Sponsored by PwCコンサルティング合同会社
十分な成果を出すためには、働く環境は重要な要素だ。それは、コンサルティング業界でも同じ。PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)に移ってきて、成果を上げているシニアアソシエイト3人に集まってもらい、働く環境について、語ってもらった。
前職では「上位役職者と気軽に話をする機会はありませんでした」
――PwCコンサルティングが働きやすいと感じる要因は何でしょうか。
宮坂:“人”に尽きると思います。相性は人それぞれですが、ポジションに関係なく、PwC全体として、フランクでアットホームな人がとても多いです。前職を辞めたのは、会社や働く人の雰囲気が自分には合わないと感じたことが一つの理由でした。パートナーと直接会話したのもほんの数回程度で、名前を覚えてもらえないこともありました。
PwCはパートナーやマネージャーが、職位に関係なくアソシエイトやシニアアソシエイトなどの若手に耳を傾けてくれ、気軽に話せる雰囲気があります。良い意味で「あの人、マネージャーだったよね」と、ポジションを忘れるぐらいの間柄になることも多いです。
話を聞いてくれるPwCの方たちの姿勢は、正式な採用面接前のカジュアル面談時から感じていました。当時、コンサルタントとしてキャリアを積むかどうか迷っていた際に、まずはカジュアル面談としての機会を設けていただいたのですが、お会いしたシニアマネージャーの方は忙しい中、私の面談に2時間も時間を割いてくれ、質問にも丁寧に答えてくださいました。また、ご自身の経験やPwCでのオポチュニティなど興味深いお話しをしてくれ、そこで「この人たちと一緒に仕事がしたい!」と強く思い、最終的に入社を決めました。
当社に入社後、コンサルタントとして新卒採用業務をお手伝いする機会があり、人と関わることの多い人事業務に興味を持ち、別のファームに人事担当として転職したことがありました。しかし、そこでまた自分のキャリアに迷い、お世話になっていたPwCの人事担当の方に連絡しました。その時、すぐにでも飲みに行こうと誘ってくれ、以前、一緒にお仕事をしていたパートナーにも声を掛けてくださり、親身に私のキャリアについて相談に乗ってくれました。それがきっかけとなり、私は今ここにいます。
西渕:そのような雰囲気だからこそ、シニアアソシエイトやアソシエイトらの若手は、積極的に発言する姿勢が求められていると感じます。マネージャーなど上位者は、発言をしっかりと受け止めてくれて、的確なアドバイスをしてくれます。困っているときなども見て見ぬ振りをすることはなく、チーム全体の面倒を上位者が見守るのが当たり前との雰囲気があります。
――上の職位の方が会社の雰囲気をアットホームな方向に導いているような印象です。
西渕:そのとおりだと思います。パートナーが率先してチームの雰囲気を良くしようとしている姿勢を、ミーティングやイベントなどでひしひしと感じます。そしてその考えや行動が、ディレクター、マネージャー、そして私たちにも自然と伝わっていることで、会社全体としてアットホームでフランクな雰囲気が生まれているのだと思います。
広瀬:私のチームでは、パートナーがアソシエイトやシニアアソシエイト数名と、一緒に食事をする機会を定期的に設けていることも大きいと思います。
西渕:前職では役員に会うことなんて、年に一度あるかないかでした。会ったとしても妙にかしこまって、ありきたりな会話しかできませんでした。それがPwCでは全く違っていて、正直「パートナーって役員だったよね?(笑)」と思ってしまうほど、パートナーとの距離が近く、身近な存在に感じています。
宮坂:パートナーから積極的に話し掛けてくれますよね。そして名前もすぐに覚えてくれるし、直接メールをもらうことも多々あります。上位者に名前を覚えてもらえない経験があったことから、この点はすごくうれしかったです。
広瀬:ただユニークなだけではなく、プロジェクトやレビューではフランクな雰囲気とは一転、厳しく接してくれる。このオン・オフのさじ加減も絶妙です。
未経験でも、コンサルのスキルは「ブートキャンプ」で向上できる
――そのような雰囲気が、実際のプロジェクトにおける働きやすさにもつながっていると。
宮坂:採用面接の段階から、メンバーのスキルや性格を把握し、アサインを検討しているようです。またその情報は各部門のパートナーに伝えられ、最適なプロジェクトに配属されます。
