「メンバー一人ひとりの成長がファームの発展に直結」。ローランド・ベルガーで得られる成長機会やサポートの仕組みとは?
2019/10/18

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コンサルティングファームの中でも、特にハードな労働環境や、「アップ・オア・アウト」に象徴される厳しい社内競争のイメージが大きいのが、外資系の戦略ファームだろう。そのようなイメージから、戦略コンサルティングに興味を持ちつつも、選択肢として検討することを躊躇する方も少なくないかもしれない。では、実態として、ローランド・ベルガーでの働き方はどのようになっているのか。同業他社と比べたとき、ローランド・ベルガーのプロジェクトの進め方やサポート体制はどう異なっているのか。他のコンサルティングファームからローランド・ベルガーに移ってきた3人のメンバーの座談会から紐解く。

〈Profile〉
写真左/後藤美歌(ごとう・みか)シニアコンサルタント
一橋大学社会学部、同大学院社会学研究科修了。会計分野のコンサルティング、スタートアップ立ち上げを経て、2013年末にローランド・ベルガー参画。現職では、ハイテク・自動車・物流・IT・エネルギー分野を中心に、ビジョン策定・新規事業創出・中期経営計画立案や、新興国進出・グローバルM&Aなど、様々なプロジェクトを国内外で経験

同中/川本結子(かわもと・ゆいこ)コンサルタント 東京大学法学部卒。都市銀行、米系戦略コンサルティングファームを経て、2019年にローランド・ベルガーに中途入社。現職参画後は、消費財の価格戦略、大手メーカーの事業統合戦略、メーカーの米国新規事業立案等の案件を経験

同右/染谷将人(そめや・まさと)プロジェクトマネージャー 東京大学理学部物理学科、同大学院理学系研究科修了。2017年にローランド・ベルガーに参画。消費財・小売り、化学・素材分野や、イノベーション・新規事業・M&Aに係る戦略案件を中心として、グローバル・プロジェクトを数多くリード。クライアントワークの他に、ローランド・ベルガー東京オフィスの新卒及び中途採用担当マネージャーも務める


多様なキャリアを持つメンバーが新たなチャレンジを求め参画

――まずは、皆さんのこれまでのキャリアをご紹介いただけますか。

染谷:新卒で総合系のコンサルティングファームに入社しました。前職では、企業買収後の統合支援、生産拠点の再編、経営管理体制の再構築といった比較的オペレーショナルな案件から、新規事業戦略、海外市場への参入戦略といった戦略系の案件まで幅広く経験したのですが、年次を重ねるうちに戦略系の案件に従事することが多くなり、軸足を戦略案件に置くことを意識するようになりました。

マネージャーに昇格し、改めてキャリアを見つめ直す中で、引き続きコンサルティング業界に身を置き、その中でも戦略領域に強みを持つコンサルタントとして自分の付加価値を高めていきたい、お客様や社会に貢献していきたいという想いを強くし、「餅は餅屋」ではないですが、戦略ファームで自分の実力を試してみたいと思うようになりました。

複数ある戦略ファームの中からローランド・ベルガーを選んだのは、私が志望する消費財・小売り分野でのファームの実績と、面接で会った同分野の担当パートナーの魅力・業界での影響力が1つ。また、大手米系ファームとは異なって「一人ひとりの顔が見える」規模感の組織であり、個人の裁量が大きく、実力を最速で磨ける環境であると同時に、ファームの発展にも自分なりに貢献できそうだと感じた点も大きかったです。

後藤:大学院卒業後、総合系コンサルティングファームで業績管理指標の見直しやグローバル連結決算の早期化など、会計分野の案件を経験する中で、数字を通して見えてくる経営課題を解決したい、特に、新規事業創出などトップライン拡大を支援したいと考えるようになりました。

縁あって1年ほどスタートアップ創業に関わったのち、様々な日本企業の価値創造をグローバルに支援したいという気持ちから、日本企業のグローバル成長戦略やイノベーション案件に力を入れていたローランド・ベルガーに参画しました。

川本:メガバンク、他戦略ファームを経て、当社に入社しました。当社を選んだ理由は、染谷と一部重複した意見になりますが、前職と違いファームの規模感が大き過ぎないので、裁量を持って働けるのではないかと。また、希望していたクロスボーダー案件が多い点や、多くのスタートアップとの協業など他ファームにはないユニークな取り組みをしている点も魅力でした。

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教育とサポートを充実させ、「1つ上」の役割を任せる

――実際に入ってみて、思った通りの環境でしたか。

後藤:まず驚いたのは、入社して1カ月しか経っていないころに、当時興味のあった新興国参入案件を任せてもらえたことです。さらにそのプロジェクトの後には、より規模の大きい海外プロジェクトにアサインされ、東京オフィス・現地オフィスのチームメンバーをマネージする機会に恵まれました。

