最短9ヶ月で修了。会計事務所・コンサル転職につながる資格を取得する。市場価値を高めるための必修知識「意思決定のためのファイナンス」~アビタスのトップ講師が基礎から解説~
2021/10/14

description Liiga読者の皆様の中には、将来的に会計事務所やコンサルティングファーム、金融機関、はたまたスタートアップのCxOへの転職を検討されている方も多いかと思われます。

しかし、会計事務所や監査法人に転職・活躍するには公認会計士などの関連資格やそれに準ずる深い会計知識が求められます。
また、人気職種であるコンサルティングファームや金融機関への転職は、未経験からの転職が増えたとはいえ狭き門です。CxO、経営幹部は言わずもがな。それらの企業のプロパー社員に負けないレベルにまでご自身のスキルを磨くこと、またそれを証明することが重要となります。

そんな中、これまでにも多くの方が取得を通してキャリアアップを実現させている資格が存在します。それは、USCPA(米国公認会計士資格)です。多くの方が耳にしたことはあると思いますが、実は転職市場において非常に高付加価値な資格なのです。本プログラムの卒業生には、MBB(マッキンゼー・BCG・ベイン)のパートナーに若くして就任された方もいらっしゃいます。

世間一般のイメージとは違い、監査業務等に従事するUSCPAホルダーは全体のわずか4割です。USCPAを所持していること、また実務に生きるその能力はビジネスシーンで非常に重宝されます。そのため先述のように一流のコンサルタントとして活動される方は稀有な例ではありません。

この度Liigaは、USCPA取得において圧倒的な合格者数を誇るAbitusが開講するUSCPAコースの無料体験講座を共催することとなりました。本記事ではUSCPAの基本とその魅力、取得する上で困難になる点と学習法について明らかにしていきます。

USCPA取得のためにキャリアを中断する必要はない。働きながら取得できる高付加価値の国際資格

そもそもUSCPAとは?

そもそもまず、USCPAとはどのような資格なのでしょうか。
USCPAとは(U.S. Certified Public Accountant, 米国公認会計士)の略称であり、米国各州が認定する公認会計士資格です。100年近い歴史をもち、現在では日本をはじめ世界中の様々な業種、職種、年齢の方が就・転職、キャリアアップなどの目的でUSCPAにチャレンジされています。
他の資格と一線を画す特徴は、活躍の場が広いことです。現在AICPA(米国公認会計士協会)に登録している会員は、60万人を超えますが、会計事務所で監査業務等に従事するUSCPAは、全体の4割に過ぎず、6割は事業会社や官公庁で会計・財務を中心とする幅広いポジションで活躍しています。

試験の仕組み

それでは試験の仕組みについて説明します。
試験は英語試験になります。にもかかわらず、日本会場での合格率は2019年には41.2%にのぼります。
これはUSCPA取得後にスキルアップをしていくという前提の下、合格者数を決めずに基準を突破した受験者を全員合格させるシステムに由来しています。
日本会場という表現から分かる通り、2011年からUSCPAは国内受験が可能です。
形式としてはテストセンターで受験ができるCBTであり、FAR(財務会計)、BEC (ビジネス環境及び諸概念)、AUD (監査及び証明業務)、REG(諸法規)の四科目を一科目ごと、ほぼ毎日受験することができます。
以上のような特徴から、USCPAは働きながらでも計画的に学習を進めることで取得が可能な資格といえます。

資格として、また実務に生きる能力として。USCPAホルダーが活躍できる理由

それでは、USCPAの魅力について説明していきます。
USCPAの魅力としては、資格としての価値と実務的価値の両面が存在することがあげられます。

資格的価値

USCPAを取得することであなたのキャリアパスが開けるのみならず、取得している人のみが就くことのできる業務も存在します。

米国株式市場公開業務 この業務はグローバルな金融市場から有利な資金調達を実現するのを主目的として、ニューヨーク証券取引所やNASDAQへの株式公開に携わる業務です。米国株式市場での上場の際には、社内に十分な数のUSCPA(米国公認会計士)スタッフが在籍していることが必要となるため、USCPAホルダーが重宝されます。

監査法人/会計事務所への転職 米国系大手会計事務所では、日本に進出している米国系企業に対して、米国監査基準による監査業務も行いますので、USCPA(米国公認会計士)への強いニーズがあります。また、最近では日本の大手会計事務所からのニーズも急増しており、日本の公認会計士(補)と同様に採用されるケースも多くあります。