広瀬:語学スキルがあったことや前職が証券会社だったため、入社後にアサインされたのは海外ファンドのプロジェクトでした。先方の担当者は外国人で、資料もプレゼンも全て英語でしたが、新人ながら存在感を見せることができ、自信となりました。またこのプロジェクトでの成果が認められ、シニアアソシエイトに昇進することができました。
宮坂:私も前職での経験が生かせる部門にアサインされていますし、周りのメンバーを見てもそう感じます。具体的にはオフィスワークをAIやロボティクス・プロセス・オートメーション(RPA)など、ITを活用して企業変革を支援するチームに所属していますが、全メンバー中途です。SIerでシステムエンジニアなどをしていたメンバーが多いですね。
西渕:私の所属はヘルスインダストリー部門で医療に特化した専門的なこともあり、ほとんどのメンバーが中途です。他社のコンサルティングファームから転職された方もいらっしゃいますが、私のようにヘルスケアに関わる企業で経験を積んできた方も多いです。
――広瀬さん、西渕さんはコンサル未経験で入社されました。コンサルの専門知識は入社してからどのように身に付けていったのでしょう。
広瀬:新卒、中途関係なく、研修制度が充実しているのはいい意味で驚きでした。例えば僕たちが「ブートキャンプ」と呼んでいる研修制度があります。スライド作成やプレゼンテーションなど、コンサルタントとしての基礎スキルを向上させたいと考えている人向けの教育プログラムです。毎週金曜日の夕方に集まり、課題が与えられます。レビューはマネージャー以上の上位役職者が行います。
西渕:今の自分のスキルが生かせるプロジェクトへのアサインを検討してくれます。そのため、私の場合、実務でそれなりの結果を出したことで自信が付き、さらにコンサルタントに必要なスキルを学ぶことができました。
明確な指標で評価される 周りも納得の昇進しかあり得ない
――プロモーション(昇進)も含めた評価についてはどう感じていますか。
西渕:明確な指標に基づいて評価されます。PwCコンサルティングが重要としているコンサルタントとして必要な5つのベース項目があり、さらにそれぞれの項目で細分化されています。
広瀬:この指標をもとに、半年に一度評価が行われます。アソシエイトからシニアアソシエイトへの昇進であれば、全項目でアソシエイトのレベルを満たしている上に、シニアアソシエイトレベルをいくつか満たしていること。このような明確な規定があります。
宮坂:仮に昇進できなかったとしても、納得しますよね。足りない部分が見えますから、フィードバックにもなる。評価指標はエビデンスでもあるのです。
前職では、この評価制度がクリアではありませんでした。評価者によって基準が異なり「えっ、あの人が昇進?」ということがありましたから。また自分が昇進したときも、本当に自分がそのポジションのスキルを備えているかどうか不安でした。
西渕:PwCでは誰がどうみても納得の昇進しかないですからね。
――スキル向上やキャリアパスなどについての悩みなどの相談はできる環境ですか。
宮坂:コーチと呼ばれる、いわゆるメンターがいます。メンターには、2階級上のポジションの社員が就きます。このメンターのアサインでも各人との相性を考慮して行われるため、何でも気軽に話すことができます。
広瀬:メンター制度そのものは多くの会社であると思いますし、実際、前職でもありました。ただ形だけの制度になっている場合が多いですよね。前職時代のメンターは半年に一度会う程度。特に濃い話もしませんでした。
宮坂:私も広瀬さんと同じで、前職でのメンターは形式的でした。また会っても褒められるばかり。「制度があるからやる」という感じでした。一方PwCでは、メンターの方から連絡をしてくれることも多いです。メールでのやり取りは頻繁ですし、面談も私の場合はだいたい月に一度実施しています。シニアアソシエイトとして身に付けるべきスキル、シニアアソシエイトして足りない要素などについて、的確に厳しく指導してくれます。
――それでは、みなさんはどんなタイミングで昇進されたのでしょうか。
宮坂:一度退職していてブランクもありますが、転職後は1年で昇進しました。私たちが入社したときは評価会議が1年に一度でしたが、現在は半年に一度になりました。
西渕:私も1年半でアソシエイトからシニアアソシエイトになりました。今はシニアアソシエイトの中でも次のステップに昇進しています。
広瀬:前職では3年間ずっと、私はだれかに教えるような立場ではありませんでしたが、今ではチームに下位役職者が数名います。教えることで新たな学びがあることを知り、ポジションがアップすることでのさらなる成長を感じています。
PwCが重視する「チーム力」を支える取り組みとは?
