「出る杭は“打たれない”」次々と起業家を輩出する新興コンサルファームの内幕とは
2020/04/28
#戦略コンサルで身につくスキル #コンサルを出てやりたいことを見つける #起業する

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IT領域に強みを持つ新興コンサルティングファームのビジョン・コンサルティング。コンサル未経験で入っても短期間で成長・昇進できることを特徴とし、さらにはここでの濃密な経験を生かして独立・起業する人材も多いという。なぜ起業家を多数輩出できるのか。実際に同社から巣立った丸橋翼氏へのインタビューを通して、独自の企業カルチャーを深掘りしながら、その真相に迫ってみたい。

〈Profile〉
丸橋 翼(まるはし・つばさ)
株式会社シヴァテナ 代表取締役
新卒で大手SIer(システムインテグレータ)企業に入社した後、SE(システムエンジニア)を10年経験。事業会社2社での勤務を経て2017年に株式会社ビジョン・コンサルティングに入社し、ITの知見と企画推進力を生かしつつ、ITコンサルタントとしてさまざまなプロジェクトに携わる。2019年に起業し、脳科学や心理学などの観点から、ビジネスパーソンが高いパフォーマンスを発揮できる方法論を提供している。

大企業は「出る杭は打たれるだった…」。個性が受け入れられる新興ファームへ

――ビジョン・コンサルティングに入社した経緯からお聞かせください。

丸橋:新卒では、上場しているSIerに入社しました。そこで10年を過ごした段階で、あらためて将来のキャリアをどう構築すべきかを考え直しました。SIerの事業を一言で表すならば、「お客様の希望をそのまま実現する」もので、何か新しい価値を生み出すわけではありません。そこで事業者側に回ろうと考え、メーカーと人材会社の社内SEを経験しましたが、正直言って自分が求めていた「何かを生み出す側」の仕事を得ることができなかったのです。

そうして新たな道を模索している中で、ビジョン・コンサルティングに出会いました。

実は、その当時はコンサルタントになろうとはまったく考えていませんでした。しかし転職活動中に会ったすべてのエージェントから、コンサルファームを勧められたのです。SEの経験があり、他方でSEらしからぬ積極的なコミュニケーションスタイルであるため、向いていると思われたのかもしれません。

最初は興味がなかったのですが、「そこまで言うなら…」と試しに、明確な志望動機を持たぬままビジョン・コンサルティングの採用面接に応募しました。そこで経営層から「世界一になる」という経営ビジョンを聞いて感銘を受け、その場で内定承諾書にサインをしていました。

――感銘を受けたのはどうしてなのでしょう。

丸橋:「世界一」はシンプルですが、力強い言葉ですよね。2014年設立の歴史が浅いベンチャー企業であるにもかかわらず、真剣にトップを目指す姿勢に心を打たれたのだと思います。私自身、「世界」や「1位」という言葉が好きということもあります。

また上場企業という「出る杭は打たれる」ような場所に長く勤める中、個性的とも言われていた自分の居場所は別なところにあると思っていたこともあり、その個性を受け入れてくれそうな“尖った”経営ビジョンに魅了されたのかもしれません。

「勝手なことをやるな」ではなく「どんどんやれ」。新人でも経営に参画できる

――では、実際に入ってみてどうでしたか。

丸橋:驚きましたね。今申したように大手企業ではある種の息苦しさを感じていましたが、ビジョン・コンサルティングは真逆で、「出る杭は抜擢される」文化がありました。自分の考えをしっかり発信・実行していけば、打たれることはなく、反対に高く評価されます。

また、一般的なコンサルタントは、まずひたすら現場で成果を出すことが求められると思いますが、ビジョン・コンサルティングではそれに加えて、会社の経営に自由に参画することが推奨されます。チャレンジしたこと自体を評価するため、誰でも挑戦しやすい雰囲気が作れています。

なので、私は入社直後から積極的に経営に口と手を出していきました。ベンチャー企業ということもあり、社内の仕組みなどは未成熟な面もあったので、「このままでは世界一になれない」という危機感が私の背中を押したのだと思います。積極的に人事に参加したり、社内に新たなコミュニケーションの場を作ったりしていきました。

普通の会社であれば「勝手なことをやるな」と、とがめられるかもしれませんが、ビジョン・コンサルティングには「どんどんやれ」と応援してくれる文化と、それを後押しする評価制度があります。

私の場合は自発的に動いたことが評価につながり、入社後半年でマネージャーに昇進しました。

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コミュニケーション力があればSE→コンサル転職は問題なし。ただ期待値の違いは要注意

