戦略・実行・バリューアップの全てに当事者として参画する。経営者視点で、新規事業を成長軌道に乗せていく面白さとは
2022/03/07

sponsored by イグニション・ポイント

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新しい事業を考え、生み出し、あらゆる課題をクリアしながら成長軌道に乗せていく。しかもそれは、一つのビジネスだけではない。いくつもの新たな事業を創り出すことで、経営者としての力を着実に伸ばすことができる。経営人材を目指す人にとってまさに理想の環境ともいえる企業が、イグニション・ポイントだ。

今回話を聞いたのは、大手事業会社を経てイグニション・ポイントに参画した近藤結生氏と、数カ月前に大手コンサルティングファームから転職してきた馬場俊輔氏の二人。何を求めて同社にやってきたのか、ここでしか得られないスキルや醍醐味(だいごみ)とは。率直な思いを語ってもらった。

〈Profile〉
近藤 結生(こんどう・ゆうき)
バリューインキュベーションチーム アシスタントヴァイスプレジデント
大手自動車品メーカーの新規事業企画、独立戦略系コンサルティングファームを経て現職。 BtoBでは電機・機械を中心に大手国内製造業の新規事業戦略策定、イノベーション創出の企画・実行を経験。BtoCでは小売業に対する短期~長期のビジョン策定など幅広い業界の成長支援に携わる。
馬場 俊輔(ばば・しゅんすけ)
バリューインキュベーションチーム ヴァイスプレジデント
アクセンチュアを経て現職。大手損害保険会社を中心にデジタル戦略策定、大規模デジタルトランスフォーメーションの企画・実行・推進、全社業務プロセス改革、会社合併に伴う大規模システム合併のPMOなど、戦略策定からシステムまでの幅広い経営課題に対するコンサルティング経験を持つ。直近は出資先のベンチャー企業に対するバリューアップを主軸に、戦略構想立案からハンズオンでの実行支援に重きを置く。



イグニション・ポイントへの転職理由は至ってシンプル。「新規事業に携わっていたいから」

――お二人のこれまでのキャリアと、イグニション・ポイントに入社した理由を教えてください。

馬場:新卒で入社したのはアクセンチュアです。マネジャーになってからは主に顧客企業の全社変革、つまり大規模DX(デジタルトランスフォーメーション)を担当していました。それなりにやりがいも感じていたのですが、新規事業の創出に携わりたいという気持ちがどうしても抑えられなくて。元々コンサルティング業界に入ったのも、将来的な起業を見越してのことだったので、ゼロからイチを生み出すチャレンジができる場所に移ることを決めました。

そのタイミングで起業することも考えたのですが、コンサルタント時代の同僚で起業していた知人数名に話を聞いたところ、「初期段階では自社のサービスだけだと稼げないので副業でコンサルをやっている」と。それではあまり大きく環境は変わらないですよね。これまでの経験を生かしながら、新規事業の立ち上げに特化した経験を積むことができる企業を探していた時に出合ったのが、イグニション・ポイントです。

――現在も、いずれ起業するという選択肢はあるのでしょうか?

馬場:そうですね。イグニション・ポイントとしてはそういう人もウェルカムですし、社内独立の制度もあるので、そちらを利用して事業を立ち上げるという選択肢もあります。やりたいことが出てきたときに、改めてスキームを検討するつもりです。

――近藤さんの転職理由もお聞かせください。

近藤:私は事業会社出身なのですが、前職の自動車部品メーカーでも新規事業企画を担当していました。グループ全体でいうと1兆円を超える規模の企業だったので、保有しているアセットを活用して新規事業を立ち上げる経験は非常に刺激的でしたね。

もっと新規事業に集中したい、自動車以外の事業創出も経験したいと考えたことが、転職のきっかけになりました。イグニション・ポイントに入る前に小さなブティックファームに入社したのですが、思っていたより新規事業の案件が少なくて。コンサルと新規事業の両輪でチャレンジできる環境を求めて、再度イグニション・ポイントに転職したという経緯です。

クライアントワークでも新規事業の立ち上げサポートが多いですし、毎年のように自社事業も立ち上げている会社なので、転職して本当に良かったと思っています。

イグニション・ポイントの創業が2014年で、私が入社したのは2018年です。そこから3年経過しましたが、現在に至るまで急拡大が続いています。

――会社としては当時から変化・成長した点と、決して変わらないDNAの両面があると思います。それぞれについてお聞かせいただけますか?

