同化ではなく、違いを認める。受け入れる側も飛び込む側も経験した、女性管理職2人にとっての「D&I」

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ダイバーシティー推進への取り組みは、多くの企業にとって急務だ。性別や国籍、働き方など、志向の異なる多様な人材を集め、さらにそのメンバーのパフォーマンスを最大限に引き出すための環境を整える――。こうしたD&I(Diversity and Inclusion)の考え方も社会に浸透してきている。PwCアドバイザリー合同会社(以下、PwCアドバイザリー)でM&A業務に携わるパートナーとディレクターに、女性がキャリアをどのように描ける企業なのか、同社のD&Iについて語ってもらった。

〈Profile〉
写真左/櫻井奈穂(さくらい・なほ)
パートナー。
公認会計士2次試験合格後、中央青山監査法人に入社し法定監査、任意監査などに従事。2006年にPwCアドバイザリー合同会社に参画。グローバルPEファンド、海外事業会社、国内事業会社を主なクライアントとし、クロスボーダー案件に多数関与。財務デューデリジェンスを中心に、事業計画策定支援、買収後の月次マネージメントレポートの導入支援などにも従事し、さまざまな業界の多様なM&A案件の経験を有する。うち、2011年から2年間PwC米国のフィラデルフィアオフィスに赴任し、米国企業をクライアントとする財務デューデリジェンスを中心としたM&A案件に関与。
同右/大田シャリー(おおた・しゃりー)
ディレクター。
PwC香港に新卒入社。運輸・物流、エネルギー・資源、エンジニアリング、サービスなどの業種を中心に、監査およびアシュアランス業務に従事。4年間の監査経験を経て渡日。大学院を卒業後、2012年にPwCアドバイザリー合同会社に入社。主に海外企業(欧州、北米、東南アジア、中国など)による日本企業の買収・投資案件に関与。デューデリジェンス、ディールの実行支援、契約書交渉支援などに特に経験を有する。現在自動車、重工業・産業機械、素材といった製造業(IMAR:Industrial Manufacturing Automotive Resources)セクターに所属。スタートアップから成熟企業、総合商社およびプライベート・エクイティまでさまざまな事業ライフステージの企業に対してアドバイザリー業務を提供。


監査経験を積み、キャリアアップに向けてM&Aの世界へ

――お二人のこれまでのご経歴と、現在の業務について教えてください。

櫻井:中央青山監査法人で6年間監査経験を積み、キャリアアップのためにPwCアドバイザリーに転籍しました。現在は、クロスボーダー案件の、財務デューデリジェンスを主に担当しています。2011年から2013年まではPwC米国のフィラデルフィアオフィスに出向し、現地でも同様の業務に携わっていました。

PwCアドバイザリーへの入社を決めたのは、監査経験を生かせるキャリアステップを考えたときにM&Aの世界に興味があったから。それから、M&Aという企業にとっての大きな転換期に関われるところに魅力を感じたのもありましたね。

大田:私は香港の出身で、PwC香港に新卒で入社しました。監査の経験を4年積み、PwC香港を退社して日本に来ました。以前から日本語に興味があったので、日本で語学学校へ通い、さらに大学院で言語学を修め、日本で就職しようと考えました。

現在はディールのIMARセクターで、海外企業が日本企業買収を行うインバウンド案件をメインに、財務デューデリジェンスを担当しています。

ゼロから知識を身に付けていくよりも、自分の専門性をブラッシュアップしていける仕事に就きたいと考えました。香港にいた頃からなじみのあったPwCで仕事をしたいと思い、PwCアドバイザリーへの入社を決めました。

description 大田氏

「マイノリティー側」として組織へ飛び込んでいく経験ができた

――貴社では海外企業とのやりとりも多く、ダイバーシティーの推進には積極的な印象を受けます。特に魅力だと感じるのは、どのような部分ですか。

櫻井:PwCのグローバルネットワークがあるところです。「Global Mobility」といって、希望者を対象に海外にあるPwCのネットワーク企業で経験を積める制度があり、私自身もそれを利用してアメリカのフィラデルフィアへ2年間出向しました。

