「コンサルと新規事業」、その両方を経験できるイグニション・ポイントで得られる成長とは?
2019/10/02
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自らを「イノベーションファーム」と呼ぶイグニション・ポイント。コンサルティングにとどまらず、新規事業も積極的に立ち上げている。その環境は、刺激的で、自らの成長やキャリア向上を追い求めるハイキャリア層にとって最適といえる。イグニション・ポイントでは、どんな経験ができ、どんな成長を得られるか。1回目の今回は、執行役員兼CSOである野上隆徳氏に聞いた。

〈Profile〉
野上 隆徳(のがみ・たかのり)執行役員兼CSO(チーフストラテジーオフィサー)
外資系コンサルティングファーム アクセンチュア戦略グループおよびデロイトトーマツコンサルティングを経て現職。 製造業・サービス業を中心に、ビジョン策定、中期経営計画、海外成長戦略、新規事業戦略、M&A、R&D戦略、営業戦略および組織改革といった企業の変革、事業価値向上へ向けた案件を幅広く手掛ける。特に、新規事業、成長戦略領域においては、スタートアップとのオープンイノベーションを含めた計画策定から事業立上・運営まで一貫して支援する方法論および実績を多数有する。

――はじめに、イグニション・ポイントの事業内容と、その中で野上さんご自身の役職について教えてください。

野上:イグニション・ポイントでは自社をイノベーションファームと位置づけており、<コンサルティング>と<新規事業>の2つの軸で事業を展開しています。現在、創業から6年目で、約100人のコンサルタントとエンジニアを抱えると同時に、5つのスタートアップを創出しています。社内には、コンサルティング部門に加え、エンジニアリング部門を設けていて、これを、新しいイノベーションや新規事業を生み出すためのケイパビリティプール、あるいはタレントプールと位置付けています。

自分で事業を起こしたい、自分で新しいサービスを作りたいという人材が多く集まっており、大手コンサルティングファームから新しいことをやりたいと言って転職してくるメンバーも多くいます。そういったメンバーが揃っているため、新規事業やデジタルを活用した新サービス・体験に関する案件を多く手掛けています。

会社での私の役割は執行役員兼CSO(チーフストラテジーオフィサー)です。コンサルティングの各ユニットを横断的に見つつ、コンサルの枠組みを超えた新しいビジネスやサービスの実現に向けて国内外の会社と協業を進めています。さらに、成長を加速するために、次の新規事業を生み出す活動を強化したり、海外進出を進めたりと、様々なことを同時並行で仕掛けています。

――具体的には、どんな案件を手がけていらっしゃるのですか?

野上:詳しくは話せませんが、直近では、新規事業立ち上げを目指すコンサルタントと事業企画書を作って投資家、提携候補と交渉したり、某大手企業とレベニューシェアで新規サービスの共同開発を行なっています。

また、別の大手企業とは、ジョイントベンチャーを設立して、テクノロジーを活用した新規サービスの立上、ブランディングを支援しています。そうやって、コンサルティングのフィービジネスに止まらず、時価総額やBSまで踏み込んだ仕掛けを複数仕掛けています。近いうちに、具体的にいくつかの案件を発表できる予定です。

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転職のきっかけは「もっと成長できる環境に身を置かなければ」という危機感

――野上さんは2017年に入社されたそうですね。そこに至るご自身のキャリアデザインと転職の経緯についてお教えください。

野上:私はイグニション・ポイントに参加するまでの16年間、外資系のコンサルティングファームに勤めていました。新卒でアクセンチュアへ入社して15年間、戦略グループを中心にコンサルティングに従事しました。当時は、製造業やサービス業を中心に事業計画、事業企画、組織変革などの案件を多く担当していました。その後、デロイトトーマツコンサルティングに転職した後、2017年に当社へ参加しました。

転職のきっかけは、2社のコンサルティングファームを経験し、ある程度のスキルを付けた結果、自分の成長が鈍化していると感じたことでした。似たようなテーマではなく全く違うことに挑戦したい。もっと成長できる環境に身を置かなければという危機感がありました。そこで、当時まだ起業して間もないイグニション・ポイントへの入社を決断しました。

――「より成長できる環境」を求めての転職でしたが、期待通りの結果を得られましたか?