染谷:ローランド・ベルガーの特徴として、現ポジションの1つ上の役割を任せるというカルチャーがあります。もちろん、担当パートナーやマネージャーがプロジェクト成果にコミットし、お客様への付加価値をチーム全体で最大化するのが大前提ですが、やる気のあるメンバーには裁量を与え、チャレンジングな役割を担ってもらうことで、成長を加速させます。

中には1つ上ではなく、2つ上の役割を与えられるメンバーもいます。例えば、マネージャーが参加しない比較的小規模なプロジェクトでは、シニアコンサルタント、場合によっては実力のあるコンサルタントがマネージャーロールを担うことも珍しくありません。

先ほども述べましたが、当社は一人ひとりの顔が見える規模感の組織ですので、各メンバーの成長がファームの成長やお客様に提供できる付加価値の向上に直結すると考えています。

――チャレンジングな環境であることは分かりました。ただあまりに上のレベルの業務だと、逆にプレッシャーや負担に感じるメンバーもいるのではないでしょうか。

後藤:教育制度ならびにサポートが充実しているので、プレッシャーに押し潰されるようなことはありません。入社すると新卒・中途に限らず、全メンバーに「ジェダイ」という教育担当の専任メンバーがつきます。

そしてジェダイが携わっているプロジェクトに一緒に入り、OJTで戦略コンサルタントとしての考え方・動き方を、実践を通して学んでいきます。ジェダイ・プログラムの期間はメンバーの経験にもよりますが、1カ月~3カ月ほどで、プロジェクトに加われるだけの基礎力が付いたと判断されると晴れて「卒業」となります。

ジェダイ・プログラムとは別に、コンサルタント1人1人のキャリア形成を支援するメンター制度も設けています。メンターはプロジェクトのことはもちろん、長期的な目線で様々な相談に乗ってくれます。

メンター制度は多くの企業であると思いますし、私が前にいた会社でもありました。ただ大規模組織になるとどうしてもメンターとの距離が遠く、いざ相談しようと思っても普段の様子をメンターが把握できていないため、相談することを躊躇することもありました。

一方、当社のメンターは常に私の様子を把握してくれていますので、気軽にいつでも相談できる環境です。メンターは、プロジェクトの開始前面談、終了後の評価面談に必ず同席し、プロジェクトでの期待値や次のステージに向けたメンバーのチャレンジを常に把握しています。

また、メンバーが成長に向けた課題を克服し、キャリア形成における希望に近づけるような役割・環境が提供できるように、プロジェクト側やアサイン事務局と対話し、働きかけを行うことも重要な役割です。

川本:私も前職時代にメンター制度はありましたが、入社直後に一度面談しただけで、その後相談することはありませんでした。

また当時、当社のジェダイ・プログラムに類する教育制度の対象は一番下の職位に限定されており、転職者のほとんどは本プロジェクトに突然アサインされるような状況でした。一方で当社におけるジェダイ・メンターとは頻繁に接点があり、日々気軽に相談できています。

プレッシャーの高い職務内容でありながらも、周囲の程よいサポートの下、安心感を持ってチャレンジできる点が、ローランド・ベルガーでは他ファーム対比成長度が高いと言われる1つの理由だと思っています。

染谷:たとえば私の場合だと、複数のジュニアメンバーのメンターをしながら、私自身のメンターとしてパートナーがついています。基本、メンターはマネージャー以上で、ジェダイはより現場に近いシニアコンサルタントが担うことが多いです。

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誰とでも気軽に議論できる環境

染谷:教育制度のほか、周囲のメンバーからのサポートも充実しています。サポートというよりも、これはまさにローランド・ベルガーのカルチャーと言えますが、お客様への付加価値をオフィス全体として最大化していくために、「ありもの」の知恵・知見をレバレッジしようという意識が徹底しています。

同じプロジェクトの中で、ジュニアメンバーがマネージャーやオフィサーに気軽にディスカッションを仕掛けてコンテンツを磨いていくのは勿論ですが、何か知りたい、誰かに聞きたい情報やナレッジがあれば、プロジェクト外のオフィサーにも気軽に聞ける環境です。

川本:海外メンバーに聞くことも多いです。実際、今回のプロジェクトでも私は海外のメンバーから得た情報で助けられたことがありました。

後藤:グローバルでナレッジを共有しているからこそ、できることでもありますよね。だから逆に、私たちのところにも海外のメンバーから尋ねられることも度々。つい先日も、ドイツオフィスや韓国オフィスのコンサルタントから問合せがありました。