――人間味がある雰囲気を醸し出す要因は何でしょうか。
広瀬:研修に限らず、ミーティングやイベントは多いですね。これらが、先に紹介したアットホームなチーム力につながっているのだと思います。
毎週金曜日の午後に行われる「フライデー・アフタヌーン・インベストメント」。目的は研修ですが、普段クライアント先に常駐しているメンバーと会えるため、一緒にランチに行ったり、情報交換したりできます。コミュニケーションを深める場の役割も担っています。
PwCでは、チームプレイが重要視されます。多種多様な案件に応えていく必要があるためです。普段から密にコミュニケーションをとっているからこそ、チームでまとまった動きができると思います。当社には同年代のメンバーはもちろん、新卒入社で入ってきた者も大勢います。当然仲間であって、アットホームな雰囲気ではあるのですが、ライバルとしても大いに刺激になっています。
西渕:会社全体のイベントとは別に、チームごとにそれぞれ独自の集まりやイベントを開催しているのも特長です。私のチームでは毎月一度、全メンバーが集まるオールスタッフミーティングを開催しており、仲間との交流も含め最新の医療制度や医療機器などについての知見を深めることができています。
宮坂:学ぶことに関して貪欲なメンバーが集まっていることも大きいですよね。我先にと新しい技術や知識を勉強する雰囲気ですし、得た情報をメンバーに共有する風土もある。私の場合であれば元エンジニアのメンバーから技術に関する多くのことを教わっています。エムアップ(マネージャー以上)のリーダーズメンバーが積極的にこのようなことに取り組むのもPwCの特長だと思います。
広瀬さんのチームは特に仲がいいですよね。先日もメンバーで旅行に行かれていましたよね。
広瀬:はい、アウティングとしてチームメンバー全員で八ヶ岳へ行きました。他にも一緒にサーフィンに行ったり、山登りをしたりとプライベートで仲が良いメンバーも多いです。また、このような活動に、シニアマネージャーなどの上のポジションのメンバーも加わっていたりします。
PwCが気付かせてくれた仕事の楽しさ、感じる日々の成長
――働きやすい環境であることは分かりました。一方で、コンサルティングファームは労働時間が長いという印象があります。
西渕:ここでも先のチームワークと同様、パートナーの配慮や存在が大きいのだと思います。上のポジションの人が意識的に早く帰ってくれています。
広瀬:僕が転職をしようと思ったのは、前の職場があまりにハードな環境だったからです。朝6時には仕事を始め、帰るのが夜中になることもありました。一方、今は、繁忙期に残業が発生することはありますが、私の場合、遅くとも夜8時ごろには帰れています。
サスティナブルに働ける環境がいいと思い転職先を探していたところ、知人やリクルーターからPwCコンサルティングを勧められました。採用面接では、待遇や働きやすさも話し合うことができました。
――お話を伺っていると、働く楽しさを存分に味わっているように思えます。
西渕:プロジェクトが毎回変わるのが面白くもあり、仕事のやりがいにもなっています。また先ほどの労働時間の話とは相反しますが、時には夜遅くまでやらないと終わらないプロジェクトもあります。ただこのようなメリハリのある毎日が刺激的であり、新しい学びなども含め、日々成長していると感じています。
広瀬:仕事の楽しさを知りました。特に、同じ目標を持つ仲間との一体感は、前職時代にはないものでした。仕事は仕事、プライベートはプライベートと、割り切るタイプだったからです。でも今は違います。プライベートが面白いのはもちろんですが、仕事がメインでも楽しい人生を送れるのではないか。そんなふうに感じています。
宮坂:繰り返しになりますが、私がPwCコンサルティングで働いている理由は“人”です。皆さんそれぞれ多忙なのに、自分よりも人を優先して動く。相手の気持ちに寄り添った対応をしてくれる。そんな今の環境が大好きです。