海外大手会計事務所への転職 海外の大手会計事務所にて、日本企業の海外子会社・支店を対象に各種の会計サービス業務を担当するために、日本人USCPA(米国公認会計士)への求人ニーズがあUSCPAは国際資格として世界的に評価されるのみならず、取得する中で身に付く知識も魅力的です。取得に向けて学習をすることで、ビジネスパーソンに必要なコアスキル(英語・会計・IT・法律・ファイナンス)を効率的に身につけることができます。

このように、USCPAを取得することでさまざまな業務ににつくことが可能となり、資格として非常に高い価値を持っていることがわかります。

実務的価値

USCPAは国際資格として世界的に評価されるのみならず、取得する中で身に付く知識も魅力的です。取得に向けて学習をすることで、ビジネスパーソンに必要なコアスキル(英語・会計・IT・法律・ファイナンス)を効率的に身につけることができます。
先述した通り、会計事務所で監査職に従事しているUSCPAホルダーは4割程度に過ぎず、残りの6割はその知識を生かして他のフィールドで活躍されています。以下の図で実際の割合を見ても、コンサルティングファームなどで活躍されている方が多いことがわかります。
例えば、Liiga会員の皆様の転職先として非常に人気なコンサルティングファームでの実務においても価値を発揮します。

国際ビジネスコンサルティング:外資系コンサルティングファームが得意とする国際ビジネスコンサルティング。海外での子会社の設立・運営に関する経営・財務面での調査実施、経営戦略立案などの総合的なアドバイス業務を行う上では、米国会計・商法・監査・税務などの幅広い知識が必要になります。

税務コンサルティング:海外へ事業展開をする際には現地税制への対応はもちろんのこと、最適立地や事業形態・投資形態などについてのアドバイスが重要です。また、節税子会社の設立の動きも盛んであり、連結納税制度やアメリカの各種優遇税制に関する知識を持っていることで提案の幅が広がります。

会計システムコンサルティング:現在、ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージといった欧米型の会計システムの導入が急速に進んでいます。時価会計・連結会計時代に合致した先進的な会計システムを構築するためには米国会計基準を理解する人材となる必要があります。

また、将来的にスタートアップのCxO・経営幹部を目指す方にとっても、USCPAは魅力的な資格となるはずです。
経営判断にファイナンスリテラシーが重要になることは言わずもがなですが、ファイナンスリテラシーの非常に高い投資家を相手にするわけですから、CFO以外も上述のコアスキルを身につけておくべきと言えるでしょう。

以上のように、USCPA取得を通じて学んだ知識は実務でも大きな価値を発揮します。つまり、USCPA自体が、あなたにその能力があることを証明する資格であることは間違いありません。

出願や要件を満たすだけでも一苦労?学習だけでないUSCPA取得のハードル

本記事ではここまで、試験の形式やUSCPAを取得することのメリットをまとめてきました。では試験の難易度や学習形式はどうなっているのでしょうか。

英語での会計知識と挫折者の多さ。働きながらの取得はより困難

合格者は41.2%と先述しました。これだけを聞くと、試験が容易な印象を持たれるかもしれません。しかし受験者の母体は大卒以上の方であることを考えると、50%以下の合格率は低いと言えるのではないでしょうか。
実際には勉強を始めたものの受験に辿り着く前に挫折した方もいます。
多くの方が会計初心者として学習を始め、働きながら1年間以上努力を続けることで受験に辿り着き、その中の41.2%の方が合格されているということを忘れてはいけません。
それほどに努力を続けることが大事で、それほどの価値を多くの方が見出している資格なのです。

州により異なる受験・ライセンス取得資格。単位取得・受験の戦略を練る必要がある

USCPAを取得する上で困難な点は学習のみではありません。以下の図からもわかるように、受験資格を満たすこと、合格後のライセンス取得も重要になります。
受験資格としてあげられるものは「学位要件」と「単位要件」になります。これらの基準は州によって異なります。

学位要件:「四年生大学卒業」を挙げている州もあれば、在学中にも受験を認める州も存在します。

単位要件:「総取得単位数120以上 」などが存在します。ただし、州によっては単位が足りていない場合には見込み受験として暫定合格をすることができます。

上記の学位要件、単位要件が満たせていない場合には別途取得し、米国で単位認定を受ける必要があります。
また、USCPAの試験に合格しただけではあまり意味はありません。USCPAホルダーとなるには、ライセンスを取得する必要があります。この基準も州により異なります。

