グローバル大手だが日本ではベンチャー。成長ステージのキャップジェミニが若手に選ばれる理由
2020/07/22
#事業会社からコンサルになる方法
#ベンチャーに飛び込みました

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世界50カ国・地域に約27万人の従業員を抱え事業展開するコンサルティング・ITサービス企業のキャップジェミニ(本社=フランス)。本拠地の欧州を中心にグローバルで高シェアを確保しているものの、日本法人は2013年設立と歴史が浅く、成長の真っ只中にある。この「グローバル大手だが日本ではベンチャー」という独自の魅力に惹かれ、同社の門戸を叩く20-30代の若者が増えている。今回は日本法人の主力の一つである製造&サービス部門へメーカーや他コンサルティングファームから転職した2人に、成長し続けるコンサルティングファームの良さや実際のプロジェクトについて語ってもらった。

〈Profile〉
写真左/栃木 佑太(とちぎ・ゆうた)
キャップジェミニ株式会社 製造&サービス部門 シニアコンサルタント
国内大学院の工学研究科修士課程を修了後、日系大手重電メーカーに入社。社会インフラシステムの海外事業戦略や研究開発などのプロジェクトを経験する。その後、国内大手コンサルティングファームに移り、途上国向け社会インフラ構築プロジェクトのPMO支援や大手消費財メーカーのITシステム導入支援などを担当。キャップジェミニに転職してからは、精密機器分野などの製品開発プロジェクトに携わる。
同右/山内 渉(やまうち・わたる)
キャップジェミニ株式会社 製造&サービス部門 コンサルタント
米国の大学のアーツアンドサイエンス学部を卒業後、日系大手総合電機メーカーに入社、産業メカトロニクスの拡販に従事する。2015年8月、キャップジェミニに転職。自動車、精密機械、電機、医療、消費財分野などのプロジェクトに携わる。

「達成感を得られる」「キャリアパスを自分で作れる」ベンチャー気質のコンサルティングファームだからこそ得られること

――おふたりとも日系メーカー出身ですが、どのような経緯でキャップジェミニに入社したのでしょうか。

栃木:大学院修了後に勤めた国内大手メーカーでは、社会インフラ事業の海外展開のプロジェクトに関わっていました。設計開発を経験した後、フロントSE(システムエンジニア)として製品拡販戦略やシステム構想の策定といった上流側の業務を主に担当しました。技術系の職種でしたが、お客様と直接コミュニケーションを取りながら物事を進めていくことが得意でしたし、自分の強みでもあると感じていました。

そういった業務に携わる中で、よりビジネスサイドでの経験の幅を広げていきたいと考えるようになりました。異業種への転職も視野に入れつつ「環境を変えてみたい」という想いが沸いてきたんです。さまざまな業界のビジネスに触れることができ、メーカーとは異なる視点でモノづくりの経験を生かせる職として、次第にコンサルティングファームが魅力的に映るようになりました。SEからのキャリアチェンジとして、2社目に国内のコンサルティングファームを選んだのはこのためです。

コンサルタントとして自信をつけていく中で、事業会社での実務経験やバックグラウンドをより生かすことができる環境下で自分の力を試してみたいと思い、製造業に強いグローバルなコンサルティングファームを探す中で出会ったのがキャップジェミニです。製造業が抱える様々な課題に対して、自分が当事者として日本のモノづくりの現場で経験してきたからこそ提供できるソリューションや付加価値があると感じました。

また、キャップジェミニはグローバルでは大規模なコンサルティングファームでありながら日本ではまだアーリーステージであるため、ベンチャー的な要素がある点も魅力的でした。少数精鋭だからこそ、自分の色が出せる。1社目も2社目も大きな組織の中にいたので、新鮮なチャレンジになると考えたわけです。 description

山内:私は学生時代からコンサルティングファームに興味を持っていました。将来的にこの業界に来るつもりでしたが、まずは大手の事業会社を経験したいと思い、国内大手電機メーカーに新卒で入社しました。産業メカトロニクスの拡販などに約3年携わった後、コンサルティングファームに移ることを決めました。実は、新卒入社時から3年で転職しようと思っていたんです。

どうしてキャップジェミニを選んだのかという理由については、栃木さんと共通する部分があります。私も前職が典型的な日本の大企業だったので、次はベンチャー的要素のある企業に入社したいという想いがありました。大企業だとずっと同じことをやる人もたくさんいますし、“埋もれる”リスクもありますから。

一方、キャップジェミニはグローバルでは大企業でありつつ、日本ではまだスタートしたばかりの会社。こちらの方が幅広い経験ができ、また手を挙げればグローバルな仕事のチャンスも与えられやすいのでは、と考えました。 description

――共通してベンチャー的要素に惹かれたというのが面白いですね。

栃木:実際に入ってみて、その良さを実感しています。少数精鋭で一人ひとりの役割範囲が広く、与えられる裁量権も大きい。若手でもモチベーションとケイパビリティが高ければチャレンジの機会が与えられますし、仕事上でエグゼクティブ・マネジメントクラスの方々と直接対峙する機会もあります。特に、若手は貴重な経験を積めるのではないでしょうか。

これまで大手のメーカーやコンサルティングファームを経験してきましたが、私は今の環境に満足しています。メンバーが少数だと、何かをやり遂げれば、その成果に対するフィードバックをダイレクトに受けられます。もちろん、責任は伴いますが、大手のように「組織の中の一人」としてではなく、個人として達成感を得られるところにやりがいを感じます。

