sponsored by エムスリー株式会社
多種多様な分野のプロフェッショナルが集まり、テクノロジーで医療業界を変革し続けるエムスリー株式会社(以下エムスリー)。事業内容を一見すると特殊な分野に思えるかもしれないが、組織づくりにおいては異業種からのキャリア採用を積極的に進めている。
今回話を聞いた4人も、コンサルティングファームに外資系製薬企業、スタートアップ、日系金融機関と、前職はそれぞれ異なる。4人は何を目指してこの場所を選んだのか。4人のキャリアの転機と、エムスリーで向き合っているミッションについて存分に語り合ってもらった。
※インタビューはオンラインで実施
「どの領域も究められない」「制限のない場所で次のキャリアを」……。多様なバックグラウンドを持つメンバーが、転職を考えた契機
転職先としてエムスリーを選んだ理由は、医療という今後成長が見込まれる有望市場において、知見を深めていけるのではないかと思ったからです。また、コンサルティングファーム出身者と事業会社出身者が入り混じった会社のため、コンサルティングファーム出身の私でも、カルチャーギャップが少なくなじめそうな印象がありました。
自分の次のキャリアは、こうした制限が比較的少ない場所で築きたいと思うようになりました。また、前職時代に医療従事者の方にお世話になった経験もあって、新しいフィールドとして医療業界を考えていたんです。その中でも会社や事業の規模が大きく、成長環境もたくさんある企業を探し、エムスリーに決めました。
ただ、職場ではアクセスできる情報が限られ、新しいことを上司へ提案するときも高いハードルがありました。自分の考えたことを実行に移し、その結果を追いかけられる環境で働きたいと思うようになり、転職を決意しました。
「誰が言ったかではなく、何を言ったか」。期待以上だったフラットさと裁量
私の部署では代表取締役の谷村と隔週でミーティングを行い、事業についてフラットに議論する機会もあります。誰が言ったかではなく、何を言ったかが重視されるんです。
思ったことを上司に言える、「やってみなよ」とバッターボックスに立たせてもらえる、そんなカルチャーがあるんですよね。私以外にも、自分が感じた課題をもとにサイドプロジェクトへ参加している人がたくさんいます。
例えば、私の部署では市場調査を行い、「製薬企業がターゲットとすべき層の医師はどこにいるのか」といった情報を基にして、クライアントとともにマーケティングを進めていきます。こうした提案によってMRの仕事を変えられている実感がありますね。
業界を絞ることに不安がなかったわけではありませんが、エムスリーにはキャリアアップを続けているコンサルティングファーム出身者が多いです。また、エムスリーを卒業して医療業界以外の道で活躍している人も多くいます。そのため、業界知識のみならずスキル面においても、どこでも通用する汎用スキルを磨くことのできる機会が豊富にあるのだと感じています。
ここでは、入社当初から「自分の意見」が問われていた。「パートナーが方針を決める」ファームとの違いを痛感
しかしエムスリーでは、担当するクライアントへのマーケティング支援活動について、自分起点で考えることが非常に多いと感じています。私の場合は入社当初に、上司から「自分の意見がない」と指摘されたこともありました。エムスリーに入ったばかりでも、基本的には自分主導で判断していかなければならないのだと気付かされました。そうした仕事の中で身に付くのは、高速でPDCAを回す習慣です。
エムスリーのサービスは基本的にクライアントの満足度が高く、継続利用となるケースが多いです。そこから先のアドオン(より価値の高い課題解決策)を考えるのが大変であり、楽しい部分だと感じますね。クライアントがこれまでに導入していない商材を提案するなどの施策を考え、計画を立てて実行する。これを繰り返していく中で、PDCAが高速で回っていくのです。
前職では正解が見えていた。ゴール設定から考え抜く“日常”の中で気付いたこと
