プラットフォームとアドバイザリーの両輪で急成長中。時価総額10兆円を目指す「本気のスタートアップ」
2022/07/04

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M&Aのマッチングプラットフォームを運営する株式会社M&Aクラウド。2015年の創業以来、独自のビジネスコンセプトで急成長を遂げ、その将来性を見込んだ投資家からの資金調達も相次いでいる。そうした躍進の背景にあるのが、会社のもう一つの柱であるM&Aアドバイザリー事業だ。IT企業を中心に契約数を伸ばし、プラットフォーム事業同様、急拡大を続けている。アドバイザリー事業部をゼロから立ち上げ、現在もリーダーとしてチームを率いる野村證券投資銀行部門出身の村上祐也氏に、今後の展望を伺った。

〈Profile〉
村上 祐也(むらかみ・ゆうや)
M&AクラウドCFO、M&Aアドバイザリー部 部長 マネージングディレクター
東北大学工学部卒。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。2015年に野村證券に入社し、投資銀行部門でM&Aやファイナンス提案などを経験した後、企業情報部でM&Aアドバイザリー業務に従事。2019年にM&Aクラウドに参画し、アドバイザリー事業部の立ち上げを任される。2021年、MACAP(M&A Cloud Advisory Partners)としてアドバイザリー事業をブランド化。第一号案件はDeNAによるSC相模原への資本参加で、IT×スポーツの大型ディールとして話題となる。

※内容や肩書は2022年7月の記事公開当時のものです。

理系から金融の道へ。創業間もないM&Aクラウドと出会う

――M&Aクラウドに参加した理由からお聞かせください。

村上:最初に就職したのは野村證券です。私はもともと理系で、大学では半導体を、大学院では環境工学を研究していました。ただ、自分としては正直あまり研究に身が入らなくて。研究者や技術者向きではないなという思いはずっと感じていました。そんなときに投資銀行に入った大学院の先輩から話を聞いて、金融の仕事も面白そうだと思ったのがこの仕事に興味を持ったきっかけです。また、院生時代に半年ほどスイスに留学したことがあり、小国ながら非常に金融が発達しているのを目の当たりにしたことも業界を志望した理由の一つでした。

野村證券では投資銀行部門でM&AやIPOを担当。ビジネスパーソンとしての基礎を鍛えてもらい、とてもいい経験ができたと思っています。ただ、もともと父が会社を経営していたこともあって、どうせビジネスをやるならいつか自分で起業してみたいという気持ちも持っていました。4年勤めて、そろそろ次に踏み出そうと考えていたときに声をかけてもらったのが、創業したばかりのM&Aクラウドです。

当時は社員がまだ10人程度で、オフィスは五反田のワンルームマンション。まさにザ・スタートアップという感じでしたけれど、代表の及川が本気の目で「日本のM&Aを変えたい」「時価総額10兆円企業を目指す」と熱く語るのを聞いて、面白い人だなと(笑)。まずその熱量に動かされたし、私を中心に新しくアドバイザリー事業部を立ち上げたいと言われ、ゼロイチでやるのであれば起業に近い経験を得られそうだし、自分のこれまでの経験も生かせると思って参加を決めました。それが2019年ですね。

――そこから会社は急成長を遂げているわけですが、この3年間はいかがでしたか。

村上:すごく刺激的で楽しい時間でした。野村證券に4年、M&Aクラウドにはここまで3年ですが、得られる学びと経験値は野村證券のそれとは全く違います。M&Aクラウドではよりリアルなビジネスを、手触り感を持って学ぶことができました。野村證券でもエキサイティングな仕事や経験をさせてもらいましたが、野村證券は何万人も社員がいる大企業なので、自分はその中のワンオブゼムでしかない。正直、いてもいなくても会社の成長という意味では大きな違いはないんです。

でも、M&Aクラウドは参加したときが10人、今は60人ですから、小さいとはいえ規模は6倍になりました。毎年、倍々で会社が成長していく高揚感があるし、自分自身の存在意義も実感できます。フェーズごとに壁はもちろんありますが、チーム全体で乗り越えていくことでビジネスの力も大いに身に付いたと思います。この3年の密度は本当に濃かったし、大企業では絶対に得られない経験でしたね。 description

