「事業創出という新たなキャリア」を構築できるイグニション・ポイントは、単なるコンサルにあらず
2019/11/19
#起業する
#キャリア戦略概論

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自らを「イノベーションファーム」と呼ぶイグニション・ポイント。コンサルティングにとどまらず、新規事業を次々立ち上げている。既存のコンサルティングファームの枠を越えた事業を展開する同社だからこそできる経験は何か。今回は、他社から同社に参画し、コンサルティング部門の事業責任者を務める3名に、事業内容を語ってもらった。

〈Profile〉
写真左/田代友樹(たしろ・ゆうき)ワークデザインユニット/エクスペリエンスデザインユニット/フィナンシャルアドバイザリーユニット パートナー
アクセンチュア、日立コンサルティング等を経て現職。
製造業やサービス業、地方自治体を含む官公庁、ホスピタリティ業界等を対象とした戦略立案や事業創出のプロジェクトを数多く経験した後、2018年にイグニション・ポイントにおける戦略・事業創出コンサルティング責任者として組織及び事業の立ち上げに従事し、事業拡大に貢献する。 2019年より新たな事業領域であるエクスペリエンスデザイン、フィナンシャルアドバイザリー、ワークデザインの事業責任者を担当。従来型のコンサルティングに留まらず、多様な専門性を融合することでビジネスや事業価値そのものを生み出し、成長させる原動力となるためのサービスを提供する

同中/本間 善丈(ほんま・よしひろ)ストラテジーユニット シニアマネージャー ジュピターテレコム、電通、デロイトトーマツコンサルティング、FINDを経て現職。
製造・メディア・サービス業を中心に、コーポレートビジョン策定、中長期事業戦略策定、R&D戦略策定、新規事業戦略策定、新商品企画・開発支援、イノベーションセンター設立支援等に従事。自身もイントレプレナーとして新規事業開発をする傍ら、事業アイデア創出から、プロトタイピング、マーケティングまで、継続的な支援経験を多く有し、担当製品のローンチ、各種アワードの受賞も多数ある

同右/安田 鉄平(やすだ・てっぺい)デジタルユニット/テクノロジーユニット パートナー 電通国際情報サービス、アクセンチュア等を経て現職。
小売、消費財、アパレル、製造、メディアをはじめ、様々なインダストリーのデジタルトランスフォーメーションを支援。また、デジタル技術に係る寄稿、講演等を行う。
イグニション・ポイントでは、デジタルユニット、テクノロジーユニット、研究開発部門であるINNOCCの立上げを牽引した後、初の海外現地法人となるイグニション・ポイントベトナム、BPO及びITOに特化したイグニション・ポイントオペレーションズを創業する


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可能性を秘めた未完成な会社のほうが絶対楽しい

――イグニション・ポイントに入社したのは、どんな理由があったからでしょうか。これまでのキャリアと併せて教えてください。

田代:新卒でアクセンチュアに入社してから15年近くコンサルティング業界にいます。この10年は主に新規事業開発に関連した仕事をしてきましたが、モノやサービスを作ったり、ビジネスそのものを創出することに興味がありました。そうした折にイグニション・ポイントの存在を知り、自分がやりたかったことが実現できそうだと考えて入社しました。

本間:新卒でジュピターテレコムに入社して、新規事業の立ち上げなどをしていました。その後、電通に転職して、大手自動車会社の広告制作や、新商品の企画開発、マーケティング、ブランディングなどを担当しました。また、企業のコーポレートビジョンを策定したり、モバイル向けの行動ターゲティング広告プラットフォームの開発・商品化・販売などにも関わっていました。新規事業創出に関するノウハウをもっと突っ込んで身に付けたいという思いが強くなり、デロイトトーマツコンサルティングに移りました。

デロイトでは、クライアントの新商品や新規事業の企画開発支援などを主に手がけました。その後、独立系のブティックファームに移り、大手自動車メーカーの自動運転車に搭載されるAIエージェントとドライバーのユーザーインターフェースの企画開発などに関わりました。一方で、新規事業をスピード感をもって次々創り出すためには、ある程度の会社の規模が必要となるため、そういう環境を模索していました。

知人からの紹介でイグニション・ポイントの存在を知り、新規事業を創出する速度を上げていきたいという自分の思いが実現できるのではないかと考え、入社を決めました。

安田:大学でグラフィックデザインを学んだ後、新卒で博報堂フォトクリエイティブ(現 博報堂プロダクツ)に入社し、広告制作のプロデュースをしていました。入社当時は、まだWebやSNSがマーケティングにおいてそれほど重要視されていない時代でしたが、徐々に重要性が増し新しい表現や技術が次々と産声をあげました。その様な時代背景があり、私自身もデジタルへの関心が一気に高まり、広告制作から“デジタル”の世界に転身しました。

