ケース問題ではどう「思考」すべきか。プロによるケース面接対策 #03
前パートの振り返り
前回のパートでは、「ラーメン屋の売上を推定し、その売上を上げる方法を考えてください」というテーマに対し、「ありがちな良くない例」の様になってしまうのは、「情報・視点を収集する」プロセスがないことが大きな原因であることと、この「情報・視点を収集する」プロセスは、「必要だ」と意識していてもなぜうまくいかない人が多いのかを示しました。
前回のコラム:仮説思考の間違った実践とは|プロによるケース面接対策(2)
前パートのまとめ
・本来考える上で、まず思考を「発散」させ広く物事を把握する必要があるが、その時に「ツリー形状」という思考を「収束」させるツールを利用してしまうと、うまく思考を発散できない
・与えられた方眼紙には、面接官に「伝える」内容と、自身が考えるための「伝えない」内容の両方を書くべきなのに、書いた内容を全て話す前提で利用するため、思考の発散がうまくいかないことが多い
本記事の内容
今回の記事では、「どのようにケースを進めていくか」というテクニカルな話について、具体的な段取りの1例を示します。
前回の記事を読んでいることが前提なので、まだ読んでいない方はそちらを閲覧してください。
今回の例示を利用する上での注意点
この記事を読む中で気を付けていただきたいのは、「提示されるのはあくまで1例」であり、「具体的すぎるアドバイスであるため、コンサルタントによって大きく考え方が異なる」ことです。
そのため、具体例そのものだけでなく、「なぜその具体例が良いのか」という「抽象的」な意味合いを取得していただけると、汎用性が高くなります。
最初の3~5分で意識することは?
前回の記事の内容を踏まえて、実際の面接ではどうすべきでしょうか。
最初の3~5分で意識すること
・「情報・視点を収集する」上で「最初の3~5分間」くらいは、仮説思考より総花的な思考が不足していないことを意識して行う
・「考える内容の幅を狭めない・思考を発散させる」ため、いきなり「ツリー形状」による整理から始めるのは避ける
私であれば、面接官に話さない内容を書くスペースを方眼紙上に用意し、最初の3~5分間で下記のようなことを書きます。
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