もう1つ、このようなナレッジの共有やディスカッションの際、オフィサーなど上の職位のメンバーが、プロジェクト外の場でも気軽に意見をくれることも、ローランド・ベルガーならではのカルチャーだと感じています。

――つまりチャレンジが成功しやすい環境であると。であればキャリアアップも早そうですね。

染谷:そうですね。当社であれば半年ほどで次のポジションに上がることも珍しくありません。早いメンバーだと、例えば入社後3年程度でプロジェクトマネージャーの一歩手前まで昇進している女性メンバーもいます。そもそも会社の方針として、実力あるメンバーはどんどん上のポジションに上がってほしいとの考えがあることも大きいと思います。

評価・昇進のタイミングは基本半年ごとですが、実はもう1つ、「特例昇進制度」というものがあります。昇進タイミングが半年に1回だと、その間に特筆すべき活躍をしたメンバーがいた場合に報いづらいという思想から、今のポジションにいるのが勿体ないぐらいの活躍をしたメンバーがいた場合、その昇進を月に1回、通常の評価とは別に検討しよう、という制度です。

この制度は今年始まったばかりですが、既に対象者は現れています。私自身もそうですが、キャリアアップに関して貪欲な方にとっては、魅力的な環境と言えます。

メンターと密にコミュニケーション、アサインの希望が通りやすく

――入社前にやってみたいと考えていたプロジェクトは経験できていますか。

川本:これも前職との比較になってしまうのですが、ありがたいことに、面接時に希望していた通りのプロジェクトにアサインされています。具体的には海外案件ならびに数字を扱う定量分析などです。

後藤:私もこの5年間、ほぼ希望通りのアサインに恵まれています。日本企業の東南アジア進出案件、欧州出張を伴うクロスボーダーM&A案件、最先端技術分野での新規事業立案・立上げ支援など。次から次へと幅広い業界でワクワクするプロジェクトに携わっています。

――なぜ、そこまでメンバーの希望がかなうのでしょう。

染谷:先ほど紹介したメンターの存在が大きいと思います。メンバーは普段から次にやりたいこと、もう少し先にやってみたいことなどを、メンターとの日頃のコミュニケーションで伝え、メンターがその希望をアサイン事務局に働きかけるのです。

また、自分が参加したいプロジェクトがあれば、メンバーからオフィサーに直接アピールすることも勿論できますし、そのような積極的な働きかけをオフィスとしても推奨しています。

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海外案件やイノベーション・最先端領域に係る案件が豊富

染谷:当社では特に、海外市場や新規事業・イノベーションに関わる案件が多く、有難いことに引き合いも増え続けています。私自身、直近では米国市場をテーマとした新規事業案件を担当していましたし、入社以来、半数以上が米国・欧州を中心として、現地滞在・渡航を含む海外案件です。

プロジェクトチームは東京オフィスだけで組成することもありますが、海外オフィスのメンバーに参画してもらうことも少なくありません。例えば、私がマネージャーを務めたとある欧州企業の買収案件においては、欧州オフィスのコンサルタント複数名がチームメンバーとして加わり、協働でデリバリーを行いました。

ただ、私は特別ではないと思います。海外案件を希望するメンバーはかなりの割合で海外に行っていますし、逆に、海外のメンバーに入ってもらう国内プロジェクトもあります。

例えば、東京オフィスのコンサルタント・シニアコンサルタント職位のメンバーが、海外オフィスのジュニアコンサルタントをリードするようなケースも多いです。当社であれば、海外案件を志向する方がご活躍頂ける環境を十二分に提供できると思います。

後藤:私も染谷と同じく、海外、新規事業に入社以来携わっています。海外軸ですと、昨年の年末はヨーロッパにいましたし、今年に入ってからは欧州・中国オフィスのコンサルタントと協業の機会がありました。

印象深い新規事業案件としては、最近、VR、ロボティクスといったテクノロジーを活用し、1,000億円規模の新規事業を創出しようというプロジェクトがありました。

こちらから一方的にアイデアを提案するのではなく、同領域に強いスタートアップなどにも参画してもらい、お客様も一緒になってディスカッションしながら事業計画を策定しました。参加メンバーが1つになって進めるプロジェクトだったこともあり、特に印象に残っています。

川本:私は入社してまだ7カ月ですが、既に4つのプロジェクトに参加しました。うち2つが海外案件で、その1つが欧米の新規事業でした。

クリエイティビティは健全な心身に宿る

――会社やメンバーの雰囲気はどうですか。

川本:前職と大きく違うと感じるのは、楽しく仕事をしようとのカルチャーがオフィス全体に浸透していることです。ですから実際、オフィスではメンバーが真摯に仕事を進めつつも、休憩時に談笑する声が聞こえてくることも珍しくありません。最初は戸惑いましたが、今では私も都度リフレッシュしながら仕事を進めています。