博報堂フォトクリエイティブを退社した後は、事業会社やコンサルティングファームに在席し“デジタル”の最前線で活躍をしてきました。

“デジタル”の黎明期にど真ん中の仕事ができたことは、とても幸せな時間であったと感じています。今では当たり前となっている考え方や技術が試行錯誤されていた時代に、その変遷を肌で感じることができました。

2017年に、AI・データサイエンスを専門とするデジタルユニット、ITコンサルティングとシステムエンジニアリングを専門とするテクノロジーユニットの立上げを行う為に、イグニション・ポイントへ参画しました。それまで大企業の中で“デジタル”を技術面で支えてきましたが、イグニション・ポイントは事業を作るという新しいキャリアを提供してくれました。

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大手ファームの真似ではない。作り上げたい組織の理想像を持ったメンバーが集まる

――他のコンサルティングファームも、関わる領域を広げています。他社との違いを明確にできているのでしょうか。

田代:私が統括しているのはコンサルティングに関係する事業部門のうち、エクスペリエンスデザイン、ワークデザイン、フィナンシャルアドバイザリーの3部門です。

ワークデザインでは大手企業向けの働きがいやエンゲージメント向上を実現するための各種コンサルティングや、成長期にあり組織拡大を目指しているベンチャー企業などに向けて、私たち自身がこれまでに経験し形式化した組織・人事制度設計や採用業務などのノウハウを提供するコンサルティングサービスを展開しています。

次に、新しいサービスを立ち上げることは、顧客体験を作ることでもある。新しい空間を作るのも、WEBサービスやアプリを作るのも、またリアルなコミュニケーションを伴う何らかのサービスを作るときでも、それが1つの体験です。その体験を設計する仕事がエクスペリエンスデザインです。

最後に、フィナンシャルアドバイザリーでは、M&Aに関連する各種アドバイザリー業務をはじめ、事業会社の再生及び成長支援や、企業間でJVを立ち上げる際の支援、自社発のスタートアップのための資金調達、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)の運用代行などの事業を展開しています。

例えば、フィナンシャルアドバイザリーとエクスペリエンスデザインが協働することで何が起こるかというと、企業の事業再生において、単なるコストカットを行うのではなく、新しいブランドやサービスを立ち上げてヒットさせることで企業を成長に導くようなスキームが可能になります。つまり、「バリューアップ系の事業再生」が実現できるのです。

いわゆる大手コンサルティングファームでも、ストラテジー、デジタル、テクノロジー、またはクリエイティブ機能を持っていたり、フィナンシャルアドバイザリーサービスを提供できるのが一般的です。その点で私たちとも違いはないのですが、当社の場合は各組織が丁度良いサイズ感で、かつ縦割り意識を持たず、各ユニットのリーダーが同じフロアにいて日常的に会話できる環境にいるので、お互いに協力しながら柔軟にプロジェクトを進めることが可能です。

また、イグニション・ポイントの運営に関わるマネージャークラス以上のメンバーの多くは、何らかの形で国内外の大手コンサルティングファームとの関わりがあります。それらの長所や短所を分かった上で、自分たちが作り上げたい会社や仕事のスタイルの明確なイメージを持ってここに集まっているように感じます。

本間:私が統括するストラテジーユニットは、大企業の新規事業の企画、アイデア出しから、ビジネスモデルへの落とし込み、実際にモノやサービスを作って事業化するまでを一気通貫でサポートする集団です。顧客は大手家電メーカーや、BtoB向けの大手製造業、海運会社、オンラインの旅行代理店、商社など多岐にわたっています。今後はこのユニットを拡大していくフェーズに入るので、その動きを加速させていくことが目下の使命です。

イグニション・ポイントは、組織自体が若く、まだソリッドな組織が出来上がっていないため、自分たちにとって理想的な形で組織を作り上げることができていると思います。この点は他社との大きな違いでしょう。また、積極的に新しいことをやっていこうという会社なので、スピード感の点で大手コンサルティングファームよりも有利だと感じます。

例えば、「ベトナムの開発拠点を立ち上げよう」と発案した翌月には現地視察に赴き、数カ月後には形にしてしまう。1年前に30人程度だったコンサルティングのユニットが現在は100人規模にまで拡大しています。1年前とはもはや全く別の会社です。他のファームのように単にコンサルティングがやりたいのではなく、コンサルをやりながら経営者になるための修行を積んでもらう。そうして自分たちで生み出した新しい会社とコラボレーションすることで、さらに新しい価値を作るなど、良いサイクルを生み出していきたいです。