近藤:変わったところは、組織としての拡大と成熟です。私が入社したころは40名ぐらいの会社でしたが、現在は100名を超えていますし、グループ全体では260名ほどになっています。それぞれの部門の専門性も高まっており、当時は存在しなかったクリエイティブチームも今ではイグニション・ポイントの強みの一つと言えるほどになりました。

DNAという意味では、フラットに議論できるカルチャーや経営陣との距離の近さは、今後も変わらない当社の魅力だと思います。

description 馬場氏

入社2カ月でジョイントベンチャーの役員就任の打診も。実践を通じて経営を学べる貴重な環境

――40名の会社で経営陣との距離が近いのはイメージできます。馬場さんはグループで200人を超えてからの入社ですが、その点はどのように感じていますか?

馬場:まったく変わらないですね。チーム長はもちろん他の役員も普通にオフィスを歩いていますから、いつでも気軽に会話することができます。組織として成熟していないとも言えるかもしれませんが、柔軟に動ける環境はありがたいですし、自ら制度を作っていくこともやりがいの一つです。

――現在担当しているプロジェクトについてもお聞かせください。新規事業をやりたいという思いは叶えられていますか?

馬場:今は二つ担当しているのですが、一つは新規事業というよりはクライアントが出資しているジョイントベンチャー(JV)のバリューアップです。数年前にデジタルと不動産の融合JVを立ち上げており、随時出てくる経営課題の解決と出資元としての監査を担当しています。

入社してわずか2カ月で、このJVの役員になってほしいという話をいただいて驚きました。最終的には役員同等にハンズオンで支援することになりましたが、経営に携われるチャンスなので全力で頑張るつもりです。

――2カ月で役員就任の打診はすごいですね。どんなところが評価されたのだと思いますか?

馬場:アクセンチュア時代に培ってきたデジタルの知識と戦略立案スキルが一つ。あとは人を動かす力も認めてもらったのだと思います。正論を突き付けるだけでは相手は動かないので、多くの人とじっくり向き合いながら少しずつ変革を促すスタイルが評価されたのではないでしょうか。

もう一つのプロジェクトは、完全にゼロから新規事業の立ち上げを進めています。クライアントは元々IT系の企業なのですが、社会課題の解決に向けて新たな事業を創造したいという強い思いを持っている。そこで、まず何の課題を解決するかというリサーチからスタートしました。

最終的にたどり着いたのは、木材関係のビジネス。木材は日本社会の縮図のような課題を抱えていて、とにかくプレイヤーが多いです。木を切る人、乾かす人、丸太にする人、木材にする人、組み立てる人。どんどん費用が積み重なってしまい、川上にいる生産者にお金が入らない状況になっている。中国やアメリカ産の安い木材にも勝てないし、このままでは地方の第一次産業が衰退の一途をたどってしまいます。

現在は、地場の工務店さんや卸業者さんにいろいろとヒアリングした上で「どんなサービスがあれば産業構造を改革できるか」を検討し、プロトタイプをつくってPoC(Proof of Concept:概念実証)を進めているところです。

――企業経営と新規事業、まさにやりたかった仕事に携わることができているのですね。近藤さんの担当したプロジェクト事例についても教えていただけますか。

近藤:今進めているのは、まったく異なる業界の3社をつなげて新しい事業を創り出すという取り組みです。建築会社とSIer、そして人材サービスの3領域が集まって、それぞれの強みを生かしながらスマートシティを実現しようとしています。イグニション・ポイントはSlerのお客さまのご支援という形で参画しています。

建築業界は、今後人口が減少すれば必然的にシュリンクしてしまいます。そこでデジタルを活用して建物の運用管理ができるようなスマートシティ、スーパーシティに着目したわけです。しかしもちろん社内にノウハウはありませんから、ITに強いSIerや管理系人材を抱えている人材会社との協働を進めることになりました。