――そもそも、未経験でコンサルファームに入社したことによる戸惑いや苦労はなかったのでしょうか。

丸橋:IT領域を主戦場とするファームなので、SEとの違いはスキルではなく、コミュニケーションだけだと感じました。誤解を恐れずに言えば、コミュニケーション能力が高ければ、ほとんどのSEがコンサルタントになれると感じました。現に大手ファームに在籍するコンサルタントでも元SEは多いですし、時には元SEの方がスキルが高いことがあるというのが実感としてあります。

私自身、コミュニケーション力にはある程度の自信があったので、未経験で転職してもまったく違和感を覚えることはありませんでした。むしろ天職とさえ思いました。

ただ、はじめてコンサルタントとしてお客様と対峙した時には、自分に対するお客様の期待値がSEの時とは違うと感じました。多くのお客様はSEに対して「とりあえず作業をしてほしい」と考えますが、コンサルタントに対しては「なんとかしてくれるはずだ」みたいな見方になります。

当然、受け止める側の姿勢も大きく違います。コンサルタントはSEのようにお客様の指示を待つのではなく、自分から仕掛けていかなければ何も動かない。主体性が求められる点に、この仕事の面白味があると感じました。

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また、ビジョン・コンサルティングの教育制度はとても面白く、これによって未経験だった私も素早くコンサルタントに必要なスキルを磨くことができました。社内教育というと、一般的には講師の話を一方的に聞くスタイルが多いかと思いますが、ビジョン・コンサルティングは対話型の講義を導入しています。そして1度受講した人は、次の回で講師側にまわるんです。

私も、なんと入社2日後に社内講師をやることになり、「健康と脳」という題材のみを与えられ、カリキュラムなど内容はすべて任されました。テーマのみが与えられるので、内容はすべて自分で考えなければいけません。各々の講義のゴールも自分で設定します。コンサルタントは考える力がなければお客様に価値を提供できないので、講義でもひたすら考え続けることが求められるわけです。

ビジョン・コンサル→起業で「人生が変わった」。独立が多いのは、コンサル力だけでなく 「自主性と営業力が養われるから」

――未経験でも比較的スムーズにコンサルタントとして経験を積めたわけですね。では、ビジョン・コンサルティングに約2年勤めた後に起業した経緯をお聞かせください。

丸橋:ビジョン・コンサルティングに勤務しているときから、採用活動や営業の一環として、夕方以降は様々なセミナーや交流会に参加していました。良い人材がいたらスカウトもできるし、お客様の候補も見つかると思ったからです。

やがて、その流れで自分でもセミナーや交流会を開催するようになりました。テーマは社内研修で好評だった「健康と脳」。通常の仕事をしながら月に3~4回程度、セミナーを開いていきました。

それを1年半ほど続けたタイミングで、受講生たちを対象とした人材教育事業を立ち上げようと考え、ビジョン・コンサルティングに在籍しながら起業しました。セミナーを開催していることも、起業を考えていることも正直に会社に伝えており、反対されるどころか、むしろ応援をしてもらえました。

――それは心強いですね。

丸橋:私が起業第1号というわけでなく、すでに何人もの先輩がビジョン・コンサルティングから起業という形で巣立っているためかもしれません。起業が多いのは、ビジョン・コンサルティングという会社に在籍することで、自主性と営業力が養われるからだと分析しています。特に創業者の佐藤大介社長は圧倒的に営業が上手く、私もそこから多くを学ぶことができました。

ちなみに、新興ファームでありながら年収水準が高いのも、この営業の強さに起因すると思います。安く仕事を請け負うのではなく、本当にコンサルティングの価値を認めてくれるお客様を獲得できているわけです。このため、給与面で不満を言う社員はいませんでしたね。

――丸橋さんにとって、ビジョン・コンサルティングで過ごした2年間はどのような期間でしたか。

丸橋:脱皮するためのトレーニング期間とでもいいましょうか、この2年間で人生が大きく変わりました。それこそ、立ち居振る舞いから言葉選びまで、ビジネスの基礎をたたき込まれたような気がしています。また、ビジョン・コンサルティングに入ったことで、それまでずっと持っていた「勝手な行動はしない」「自分の役割のみに力を入れる」といった、会社員の固定観念がすべて覆されたような気がしました。

――今後の目標を教えていただけますか。

丸橋:まずは立ち上げたばかりの会社を軌道に乗せること。現在、ビジネスパーソンに会社で最大限のパフォーマンスを発揮してもらうための研修事業を展開していますが、この取り組みを通じて、日本の経済を底上げしていきたいですね。

これからも、ビジョン・コンサルティングとの良い関係は続いていくと思っています。私の事業を通じて、「これは!」と思う人材に出会ったらぜひビジョンに入るよう勧めたいですね。なぜなら、ビジョン・コンサルティングに入ればその人は急成長しますし、そうすれば将来的に強力なビジネスパートナーになるかもしれませんから。

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コラム作成者
Liiga編集部
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