ライセンス取得要件:会計系の実務の有無によって取得する州が変わります。直近で会計系の仕事をしない場合にはグアム準州に移して保持しておくこともできます。
正しい学習法を選択しないと学習・合格が非常に困難であること、また出願要件などが複雑であり個人で戦略を立てることの難しさがお分かりいただけたかと思います。

学習・出願サポートまで国内随一。Abitus USCPAを選ぶべき理由

本記事を通し、USCPAという資格の魅力や取得の難しさについてご理解いただけたかと思います。では、どのような学習方法でUSCPA取得を目指すべきなのでしょうか。
本記事では、国内随一の合格実績・働きながらの学習に向いたカリキュラムを持つのみならず、出願や単位取得など豊富なサポートを実施するAbitus USCPAコースをお勧めします。
以下でその魅力を解説していきます。

国内随一の合格実績と講座内容

Abitusの強みは忙しいビジネスパーソンの学習に適応しているところです。
USCPA試験の出題範囲は非常に広いため、ポイントを絞って学習を進めることが重要です。
その点、Abitusのカリキュラムは過去の出題形式に合わせた実践的なものになっています。海外の英語の教材をそのまま使うのではなく、日本語を中心とした解説でポイントが絞られた独自のテキストを用いています。そのため洋書では不足しがちな、会計知識が十分でない方に役立つ解説も充実しています。
学習形式は通学かeラーニングかを選択する事ができるうえに、学習1ユニットが20分となっています。この点も、一度に長い時間の学習が困難なビジネスパーソンに適しているといえます。
ぜひ参考にご覧ください⇨「アビタスの強み」

一人では困難な出願戦略サポート、単位取得サポートが充実

前章で述べた通り、USCPAホルダーとなるには学習以外の障害も多く存在します。Abitus USCPAコースはそれらのサポートが充実しています。

出願・ライセンス取得サポート:受験資格や実務経験などから適切な出願州を相談する事ができます。

単位取得サポート:アビタスUSCPA(米国公認会計士)プログラムとその受講料には、本試験の受験資格を得るための単位取得費用も含まれています。カリフォルニア州立大学イーストベイ校と提携しており、Web上で自宅のPCから単位取得に必要な試験を受験できます。
さらに、学習面でのサポートも充実しています。標準学習期間の3倍以上である5年間の間、質問対応や手続きサポートを受ける事ができ、磐石といえます。

無料講座概要

本記事を通し、USCPA及びAbitus USCPAに興味をお持ちになった方はぜひLiigaと共催する無料体験講座をご受講ください。 詳細は以下になります。

市場価値を高めるための必修知識「意思決定のためのファイナンス」~アビタスのトップ講師が基礎から解説~

今回の特別講義では、アビタスU.S.CPA講座のBEC科目のダイジェスト講義として、「今後、企業がどう成長していくのか」、「ビジネスをどう展開していくべきか」といった未来の戦略を打ち出すために必要なファイナンスの考え方について解説いたします。

管理職や経営幹部はビジネス上様々な意思決定をする立場になりますが、
・会計とファイナンスの違い
・意思決定に必要な投資評価指標
など、企業価値最大化のための基礎知識をお伝えします。
特別講義の後には、U.S.CPA資格の概要とキャリアでの活用についてご案内します。

当日のプログラム
-第1部:特別講義(75分)
・財務会計とファイナンスの違い
・財務分析
・投資判断のための評価指標
-第2部:U.S.CPA説明会(15分)
・U.S.CPAのキャリアへの活かし方


講師プロフィール

伊藤 勝幸(いとう かつゆき)
USCPA(米国公認会計士)、CIA(公認内部監査人)。大学卒業後、米シアトルの製造業に勤務、帰国後、PwC あらた有限責任監査法人にて、金融機関に対する監査業務、アドバイザリー業務を担当。
GALA(Global Accounting &finance Learning Association) 代表として、アビタス USCPA プログラム講師、CIA プログラム講師、企業研修、事業会社でのコンサルティングなどに携わる。

講座概要
【開催日時】
10月17日(日)16:30~18:00 (応募締め切りは開始30分前)
【参加費】
無料
【開催場所】
オンライン形式(zoomウェビナーを使用)
市場価値を高めるための必修知識「意思決定のためのファイナンス」~アビタスのトップ講師が基礎から解説~

コラム作成者
Liiga編集部
Liigaは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。