新事業の創造に正解はない。知恵と努力を積み重ねた先に求められるのは、未知の領域に一歩を踏み出す“度胸”だと思う
2022/01/14

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インフキュリオンは、キャッシュレス決済における豊富な知見とテクノロジーを強みとする事業開発カンパニーだ。「事業をつくる、人をつくる」をミッションに掲げ、金融・決済領域に数々の価値を創出している。今回話を伺ったのは、2019年に新卒で同社に入社した森本颯太氏。入社後わずか2年半でマネジャーに就任した森本氏の言葉から、ここにしかない独自の成長環境をひもといてみたい。

〈Profile〉
森本颯太(もりもと・はやた)
マネジャー
東京大学工学部物理工学科卒業後、2019年に新卒でインフキュリオンに参画。主に新規QR決済事業検討支援やQR決済事業者の次期決済戦略検討、ネオバンク検討支援など戦略企画フェーズを中心に従事。また、資金移動業取得支援やペイロール/金融サービス仲介業によるサービス検討など、法令周りを含めた商品性検討の経験も豊富に有している。学生時代の同社でのインターンでは、キャッシュレスで世界一周を経験した。


インターンはキャッシュレスで世界一周!?極限まで自由な成長ステップ

――最初に、森本さんがインフキュリオンに入社を決めた理由について教えてください。

森本:出身は東京大学の理系学部です。周りはほとんどの人が大学院に進学する環境でしたが、私は早くビジネス経験を積みたかったので、そのまま就職しようと。それまでも自分が面白いと思う道を選んできただけなので、研究に固執することはなかったですね。エージェント経由で数社お会いさせてもらったのですが、インフキュリオンが突出して面白そうだと感じて、入社することを決めました。

――インフキュリオンのどのようなところに面白さを感じたのでしょうか?

森本:もともと金融に興味を持っていたこともあり、決済に強みを持つインフキュリオンならこの領域の知見を深められると思ったことが一つ。新卒1期生だったので、自分で道を切り開いていくのも面白そうだなと思いました。あとは、月並みな言い方になりますがお会いした役員や先輩たちの人柄です。この人たちと一緒に新しいことにチャレンジするのは、きっと楽しいだろうな、と。

――実際に入社してみて、その直感は正しかったですか?

森本:実は、入社前の時点ですでに正しかったと実感しています。内定をもらった後に「インターンとして働きたい」と伝えたところ、1期生ということもあって「決まった制度はないから好きなことをやっていい」と言われたんですね。私としても明確にアイデアを持っていたわけではないので先輩に相談したら、「キャッシュレスで世界一周するのはどう?」と提案されまして。冗談半分だったのかもしれませんが、それは面白そうだと思って食いついたら、実際にやることが決まったんですよ。

「費用はすべて会社が負担するから、どこの国でどんな調査をするかプランを出してくれ」と言われ、自分なりに考えた旅行日程を提出しました。細かなところを先輩と話し合いながらまとめていって、最終的に実行したのが「1カ月で世界11カ国をキャッシュレスで旅する」インターンです。1期生だからこそのユニークで貴重な経験でした。

――非常に珍しいインターンですね。具体的にどのような調査をおこなったのでしょうか。

森本:まずは、旅をした11カ国で実際に現地のキャッシュレスサービスを使ってみるところから始めました。どの国の店舗でどのような決済方法が導入されているのか、キャッシュレス決済はどれぐらい浸透しているのか。自分の目で見て回る経験は本当に貴重でしたね。あと、その国の人しか使えないサービスもけっこうありまして、そういったものについては街角で30人ぐらいにインタビューも実施しました。

――特に印象的な国などはありましたか?

森本:米シアトルでの経験は強く記憶に残っています。日本でもかなり話題になったのでご存じの方もいると思いますが、当時は「Amazon Go」というサービスが導入された時期でして。店舗の入り口でQRコードをかざしておけば、顔認証でレジを通さずに決済ができるシステムです。

現地の人の姿を見てみると、もう完全に日常に溶け込んでいるんですよね。たとえば、ランニング途中の女性が入ってきてすっとジュースを取っていく。お話を聞いても、違和感はまったくないよとおっしゃっていました。そういった最新の決済手段が自然と受け入れられている様子を直に目にした経験は、現在のコンサルティング業務にも生きていると感じます。 description

法というルールを順守しながら、ユーザーにとってのベストなサービスを導き出す

――入社前後のギャップのようなものはありましたか?