一方、海外から日本のオフィスへ来る人もいるため、普段の業務でもさまざまなバックグラウンドの人と関わる機会は必然的に増えます。多様性に関する寛容さのようなものは、自然と身に付く環境だと思います。

――フィラデルフィア赴任を経て、ご自身に何か変化はありましたか。

櫻井:アメリカの同僚と一緒に働く中で、プライベートな時間も大切にしながら、うまく時間管理して働いている人が多いなと感じました。例えば、家族との夕食時間を大切にするため早めに会社を出ても、仕事の手抜きはなく、きちんとやるべきことをやっています。このような風土ができ上がっているのは、メンバー同士がそれぞれの時間を尊重し合っているからだと思いました。このときの経験は、私自身の働き方に関する価値観を変えるきっかけとなり、私もやるべきことに優先順位を付けて行動できるようになりました。

――赴任中、どのようなことに苦労しましたか。

櫻井:やはり言語や文化の壁は大きかったです。赴任当初の英語力はいわゆる受験英語と、初級のビジネス英語だけ。会議でもメンバーのスピード感ある議論に入っていくことができませんでした。

そこで、自分の場所をどう見つけていったかというと、日常の中で自分の得意なことや日本のことを話して興味を持ってもらうことでした。一人の人間として、というと大げさかもしれませんが、友達になるのと同じように自分のことを知ってもらい、人間関係を築いていきました。

こちらが伝えようとすれば、メンバーは丁寧に聞いてくれる。私ができないことは、快く手を貸してくれました。それは人を大切にするPwCのカルチャーでもありますが、得意分野の仕事を少しずつ任せられ、強みを発揮できる場面に出合えるようにもなりました。

フィラデルフィアでは「日本人」の数は少なく、私はマイノリティー側でした。こうして少数派の立場として飛び込んでいく経験ができたのも、グローバルネットワークがあったからこそだと思います。ここでも、自分の価値観は大きな影響を受けました。

description 櫻井氏

日々、多面的な視点からダイバーシティーを考えるD&Iチームの存在

――組織へ飛び込んでいく経験、というと大田さんは香港の出身で、日本企業への就職をした立場ですが、当時を振り返ってどう思いますか。

大田:私も入社当初は日常会話レベルで、ビジネスで使うような日本語はできませんでした。そこで私が気付いたのは、「ネイティブにはなれない」ということなんです。一言、言葉を発するだけで、相手は私が日本人ではないと分かります。言葉だけではなく、行動様式も違います。どれだけ日本人らしく振る舞っても、私は日本人ではないんですよ。

それを意識した2016年頃から、とても気が楽になりましたね。言葉や振る舞いを日本人に寄せようとするのではなく、香港出身者として堂々と振る舞えるようになりました。皆さんが私に求めるのは、日本人らしさではなく、むしろダイバーシティーそのものだと悟ったからです。

実は、敬語の使い方は難しく、今も苦手です。しかし、アドバイザリーという仕事は、幸運なことにクライアントと対等に会話していくシーンも多いので、あまり気にし過ぎることなく仕事ができています。

――完全に同化するのではなく、違いを受け入れてもらうこと。D&Iの本質に迫る言葉ですね。PwCアドバイザリーのD&Iにまつわる取り組みで、大田さんが特に強みだと感じていることはありますか。

大田:D&Iチームがあることでしょうか。人事メンバーや実務メンバーなど、さまざまな社員から構成されるチームで、社内でマイノリティー側にある人の働きやすさやキャリアについて考えています。

私は女性で、かつ日本人からすると、外国人という複数のマイノリティー要素を持っているので、このチームの活動に誘われて参加しています。最近は女性活躍にまつわる取り組みが多く、チームを越えたネットワーク構築やリーダーシップ研修も行われるなど、女性のキャリアにプラスになるようなプログラムも増えていますね。