――事業を拡大するための現状の課題をお聞かせください。

田代:組織の形が変わり続けていて、私たちにもまだ完成形がわからない。社会のニーズや自分たちがチャレンジしたいことに合わせて組織の形を柔軟に変化させながら、会社を成長させていかなければなりません。一般的に、組織は2~3年周期で体質を変化すべきだと言われますが、イグニション・ポイントでは、その5~6倍の速さで変化が起きている。そのスピード感を失わずにいたいですね。

私が事業責任者を務めるワークデザイン、エクスペリエンスデザイン、フィナンシャルアドバイザリーが正しく成長することで、6つの専門的な機能を会社として備えることができると考えています。例えば、ストラテジーが戦略を立てて、エクスペリエンスデザインが体験の形に昇華して、デジタルとテクノロジーで製品やサービスを作り、フィナンシャルアドバイザリーが資金調達や運用の面を見て、組織をどう回すべきかをワークデザインで考えるというように、ビジネス全体を作り上げることが可能になるのです。

安田:私は、人工知能(AI)やデータサイエンスなどの最先端技術を活用したコンサルティングを行うデジタルユニットと、大規模システム導入の支援やIT計画の策定支援などを行うテクノロジーユニットの責任者をしていますが、どちらのユニットも核となるのは「技術」です。プロジェクトを進めるためにはマネジメント力などは不可欠ですが、その根底には技術が必要です。

どういう形であれ、世界の最先端の技術に触れられる環境を社内に作り上げることが目下の課題です。そうでなければ、ITコンサルティングの分野でイグニション・ポイントならではの強みを持ち、新たな価値を顧客に提供することは難しいでしょう。

本間:今後、CXO候補をさらに大量に、かつ、スピードを上げて育成するべきだと考えています。そのためにはクライアントのプロジェクトの中でメンバーを鍛えることが重要です。そのサイクルがうまく回れば、ものすごいシナジーが生まれてくると思います。

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困難な局面に直面した際に、スリルを楽しめるか

――イグニション・ポイントにフィットするのはどんな人材でしょうか。

安田:我々のクライアントが、イグニション・ポイントを指名してくれていれることには、相応の理由があります。我々のクライアントは、能動的に動く人を求めている。指示に従って仕事をこなすだけではなく、能動的に課題を見つけ、自ら考えて行動するような人材が求められます。

また、経営参加意識がすごく大切だと思います。一般的に、組織の規模が大きくなると、徐々にそうした意識が薄れ、受動的な態度が目立つようになります。自分で環境を良くしていこうというアクションを取らず、与えられた環境に対してリアクションするだけみたいな。イグニション・ポイントは、まだまだ拡大フェーズにあり、これから組織を大きく・強くしていく段階にあるため、経営参画意識を持って、進んでアクションする人であれば、活躍できる場は多くあると思います。

本間:これはビジネスの性質上、仕方がないのですが、大手ファームにいると大量の紙(資料)を作ってプレゼンして、仕事としては完了ですが、その後に何も続かないケースもありますし、フィーが高すぎて、その後のフェーズを支援できないことも多々あります。そういう状況に物足りなさを感じている人や、飽き飽きしている人、頭の中に次々と浮かんでくるアイデアを形にしたい人に入ってきてほしいですね。

また、事業会社で新規事業を担当しているが、もっと主体的に、かつスピーディーにビジネスを作り出したいと思っている人にも、ぜひジョインして頂きたいです。

必要な資質でいうと、当社はイノベーション志向が強く、答えのない課題を扱っているため、ふわふわしたお題であったり、明確な答えがなかったり、何をすべきか前例がない状況下でも頭がフリーズしないで、自分なりに仮説を構築し、手探りでもよいので動きながらカタチを創っていける人に来てほしいですね。

当社は、半年も経つと、もはや違う会社に変貌してしまうほどのスピードで成長を続けているので、変化を楽しめる人じゃないと、逆にストレスになると思います。

イグニション・ポイントは、未来の起業家養成所みたいなところだと思っています。ひと昔前のように長年勤めあげるのではなく、ここで修行して、新しいビジネスを創出し、数年で自由に巣立っていけば良いと思っています。そして、巣立っていった仲間とコラボレーションし、また新しい価値を作り出すといった形で、イグニション・ポイントを起点にした、イノベーションクラスターを作り上げたいです。また、そういったことを一緒にやりたいというパッションを持つ、元気の良い人を仲間として迎え入れたいですね。

田代:多様な価値観を持つ異分野のプロフェッショナルが協力し合って、新しい価値を生んでいくためには、自分だけの価値観にこだわらずに、能力や考え方が違う他者をリスペクトできる人が良いですね。さらに言うと、困難な局面に直面した際に、スリルある状況を楽しめる人が望ましいと思います。特にマネージャー以上の人たちになると、自分たちが会社を作り上げているという意識が高い人も多いです。それを一緒にできる人に入ってきてほしいですね。

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コラム作成者
Liiga編集部
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