森本:一つ挙げるとするなら、予想以上に業界でのプレゼンスが高くて驚きました。入社前から「うちはこの領域では負けないよ」と聞いていたのですが、学生の立場では本当かどうか分からないじゃないですか。でも実際に入ってみたら、クライアントからの信頼も非常に厚いですし、代表の丸山(弘毅取締役社長)は一般社団法人Fintech協会の代表理事会長も務めている。金融庁の方が来社されることもあり、社内には最先端の情報があふれています。そういう状況に間近で接し、これはたしかに強いなと実感しました。

マイナスのギャップは思い当たらないですね。自由にやりたいことをやらせてもらっています。裏を返せばフォローが手厚い会社ではないのですが、そこはベンチャーフェーズでの入社ですから元々期待していません(笑)。自分の意思で前に進んでいきたい人にはお薦めできる会社です。

――ご自身が携わったプロジェクトについて、可能な範囲で教えてください。

森本:詳細はなかなかお話しできないのですが、昨年担当した金融事業の立ち上げはやりがいがありました。大手の金融機関さんおよび事業会社さんと一緒になって進めたプロジェクトです。誰に対してどんなサービスを提供するべきか、ビジネスモデルをどう設計すればちゃんと利益が出るのか。サービスの立ち上げフェーズに関わらせていただきました。実際にそのサービスがリリースされた後、新聞の1面やネットニュースに取り上げられているのを見て、自分の仕事が社会に与える影響は非常に大きいんだと実感しましたね。

あとは、法律的な観点を検討しながら商品設計するところにも面白さを感じています。これは金融業界ならではのポイントではないでしょうか。決済にしろ預金にしろ、お客さまの大切なお金を預かる行為なので、対応する法律やライセンスを遵守することは必須条件です。一方で、使いやすくて価値あるサービスでなければ誰も利用してくれません。

規制がなければ好きなようにサービスを作ることができますが、法という制約を守った上で、どうやってベストな答えを導き出すのか。ある意味でゲーム性が高いところにも、この仕事の醍醐味(だいごみ)を感じています。

――森本さんは入社2年目でシニアコンサルタント、3年目の10月にはマネジャーに昇進されています。ものすごいスピードのプロモーションですが、ご自身のどんなところが評価されていると思いますか?

森本:自分で言語化するのは気恥ずかしいですが、すべてにおいて他人事ではなく“自分事”として取り組んでいるところでしょうか。自分がクライアントの立場だったらどうするだろうかと常に考えているので、依頼されたこと以外もやってしまうんですよね。

むしろ、クライアントが考えきれていない部分の論点を整理して、道筋を立てていくのが楽しいんです。仕事感覚ではないのでまったく苦になりません。お客さまと一緒になって新しいものを生み出していくプロセスを楽しんでいることが、結果として評価につながっているのだと捉えています。 description

間違いが怖くて一歩踏み出せない人は、永遠に成長しない

――インフキュリオンに入社して成長したと感じる点についてお聞かせください。

森本:よくいわれるビジネススキルとは少し違うかもしれませんが、度胸がついたことですね。

まだ世の中にない新しいサービスを生み出すということは、誰も正解を知らない状態で話を進めていくことになります。入社したころは、「コンサルタントとして正しいことを言わなければならない」というプレッシャーを常に感じていました。しかし、必ずしも答えを求められているわけではないと気づいてからは、大胆な提案もできるようになりましたね。

もちろん事前のリサーチや仮説思考を軽視するという意味ではありません。データや論理の積み重ねは大切にしつつ、どこまで突き詰めても分からない未知の部分は、思い切ってチャレンジする。たとえ仮説がずれていたとしても、クライアントと密に会話し修正しながら進めていければ、トータルではOKと考えています。

「必ず正解を出さないと……」と考えすぎると、縮こまって何も発言できなくなってしまいます。私も最初はクライアントとの打ち合わせで一度もしゃべらずに終わってしまい、無力さに打ちのめされたこともありました。しかし、それではまったく成長できません。最初から100点を狙うのではなく、度胸をもって挑戦することが、自分にとっても顧客にとっても大切です。後輩たちには特に強く伝えたいところですね。

――森本さんの今後の目標を教えてください。

森本:まず前提として、この領域・業界から離れるつもりはありません。決済や金融に関する領域を、より良いものにしていきたい。そのためにどういう立場で携わるのかは、幅広い方向性があると思っています。自分で事業を立ち上げる可能性もありますし、当社のグループ会社で経営を担う道にも興味がありますね。

これからの時代は「あらゆるサービスがFintech化する」といわれています。決済サービスはこれまで銀行やカード会社といった限られた企業しか提供できませんでしたが、この数年でかなり個別化、マイクロ化が進んできました。すでに、小売業やSNSなどユーザー接点を持つさまざまな業種・業界で、決済が重要なファクターになっています。

今後の経済・社会の変化の最前線に私たちはいるわけです。そしてここには、この領域を20年も30年も前から突き詰めてきたメンバーが集まっている。レベルの高い知見やノウハウも相当蓄積されていますから、やはりここを離れるという選択肢はないですね。

――これからの日本経済をけん引していくインフキュリオンでは、どんな人を求めているのでしょうか。

森本:このビジネスに興味を持って、主体的に動いていける人材を求めています。どれだけ頭が良くて能力が高くても、やる気がなかったり主体性がなかったりすると成長も活躍もできません。冒頭でお話ししたインターンの例もそうですが、インフキュリオンではやりたいことを自由に提案できます。経営層との距離も近く、やりたいことやその理由が明確であれば、すぐにチャレンジできる会社です。こうした環境やFintech領域に強い興味を持ってくれる方に、ぜひ来てもらいたいですね。 description

コラム作成者
Liiga編集部
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