先ほど申し上げたように、1つ上の役割を任されますから、業務自体はとてもチャレンジングです。特に戦略コンサルタントの場合は難易度の高い業務が多く、精神的に追い込まれていき、気づけば険しい表情でずっと考えている。そんな状況が生まれてしまいがちだと思うんです。実際、前の職場がそうでした。一方、ローランド・ベルガーにはそのような殺伐とした雰囲気は全くありません。

染谷:楽しく仕事を進めるカルチャーは、プロジェクトの内容とも大きく関係していると思います。例えば、ゼロ・イチで新たな事業を生み出そうとする新規事業案件では、精神的・身体的に負荷がかかった状況でアイデアを練るよりも、リラックスしてアイデアを発想し、ディスカッションしながら進めた方が、斬新でイノベーティブなアイデアが出ます。

私自身はこれを「クリエイティビティは健全な心身に宿る」と呼んでいます。そしてこの思考を、職位が上のメンバーほど意識しています。だから入社したてのジュニアも、追い込まれ過ぎることなくプロジェクトを進められているのだと思います。

後藤:オン・オフの切り換えが上手なのも特徴だと思います。私は楽器演奏などの趣味があるので、19時頃に退社することもあります。同僚たちも、ウイスキー、映画鑑賞などインドアな趣味からダイビング、旅行などアウトドアな趣味まで、仕事以外でも夢中になっていることがある人が多いです。そういった時間が、仕事でのアウトプットにも繋がっていると思います。

川本:クラブ活動も盛んです。キックボクシング部、登山部、料理部など。ユニークなのは筋トレ部です。プロのトレーナーを呼び、メンバーでトレーニング。終わった後はお肉を食べるなどして交流を深めています。私も入社して間もないですが、このようなクラブ活動はもちろん、先輩とプライベートで遊びにいくなど、仕事以外の部分でも充実した毎日が過ごせています。

染谷:オン・オフの切り換えがはっきりしていること、福利厚生が充実していることなどから、女性メンバーの活躍も目立ちます。シニアマネージャーやマネージャーの女性社員もおりますし、現場メンバーで見ても、手前味噌ながら総じて優秀なメンバーが多い印象です。

特に、消費財・小売り分野で消費者としての女性目線が生きるプロジェクトも多数あり、実際、私がマネージャーとして参画したプロジェクトで、ここにいる川本や他の女性メンバーのアイデアが最終報告における重要なメッセージに繋がりました。女性比率はコンサルタント職で現在約2割ですが、オフィスとしてはまだまだ女性比率を高めていきたいと考えています。

中には2人のお子さんの出産を経て復職し、活躍している女性もいます。育児休暇制度が整っているからこそだと思います。育児休暇については男性社員も取得するのが当たり前の感覚で、プロジェクトの中核を担うマネージャー・シニアコンサルタントの取得実績もあります。

ローランド・ベルガーを通して日本企業の強化に貢献したい

――ローランド・ベルガーでどんなことを実現していきたいですか。

染谷:今だからこそ話せますが、私は入社当初、少し身構えていました。非戦略ファームからの参画で、それなりに高い役職での転職という立場でしたので、「戦略ファームの洗礼」ではないですが、一挙手一頭足が見定められているのではないかと。

しかし、そのような誤解はすぐに払拭されました。勿論、入社して暫くは戦略ファーム、ローランド・ベルガーの高水準かつスピード感のある仕事の進め方に慣れるための期間が必要でしたが、今日お話した通り、職位に関係なく手を差し伸べてくれるメンバーばかりだったからです。

このような仲間と共に、日々のプロジェクトに全力でコミットし、お客様に少しでも大きな付加価値をご提供できるように精進していきたいと考えています。

川本:メンバーも雰囲気も仕事内容も大好きな職場ですので、できるだけ長く勤めたいと考えています。その中でまわりのメンバーから慕われ、プロジェクトを任されるような、そんなコンサルタントに成長したいですね。

後藤:今の社会の特徴として、なかなか先が見えづらいと思うんです。そのため大企業であっても、10年後に潰れているかもしれない。

逆に、これまでにないような全く新しいイノベーションが生まれ、世の中をあっと驚かすことができるかもしれない。後者が実現すれば、日本企業ならびに日本経済は強固なものになりますし、今ローランド・ベルガーが携わっている案件は、まさにその類のものが多いとも感じています。

そしてその手のプロジェクトは、私が大好きな領域でもあります。これからもローランド・ベルガーを通し、全力で日本企業のサポートに邁進したいと思います。

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コラム作成者
Liiga編集部
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