注目度が高止まりを続ける職種「データサイエンティスト」。ただ、その肩書を得ようにも、まず企業に採用されなければ始まらない。データ分析職の選考プロセスは、どのようなものだろうか。
特集「データサイエンティストとは何者か」第11回は、データ分析のポジションに応募して内定を得た学生3人の、選考体験談。あくまで今回ヒアリングした範囲内ではあるが、データ分析のスキルや知識を直接的に測る内容は、さほど多くない。では、どんな力が問われるか―。この領域での就職を目指す10~20代にとっては、参考になるはずだ。【藤崎竜介、南部香織】
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私が携わっているのが基礎研究寄りなので、「それを当社でどう生かすの?」みたいなことを聞かれたときは、答えるのが大変でした。
あとは、研究への「向き合い方」は結構見られました。具体的には、教授とどれくらいの頻度でミーティングをして、どのように進捗(しんちょく)を共有しているか、みたいな質問がありました。自己管理能力のようなものが、評価軸になったのだと思います。
その後の最終面接は、ほとんど意思確認みたいな感じでした。