか。

もちろん地頭やキャラクターは大事ですが、一般的に、事業会社の経営企画職の採用などで求められるのは、その会社のその事業への「熱意」です。

コンサルティングファームへ転職する場合などは、コンサルタントになりたいという熱意があれば基本的に問題ありません。コンサルティングファームの中でもなぜこの会社なのかという点は明確に言えなくても面接に通過することはできます。

しかし事業会社の場合は、1事業にコミットしてもらわなければなりません。

採用する側としては、この候補者がこの会社に腰を据えて、この事業にコミットしてやり切れるのかどうかという点を重要視するので、「なぜこの事業をやりたいのか」「この事業をどうすることによって世の中をどう変えたいのか」という点を中心に聞かれます。

その上で「自分はどう成長したいのか」等の、自分の成長軸も聞かれます。そのため、「なぜその事業に取り組みたいのか」ということと、この事業に取り組むことで「自分はどう成長したいのか」ということの2軸がしっかりしていなければ面接はうまくいきません。

- では、志望動機なども自分の過去に基づいて話せないと厳しいですね。

コラム作成者
Liiga編集部
Liigaは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。
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