野上:期待した以上に、いろいろなことに挑戦し、達成できていると考えています。私が参加した当時、社員数は20名程度でした。そこから約2年半で100名ほどの規模に拡大しました。

当初、コンサルティングとひと括りにしていた事業は、現在では「ストラテジー」「デジタル」「テクノロジー」「エクスペリエンスデザイン」「フィナンシャルアドバイザリー」「ワークデザイン」という6つのユニットに分け、各領域の専門性を持つコンサルタントが案件を手がけています。そうしてフィールドがどんどん大きくなる環境の中で、私自身も、コンサルの領域から大きく踏み出し、プラスαの成長を求めて加速を続けている段階です。

当初はクライアントの数も、同時に扱えるテーマの数も限られていて、コンサルティングの質を維持しつつ、会社を成長させることが最大のミッションでした。現時点では、そのチャレンジはある程度まで達成できつつあると感じています。

今後は、さらにスピード感を上げて、100名の社員を、早々にグローバルで1000名くらいまで増やして、コンサルやエンジニアのタレントプールをさらに拡大し、毎年数十個単位の新規事業が生まれるような形を目指します。

社内で生まれた事業は、積極的にグループ外へ送り出す

――どのように新規事業を生み出し、拡大を進めていくのでしょうか?

野上:当社では、新規事業のために設立したスタートアップを、IGP(イグニション・ポイント)グループではなく、「IGPファミリー」と呼んでいます。株式の持ち分比率の影響を受けるグループ会社ではなく、それぞれの会社が独立して活躍することを目指して、親離れをしていく。

その中で、イグニション・ポイントは、様々な新規事業を手掛けるスタートアップを生み出す母体となっていきます。そのため、当社のスタートアップでは、各社の役員は自ら一定比率を出資するとともに、設立直後から外部資金を調達し、IPO(新規株式公開)やバイアウトを目指して事業を運営しています。

既にIPOを見据えているグループ会社が出来てきており、そういったノウハウも社内に持っています。ファミリー企業が成功し、そこで成功したCEOが、次のスタートアップを助けることで、新しい事業を次々と生み出す。そういうメカニズムを構築したいと考えています。

――目下の課題は何だとお考えですか?

野上:起業を志す人をさらに増やすことが課題です。当社の事業にとってコンサルティング業務は不可欠ですが、そこからあえてはみ出して新しい領域にチャレンジする人材を増やしていきたいと考えています。

新規事業を生み出すスピードと打率を高めていかなければなりません。会社が大きくなっても、新たな挑戦をしたい人材で溢れさせたい。そのため、攻めの姿勢での人材採用も行っていきます。また、コンサルタントで入社したメンバーが、CEOとして起業するサイクルを確立することで、高いモチベーションを持って参加してくれる人がさらに増えると期待しています。

――新規事業を促進する試みである「CXOチャレンジ制度」について教えてください。

野上:当社では、「IGPユニバーシティ」という社内大学を立ち上げていて、私が学長を務めています。そのカリキュラムの1つとして、希望する社員と事業計画を一緒に策定し、起業を全面的に支援する「CXOチャレンジ制度」があります。ディスカッションを積み重ねながら勝てるビジネスプランを練り上げていく実践型のトレーニングカリキュラムです。

プランを作って提出して終わりだとか、ビジネスコンテスト形式ではないので、相当な時間と手間がかかります。毎週のように会ってプランをアップデートし、出資してくれそうなベンチャーキャピタルの訪問や、業務提携先との交渉なども行います。机上でのトレーニングというよりまさしく実践そのものです。

いざ起業する際には、CEOにも出資してもらい、スタートアップに転籍した上で経営に取り組んでもらいます。「いざとなったら本社に助けてもらえばいい」といった甘い考えは捨てて、覚悟と切迫感を持って臨んでもらうためです。これまでに当社から8人のコンサルタントがスピンアウトして、グループ会社のCEOやCOOを務めています。新規事業の立ち上げを促進するこの仕組みを今後とも拡充していく予定です。

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「イノベーションにつながるか」「本当に面白いと思えるか」が新規案件を手掛ける基準

――イグニション・ポイントにおけるコンサルティング業務は一般的なそれと少し違うようですね?