山内:また日本の大企業だと、入社した時点で自分の意思とは関係なく、先々進むレールが決まっている面があります。ところがキャップジェミニでは、ある程度自分でやりたいことを選び、自分でキャリアパスを作ることができます。この差は大きいですね。

海外チームとも連携しグローバルメーカーを支援。指示は仰がず「自分で判断する」

――実際にどんな案件に携わっているのですか。

栃木:私は精密機器メーカーを中心に、製品開発領域におけるプロジェクトマネジメント(PM)支援に従事しています。研究開発部門が直面する様々なマネジメント課題に対して、プロジェクトガイドラインの策定から導入プロセスの立案・計画、実行、定着化まで一貫した支援に関わっています。

その中で私は、進捗管理や課題・リスク対応といったマネジメント業務を中心に支援しながら、プロジェクト全体の業務プロセスの改善やPM力強化の取り組みについても現場レベルで推進する役割を担っています。

案件の責任者である上長には定期的に活動状況を報告していますが、担当領域の具体的な支援内容については基本的には自分で検討を進め判断しています。常に主体的に考え、行動することが求められるため責任感が必要となりますが、先ほど触れたように裁量権が大きいので、スキルアップしながら経験の幅を広げるには、とても適した環境だと感じています。

我々のお客様は各業界の大手企業であるため、大規模かつ高いレベルのサービス品質が要求されますが、難易度の高い案件が完了したときは、大きなやりがいを感じます。

山内:私はグローバル案件にも関わっており、外資系自動車メーカーのグローバルパッケージ導入に向けた現状分析プロジェクトでは、お客様の欧州本社のBPR(Business Process Re-engineering)チームとも連携しながらプロジェクトを進めました。具体的には、グローバル共通システムの仕様や機能のFit&Gap分析を行いながら、日本のマネジメント層や主担当者にもヒアリングし、定性・定量的な業務分析を通じBPRに向けた課題や改善テーマを抽出しました。国内外かかわらず、必要な情報を得るためにいかにお客様と迅速に良好な関係を築けるかが難しいプロジェクトでした。

また、精密機器メーカーの製品開発過程におけるQCD(品質、コスト、納期)に関する調査を担当したときには、日本だけでなく欧州や米国の製造や物流の調査を実施するために、現地に赴きキャップジェミニのドイツチームと一緒に調査を行いました。海外のキャップジェミニには優れた人が多くいて、国を問わず連携し、とてもスピーディーで協力的に動けるのが素晴らしい組織だと感じました。最終的に、日本のヴァイスプレジデント(VP)やシニアディレクター(SD)にも助言してもらいながら、適切なアプローチを検討し調査を進めることができました。

VPとSDはエグゼクティブ層なので相談できる時間が限られていますが、それでもしっかり意見をもらうことができます。聞きに行けば必ず教えてくれる人が上にいるのは非常にありがたいです。ただ、ある程度形にしてから相談しないと彼らの時間を無駄にすることになるので、自分で考え抜く力が鍛えられていると思います。

受け身の姿勢ではダメ。主張があり、なおかつ“魅力”のある人に来てほしい

――少数精鋭であること以外に、キャップジェミニの強みや職場環境の良さがあれば教えてください。

栃木:私がこの会社を選んだ理由の一つでもありますが、社内に製品開発チームを有しているのは他ファームにはない特徴です。製品開発のチームとビジネスコンサルティングのチームのコラボレーションが日本でもより一層強まっていくことで、国内外の製造業の製品開発領域に向けた新しいソリューションの提供が可能となっていくものと期待しています。

山内:別の魅力としては、働き方が自由ですね。メーカーから来て驚いたことの一つです。参加するプロジェクト次第ですが、私の所属する部門では裁量労働制が適用されていて、時間管理は自分の裁量に任されており、出退勤含め日々の労働時間を自由に決めることができます。また、社内の雰囲気が明るく、コミュニケーションを取りやすいのも特徴です。海外から来たメンバーが多いためかもしれません。

――どんな人がフィットしそうでしょうか。

山内:優秀な人、よく働く人はもちろんですが、何かしら魅力がある人ですね。キャップジェミニには「セブンバリュー」という、人として“あるべき姿”を表す7つの言葉があるのですが、コンサルティングファームは人そのものが商品だったりするので非常に大事にされています。

栃木:確かに、我々は様々なメンバーとプロジェクトチームを組成して、周囲の人を巻き込みながら仕事を進めていくので、山内さんがいうように人間的な魅力をポテンシャルとして備えていないとなかなか難しいですね。お客様とのコミュニケーションに加えて、上司、同僚、部下などの社内メンバーと信頼関係を築いていくことも、仕事を円滑に進めていくうえで重要ですよね。

山内:あとはキャリアパスをしっかり描ける人でしょうか。プロジェクトが終わるたびに、「次にどのプロジェクトに参画したいか」「何に興味をもっているか」と聞かれるので、「自分はこうなりたいから、次にやるべきなのはこれ」といったことを、常に逆算して考えておく必要があります。

栃木:そういう意味では、自己主張することは必要ですね。キャップジェミニは、一人ひとりの主張に対して、しっかり応えてくれる組織です。逆に言えば、積極的に手を挙げて前に出ていかないとチャンスを得にくいこともあるので、「依頼されたからやります」という受け身の姿勢の人にはもったいない環境かもしれません。ぜひ、プロアクティブにチャレンジし続ける意欲を持った方々と一緒に働きたいですね。 description

コラム作成者
Liiga編集部
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