しかし、エムスリーへの転職後に挑戦したインサイドセールス部隊の立ち上げでは、これまでとはまったく違う筋肉を使うことになりました。
仕事で関わる対象が広がれば、想定外の事態も起きます。実は従来のフィールドセールスの組織では、営業プロセスの基本となるリスト整備がほとんど進んでいない状態だったのです。
このままでは、インサイドセールス部隊を立ち上げても、良質なアポイントを獲得することができません。インサイドセールスの前にマーケティング施策を立案し、リード獲得から取り組む必要がありました。
上司にはこうした状況をつぶさに共有して、マーケティング担当者をアサインしてもらい、取り組むべき施策に優先順位を付けながら想定外の仕事を動かしています。
正解が見えていた前職とは違い、今はゴール設定から自分で考え、判断する日々です。転職直後にこのような経験ができるとは思っていませんでした。
「1週間で一つのプロダクト」を生むスピード感。アウトプットもゼロから自分で設計する
そして、私のチームでも一人一人に大きな裁量が与えられています。受注した案件のデリバリーも自分で考え、どのようにアウトプットを提供すべきかを設計するのです。私自身は入社1年半のタイミングで、チームのリードとして携わることにもなりました。
若くしてビジネスの意思決定に関わる機会も非常に多いと感じます。私が所属するBIRカンパニーはプレジデント(代表)との距離が近く、先ほどお話ししたようなサービス開発の意思決定も高速です。社内で決裁を上げ、翌週に展開できる状態になっているのが当たり前なのです。
こうした動きができるのは、エムスリーがクライアント起点で行動することを大切にしている組織だからでしょう。クライアントのニーズに合わせてサービスをどんどん変えていくことが前提なので、変化に対するスピード感があります。
「全社リソースをどう配分し、未来像をどう描くか」。 経営陣との会議を通し“リアルな事業の意思決定”に関わる
エムスリーの場合は、新規事業を軌道に乗せながら、創業以来ずっと増収増益を続けています。そうした実績を残してきた人と働けることが、この環境の一番の魅力かもしれません。
また、社内には尖った経験や知見を持つ人が多いと感じます。分かりやすい例では、エムスリー内に医師や看護師がいて、臨床の話を聞きたいときにもすぐに相談できます。グループには動画制作などのクリエイティブに長けた組織や、M&Aなどの専門的な知見を有する会社も。必要な知見を能動的に集められるので、私自身大いに助けられています。
直近のエピソードでは、新規事業を検討するプロジェクトの担当者として、経営陣と私のみ、というチーム構成で動いていました。どのように全社リソースを使い、数年後にどんな未来像を描くのか。そうしたリアルな意思決定の場に携わっています。
プロジェクトに参加する業務執行役員からは「鈴木さんが必要だと考える人や時間などのリソースを、自分自身で押さえてほしい」と言われました。経営陣のスケジュールを押さえて、ミーティングの予定も固めてほしいと。
新規事業は、「ミーティングの予定が決まらない」といった些細な障壁でフリーズしてしまうこともあります。そうした経験も知見となっているのです。経営陣とのミーティングは週2回ペース。プレッシャーは決して小さくありませんが、このチャンスを生かして経験を積みたいと考えています。
「モヤモヤを無視しない」「成長している市場を選ぶ」……。キャリアの分岐点に立つ“後輩”に伝えたいこと
「自分はこうしていきたい」「こんなキャリアを積みたい」と前向きに考えるための種でもあるのだと思います。そうした部分を押し殺さず、オープンにいろいろな企業とコミュニケーションを取ることが、ミスマッチのない転職には必要なのだと感じています。
その意味では、若いうちは自分の選択肢を狭めるのではなく、むしろ可能性を広げられそうなキャリアを考えた方がいいのではないでしょうか。
本業で着実に成長している企業は「勝ってきた実績が多い」ということですよね。そうした場所で、成功体験を豊富に持つ人たちと働くことは、自分自身のキャリアに大きなプラスとなるはずです。