野上:私自身が外資系ファームにいたのでわかるのですが、大手ファームでは、どのプロジェクトにアサインされるかは運による部分が大きいです。ときには、新規事業をやりたいと思っている人が、大規模な基幹システムの刷新といったプロジェクトを担当するケースもあります。

当社では、新規事業や新規サービスというテーマでのコンサルティングが多い上、場合によっては我々が作り上げる事業に出資をしてもらうといった建てつけでビジネスを展開することもあります。当然、一般的なコンサルティングファームとは方法論が全く違います。いわゆるコンサルよりも責任は重大ですが、よりチャレンジングなビジネスができることは確かです。

大手の外資系ファームから転職してきたメンバーも多くいますが、スタッフたちはみんな楽しく働いています。当社では、新しい案件を手掛けるにあたって、細かい条件やルールよりも、「イノベーションにつながるか」「本当に面白いと思えるか」といった判断基準を重視しています。当然、儲けなければならないというのは大前提ですが、イグニション・ポイントらしい提案になるようにしたいと思っています。

――どのような人材に参加してほしいとお考えですか?

野上:特に来てほしいのは、コンサルティングファームの経験者で、3年以上の経験を積んだコンサルタント、シニアコンサルタント、マネージャークラスの人材です。大手ファームに物足りなさを感じていたり、新しいものを生み出して世の中にインパクトを与えたいと考えている人。イグニション・ポイントでは、コンサルをやりながら自ら新規事業を立ち上げたり、他の人が始めた新規事業にCXOとして参加したりという選択肢がごく普通に存在するので、新しいチャレンジをしたい人にうってつけといえます。

コンサルタントが転職を考えた際、他のファームに移籍するか、スタートアップに参加または自ら起業するか、事業会社の企画部門に行くかといった道があります。大手ファームに移ると、給与水準は満足できる水準ですが、仕事の中身は大きく代わり映えしません。一方、スタートアップでは、やりたいことをできるけれど給料が大幅にダウンする。私自身、かつて同じジレンマを感じていました。そういう人にとって、コンサルタントとして給与ベースを維持しつつ、新しいことにチャレンジできる環境がある当社は非常に良い選択肢になると思います。

――求める人材のスキルセットはどんなものですか?

野上:率直に言って、具体的な条件としてのスキルセットは考えていません。コンサルティングに必要なロジカルな思考力やコミュニケーション力は当然必要となりますが、ロジックの奥にどれだけ強い思いを持っているかという点が重要だと考えています。

というのも、新規事業を生み出すにはロジックだけでは難しい面があるからです。人を動かせるかどうか、相手の信頼を得られるかどうか、何かあっても信念をもってやり切れるかは、当人の意思の強さによるところが大きいです。その意味でも、強い想いを持った方に来てほしいと思います。

――最後に、読者に向けてひと言メッセージをお願いします。

野上:コンサルティングファームに籍を置く皆さんにとって、今いる職場で学べることはたくさんあると思います。ただ、少しでも物足りなさを感じたり、新しいことがやりたいと考えているなら、選択肢の1つにイグニション・ポイントを加えてもらえれば幸いです。

当社が掲げるビジョン「IGNITE INNOVATION.」には、世界でいちばんイノベーションを生み出す会社になろうという決意が込められています。もし、あなたがイノベーションを生み出したい、イノベーションが生まれる瞬間に立ち会いたいと考えているのであれば、イグニション・ポイントは絶好の環境であると自信を持って断言できます。

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コラム作成者
Liiga編集部
Liigaは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。