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「重要なのは、日々の業務にどう向き合っているか」。~エージェントが語る、PEに転職するのに必要なこと#2~

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プライベート・エクイティ(PE)業界の現状やPEで働く上での心構え、転職に備えた準備の方法などを、数多くの転職希望者を業界に導いてきた、スタート・プランニング・ジャパンの山崎正社長に教えていただく本コラム。第2回目の今回は、具体的な対策についてお尋ねした。

〈Profile〉
山崎正(やまざき・ただし)スタート・プランニング・ジャパン社長
早稲田大学理工学部卒業後、山一證券入社。以来、複数の金融機関で主に外国為替ディーリングに従事。2004年10月から、金融専門のエグゼクティブ・サーチビジネスを展開。投資銀行、PE、資産運用会社などと良好な関係を構築している。2010年スタート・プランニング・ジャパン設立。

本記事に登場いただいた株式会社スタート・プランニング・ジャパンにご相談したい方はこちらのボタンからご連絡ください。

転職を成功させるには、何が必要なのでしょうか。まず、マインドセットから始めましょう。PEをあなたのキャリアの中に、どう位置付けるかを決めておく必要があります。

長期的な投資で経営改善を目指すPEは、ファンドのクローズまで10年以上かかるケースもあります。この長い年月は、あなたのキャリアの中でも大きな割合を占めるかと思います。ただ、長いだけではありません。ご自分のキャリアの中でも、脂がのった時期かと思います。重要な時期をPEで、すごす覚悟はあるかどうか。

投資銀行のように、A社から同業のB社へ転職するケースが少ないPEではなおさら、同一のPEでのキャリア形成が必要になってきます。この覚悟があるかどうか。ご自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。

外資系金融機関でM&A担当だからといって、PEに転職できるわけではない

前回コラムで、PEに転職しやすいとして、投資銀行のM&A担当、戦略コンサルティングファーム在籍者、MBA取得者、総合商社在籍者をあげました。その中で、投資銀行のM&A担当が有利という話もしました。ですが、有利というだけで、PE転職が保証されているわけではありません。また、外資系金融機関の投資銀行部門でM&A担当だったからといって、PEへの転職が成功するとも限りません。

では、どんなことを心掛けていけばいいか。まず、M&Aの対象となっている企業を投資家になったつもりで評価してみては、いかがでしょうか。

投資銀行では、交渉でより有利な条件を勝ち取り、弁護士や公認会計士などの専門家の知見を駆使して、限られた時間内で案件を成立させれば、評価はされるでしょう。ですが、買収後、投資先の経営をいかに改善して企業価値を高めていくかがPEの業務であるため、投資銀行で案件を成立させる能力があるからといって、PEの業務に対応できるというわけではありません。

投資銀行のM&A担当でも、上司から与えられる業務だけをこなすだけではなく、ディール全体を常に考える訓練をする必要があります。企業の実情を理解して、企業が手掛けるビジネスが有望かなど「企業を見る目」を養っていかなければなりません。

戦略コンサルティングファームと比べると、事業の現状や将来性、ビジネスモデルについて、ディスカッションする機会は、少ないかと思います。PEでは、投資先のビジネスについて日常的に議論をしています。投資銀行でM&Aを担当し、PEを目指している方は、企業のビジネスを深く考察していく機会を作ってみてください。

PE転職を考えるなら、また、財務モデルを作成するときにも、心掛けてほしいことがあります。先輩が作成したモデルをそのまま使うのは、やめたほうがいいかと思います。クライアントの状況に応じて、モデルを一から作成するスキルを習得できないからです。

数多くの案件を抱えて、効率よく業務をこなす必要はあるかと思います。ですが、自分で勉強をして、使い勝手がよく、クライアントにとっても見やすく分かりやすいモデルを作成する力がないと、PEではやっていけないと思います。

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コンサル出身者でも求められる財務知識

では、戦略コンサルティングファームの方はどうでしょうか。財務諸表のうち、戦略コンサルティングファームの方が主に見ているのは、損益計算書でしょうか。投資銀行の方と比べて財務知識が不足しているのは、否定できません。これは強く認識しておく必要があります。

財務三表が連結したモデルを作成できる準備は必要かと思います。選考の段階では、コンサルの業務上、あまりなじみがない貸借対照表やキャッシュフロー計算書をきちんと理解していれば「基本がわかっている」という評価につながる可能性もあります。

戦略コンサルについて話をしていますが、総合コンサルはどうでしょうか。戦略コンサルと同様の業務に携わっているなら、PE業務と相性はいいかと思います。

ですが、会計システム導入を最終目的とするような業務に携わっているなら、PEとは相性はよくないと思います。公認会計士やMBAといった財務系資格を取得するなど、「武器」を備える必要があるかと思います。これは、総合商社の方も同じです。

「投資家として爆発力があるか」が面接で試される

必要書類の書き方については、次回に詳述します。こちらでは、人物面などを評価する面接について、述べていきたいと思います。

面接は複数回あります。会社によって、プリンシパルやヴァイスプレジデント、ディレクターなどと呼称は異なりますが、一定の職位以上の人とは、全員面接すると考えておいてもいいかと思います。ですので、候補者にとっても、PEにとっても、時間がかかるのが面接です。

面接官は候補者の何を見ているのでしょうか。例えば、ビジネスディスカッションするとします。まず、伝え方を見ているようです。言わんとしていることは分かるが、伝え方がよくないと、マイナス評価になります。頭の回転の速さや機転が利くかどうかも見ているようです。無茶な設問を振ってみて、どんな反応をするか見ます。

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もちろん、職位によって、確かめることは異なるようです。3時間にもおよぶこともあるモデリングのテストなどのテクニカルなスキルチェック、カルチャーフィットするか、投資家としての素養や魅力はあるか、などをチェックするようです。

投資家としての魅力、といっても漠然としていますが、面接官が考え及ばないような回答があると「新鮮な驚き」があるようです。投資家として爆発力があり、将来大化けするかもしれないと期待できるような人物、といったことでしょうか。

カルチャーはその会社によって異なります。PEファンドへの紹介実績が豊富なエージェントなどに聞いて、対策を立てるのがいいかと思います。

会食が設定されることもあります。時には、お酒も交えての食事をしながらざっくばらんに話をして、どういう振る舞いをするかを見ているようです。PEでは、投資先の社員とお酒を飲むことも、取引先と会食することも多いです。そういう場で、きちんと話ができる人かどうか。会食時は、普通に話をしているだけですが、確実に人物を見られています。

PE投資に対する熱意が試されている

PEに転職するには、短期間での準備では難しいことが分かります。繰り返しとなるかもしれませんが、モデリングやケースなどスキル面のトレーニングはもちろん、日々の業務にどのように向き合っているかが重要になってきます。

例えて言うと、PEはプロ野球に似ているかもしれません。プロフェッショナルとしてやっていきたい人は、幼いころから野球をやり続けています。熱意を持って、野球に取り組んできた、一握りの才能のある人がプロとして活躍できます。PEも同じだと思います。

学生時代にPEで働きたいと思ったが、新卒採用はしてないから、投資銀行や戦略コンサルにひとまず入って、基礎的なスキルを習得してからPEにチャレンジする方も多いです。

PEファンドに転職したい志望動機を熱意をもって伝えられるようにしっかりと志望動機を準備する事をお薦めします。その際に各PEファンドの投資スタンスや投資後の投資先経営への関わり方の違いなどをエージェントなどに聞いて、対策を立てるのがいいかと思います。

次回は、必要書類の書き方などについて、お教えします。

date_range 2020-01-02

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