こうしたD&Iチームの存在が、D&Iへの意識提起に重要な役割を果たしていると考えています。D&Iの活動を通じて、実際のアウトプットが生み出され、それがPwCのD&Iを成長させています。「ダイバーシティーを推進する」と宣言するだけではなく、その成果を生み出し続けている点にも注目してほしいです。

櫻井:私は昨年からD&Iチームの一員として活動しています。D&Iチームは、ダイバーシティー推進が活発化する前から存在していたと聞いていますし、当社がダイバーシティーや働きやすさを考え続けてきた証しであると思います。

女性活躍に限らず、外国人やLGBTQ(性的少数者)、障がいのある人の採用など、さまざまな角度からD&Iに取り組んでいますし、それが近年でさらに活発になっている印象です。

個々のライフスタイルに合わせて働き方を選べるように

――実際に女性が働いていく上では、結婚や出産といったライフイベントとキャリアを天秤に掛けねばならない場面があるのでは、と心配する人も少なくありません。お二人は、ライフイベントにまつわるキャリアへの影響はどのように考えていますか。

大田:私は日本人の夫と結婚し、生活が少し変わりました。結婚するまでは、仕事とプライベートとの隔たりがあまりなかったです。M&A関連の仕事は、リアルタイムの対応を求められる要素もあることから、いつでも仕事に対応できるのが、自分の中では当たり前のことでした。私はそう思わないのですが、他の人から見ると仕事優先の人間だと思われたかもしれません。

しかし結婚してからは、生活リズムや時間配分といったさまざまな意味で、仕事と家庭のバランスをもう少しうまく両立しないといけないと思うようになりました。なぜなら、夫の「家族そろって夕食を取りたい」「夫婦の時間を大切にしたい」というリクエストに応えたかったからです。

このような「仕事と家庭の両立」については、リモートワークの活用で自然と悩まなくなりました。

もともとPwCアドバイザリーには、働き方改革の一環で「週に一回程度、自宅で仕事をしてもよい」というルールがありましたが、平日は出勤することが普通だと思っていましたし、業務もうまく回っていましたから、特に意識して活用することもなかったんです。

ところが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響で、世の中の働き方が大きく変わり、当社でも原則リモートワークになりました。今までの「普通」に対する考え方や意識も変わってきています。働き方も一通りではなく、社員のライフスタイルに合わせた選択ができるようになりつつあると思います。

また、私は出産経験がありませんが、私の周囲には出産を経た女性社員がいて、彼女たちは時間に制約がある中で、どのように成果を出すか工夫していました。このような状況では、チームの理解と協力が不可欠で、これがあるかないかで、状況が大きく変わると思いました。

櫻井:最近は、男性社員が育児休暇を取るケースが増えていると感じますし、リモートワークが定着したおかげで「自宅にいる時間が増えて、仕事の合間に育児に参加できるようになった」という男性社員のポジティブな声を聞くこともあります。

求めるのは、変化を楽しみながら、しなやかに考え動ける人

――貴社が求めているのは、どのような人でしょうか。

櫻井:M&Aという非常に動的なプロジェクトを扱うので、柔軟性は必須です。日々変化する環境に身を置きながら、自分を高めていくために前向きに行動できる人は得られるものも大きいと思いますよ。

大田:PwCのグローバルネットワークで働いている人は、本当に多様化しています。国籍や性別だけでなく、働き方や性格というところまで突き詰めると、誰一人として同じ人はいませんし、お互いに「自分とは違うな」と感じることもあるでしょう。その違いを拒絶せずに、受け入れて楽しみながら仕事ができる人は当社に向いていると思います。

変化を楽しめることは、PwCで成長するのにとても重要なスキルといえます。刺激や変化の中で、その変化を常に「Welcome」と思える人をお待ちしております。

櫻井:そうですね。M&A業界やアドバイザリーの仕事に少しでも興味があるのであれば、PwCで一歩踏み出してほしい。スキルアップできる環境ですし、国境を越えた多くの出会いを通して大きく成長できるはずです。

description 大田氏(写真左)と櫻井氏


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date_range 2021-07-14

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