転職エージェントが転職活動してみたら全社で3位になった話

Liigaにご登録の皆様には日々スカウトメールが届いていると思う。 今年の2月には私にも、とある大手企業から面接確約メールが届いた。 もう気分はウキウキ。 「面接確約とか売り手市場とはいえキタコレwww」 と、知性のかけらもない反応をして社外の知り合いにもついつい話してしまった。 (後日わかったがその企業はその知り合いにもオファーを送っていたようで、多分一斉送信系だったようだ…) メールには面接ではなくて"カジュアル面談"も可能とのことで書いてあったため、まずは話を聞いてみることにした。 結論から言えばその企業を受けることはやめた。 「受けても多分受からない」 ということがわかってしまった。 私の営業成績はわるくなかったが、ずば抜けてもいない。 圧倒的な能力の証明が出来ないと、その会社では活躍できないことがわかってしまったのだ。 そこから他に数社受けたが、ピンとこず現職で頑張ってみることにした。 転職エージェントをやっている私が日頃口にしている"市場価値"が、私は低いのだと嫌でも思い知ることになってしまった。 そこから仕事への取り組みも変わった。 目標の120パーセント達成ではダメだと。 周りにも圧倒的差をつけないといけない。 入社して三年経ち漫然と仕事をしていたことを反省した。 慣れは本当に怖い。 自動で仕事ができてしまうから。 3月に入り、新しい四半期が始まった。 効率化の名のもと、減らしていた手間がかかる業務を再度やり始めた。 企業への訪問、登録者に会うなど、 「電話でも済むこと」も出かけて現場の声を拾うようにした。 「電話で聞けば済む」 これは確かにそうだ。 無駄なヒアリングは行くべきではない。 しかし、新規で求人があった時も効率化を考えて訪問をやめ、メールで送られてきたJDをただ作り、ただ探していた。 昔はしっかりやっていたのに、慣れてしまったからやっていなかった。 登録者へのコンタクトも増やした。 面接にも同席するときもあれば、自分がアドバイザーじゃない登録者にも担当企業の面接後に会いに行って声を拾った。 これは新卒の時もやっていた。 いや、やらされていたのが正しいか。 しかし、あらためてやってみると新卒時とは異なる視点で仕事ができるようになった。 「なぜこのポジションを募集するのか?」 「どうすればこの求人が登録者に響くか?」 「こういう面接の仕方 など、理解度が格段に上がった。 上記のことは一般的に言えば"手間"と言われるものだが、四年目となれば仕事も早くなっている。 結果的にほとんど残業もない状態で毎月ハイ達成を続けることができた。 ちゃんと取ってないが、月間20くらい。 楽しさが勝る時期だった。 そして迎えた6月の頭。 3-5月の四半期の結果が全社に公開される。 ランキングの中に自分の名前が!! 新卒ランキングで2位だった時以来久々の結果だった。 自分の担当業界では1位!! 周りからも「なんか変わったね」と言われることが多かった。 (流石に転職活動してみたとは言えなかったが…) 新卒担当にも任されいいことづくしである。 動いてなかったら今も変わらずうだつが上がらないままだったかもしれない。 ホント動いてよかったと思った。 そろそろまとめに入る。 転職を実際にするかしないかはさておいても、カジュアル面談や面接を受けることは今の自分の市場価値を、そして自分自身を知ることができるのでオススメだ。 特に自分のように「仕事に慣れてきて、社内での評価は悪くないがまあまあで、全社でトップに行こうということを半ば諦めて燻ってる人」には是非動いてみることをオススメする。 結局やるかやらないか、そして、やれると思うかどうかである。

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