ただ、オープンイノベーションやWin-Winの協業という言葉は美しいですが、それぞれが思い描く成長の姿も元々持っているビジネスの“常識”もまったく違うので、まとめていくのはかなり大変です。同じ単語でも業界によって受け取り方が違うというような、単純なコミュニケーションロスも多くあります。

何がズレているのか、どこを整合させれば着地できそうか。論点を整理しながら合意形成していくプロセスは、難しいですがその分やりがいが大きいことも間違いありません。馬場の言っていた「人を動かす力」にもつながるところですね。それぞれの思いを擦り合わせて前進できた時は、本当に爽快です。

description 近藤氏

きれいごとだけではない新規事業の創出に、どれだけ本気でぶつかっていけるか

――イグニション・ポイントで活躍できるのはどんな人だと思いますか?

近藤:戦略を練るところや事業プランを描く部分では、いわゆるコンサル的な地頭の良さや論理的思考力も必要です。ただ個人的には、その先の実行部分に責任を持つことが最も大切なのではないかと思います。複数社協働で人をまとめていくのもそうですが、1社単独のビジネスだとしても、事業を立ち上げて実行していく中ではきれいごとでは済まない話が必ず出てきます。そういった泥くさい部分にも興味を持って挑戦してくれる人にぜひ来てほしいですね。

私自身も、イグニション・ポイントに入社してから最も成長したのはその部分だと感じています。スタートアップの顧客とともに事業を立ち上げて、事業計画を見ながらいつ資金がショートするかを計算するようなヒリヒリする経験も積んできました。さまざまな想定外の事態が起きる中で着実に“コト”を動かすためには、何をしなければならないのか。そんな視点を磨くことができました。現時点では経験がなくても、戦略と実行の両輪を学びたい方は活躍できると思います。

馬場:おおむね同意見です。一定以上の素養があれば、コンサルティングスキルは後付けでいくらでも身に付けることができます。それよりも、新規事業に対してどれだけ熱い思いを持ってぶつかっていけるかというスタンス面の方がはるかに重要です。そういう思いのある人なら、自然と成長できるでしょう。

近藤:すでにある事業や会社を変革するのも、それはそれで別の難しさがありますが、新規事業だと不確定要素が非常に多くなります。このアイデアは本当にうまくいくのか、そもそもそこにマーケットはあるのか。仮説ベースで不確かな部分を積み上げていくので、自分自身の強い思いがなければどこかで不安に押しつぶされてしまうかもしれません。

馬場:前職ではDXで会社を変えていく仕事だったので、ゼロからイチを作る仕事の難しさは痛感しています。業界に関する法律や税制、会計の知識も必要で、もし当社に転職せずに一人で起業していたらもう倒れていたでしょうね(笑)。

言い方は悪いですが、今は会社を使って起業や新規事業の訓練をさせてもらっているようなイメージです。いずれ起業するにしても、ここで経験と知識を蓄えてから挑んだ方がはるかに失敗のリスクは下がる。資金の集め方も身近で勉強できるので、毎日自分の成長を実感することができます。

――転職を検討している皆さんに一言メッセージをお願いします。

馬場:コンサルティングの現場にいて、「何かが違うな」と悩んでいる人は多いと思います。実際に私自身がそうでしたから。自分で事業をやりたい、独立したいと思ってコンサルに入ったけど、今の仕事の延長線上にCxOへの道が見えない。そういう人には本当にお勧めできる会社です。

ただ、先ほど「会社を使って訓練できる」と言いましたが、もちろんそこには大きな責任が伴います。クライアントのことを考えれば、決して失敗は許されない訓練です。でも、ここには仲間がいます。蓄積されてきたノウハウがあります。力が足りないところはお互いに助け合い、そして経験を通じて自分を大きく成長させる。そんな働き方に興味のある方に来ていただけるとうれしいですね。

近藤:私は事業会社からの転職だったので、戦略論や経営を学ぶところは苦労もありました。でも、事業会社出身であることのメリットも実感しています。イグニション・ポイントは戦略立案で終わらずビジネスの実行まで担うので、例えば、調達や流通、マーケティングなど事業に関わる一連の活動のリアルな部分を理解していることは大きな強みです。だから、コンサルティング未経験の方であってもチャレンジしてほしいです。

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コラム作成者
Liiga編集部
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