アドバイザリー事業で得た知見を、プラットフォームの発展につなげていく

――M&Aクラウドはもともとプラットフォーム事業からスタートし、村上さんを中心にしてアドバイザリー事業部を立ち上げ、現在に至ります。その背景をお聞かせください。

村上:我々は会社の売り手と買い手をマッチングさせるプラットフォーム事業が祖業です。ただ、やはりM&Aに対する社会全体のリテラシーが不足している中ではアドバイザリーに対するニーズも大きく、会社としてそれに応えようというのがまずは大きな理由でした。

加えて、M&Aは高度な知識と経験が必要な仕事なので、社内にそうした人材が増えることでプラットフォームの発展にもつながるはずだ、と。ゼロからアドバイザリー事業部を立ち上げて、現在はMACAP(M&A Cloud Advisory Partners)というブランド名で展開し、14人のアドバイザーが所属するまでになっています。

――プラットフォームとアドバイザリーがうまく共存しているわけですね。

村上:その通りです。例えば人材業界でも、ウェブのプラットフォームを持ちながら、エージェントも活躍している企業は多いですよね。それと同じでM&A業界でも、ウェブとヒューマンタッチな業務は共存共栄できるはずです。我々としてはプラットフォームがどれだけ大きくなっても、ユーザーが必要とする限りはアドバイザリー業務をなくすつもりはありません。

むしろ難易度が高いディールをアドバイザーが成功させればプラットフォームも注目されるし、逆にプラットフォームの契約数が増えればアドバイザリーにも関心が高まる。そんな風に互いにシナジーが生まれると考えています。実際、昨年DeNAがSC相模原に資本参加する案件を手がけましたが、ニュース性の高い仕事をすることでプラットフォームにも改めて注目が集まりました。

少子高齢化の日本では、これからますます後継ぎがいない経営者が増えていきます。廃業となれば従業員の失業問題が起きるし、取引先にも大きな影響が出てしまう。高齢の経営者はM&Aには慣れていませんしITのリテラシーも高くないので、人を介したアドバイザリーが必要なのは間違いありません。

その一方で、現在は起業しやすい社会になっているので、今後もスタートアップ企業は増え続けるでしょう。けれど全部の会社がIPOできるわけではないので、その出口戦略としてM&Aが有力な選択肢となり得ます。その際、気軽にM&Aが検討できるプラットフォームがあればすごく便利だし、ビジネスの新陳代謝を促すことでもっとイノベーションも生まれるはずです。我々としてはアドバイザリーとプラットフォームの両方を持つことで、日本が抱える社会課題の解決にも貢献できると考えています。 description

大企業では味わえないやりがい。自分の力で社会にインパクトを残せる仕事

――業界でも成長企業として注目されていますが、どんな人材が参加しているのでしょうか。

村上:おかげさまで投資銀行、コンサル、総合商社などから多くの優秀な人材が入社してくれています。話を聞くと、彼らも社会に対して私と同じような課題感を持っているようです。円滑な事業承継やイノベーションが今の日本社会には必要で、それを実現できるのはM&Aクラウドなんじゃないか。そんな思いを持って参加を決めてくれたメンバーがたくさんいます。加えて、やはり大企業では得られない達成感、やりがいを求めたという声も大きいですね。ワンオブゼムではなく、自分の力で会社や社会にインパクトを残したいという強い気持ちを持っている人ばかりです。

――アドバイザリー事業部としては、どんな人材を求めていますか。

村上:野心と知的好奇心、それに熱量を持って高い目標に走れる人ですね。M&Aはチャレンジングな仕事なのでまずはそこに立ち向かおうという気持ち。あと、当社は創業当初から時価総額10兆円企業になることを掲げていて、とてつもなく高い目標なのですが、それを最初から無理だと笑うような人は難しい。できるかどうかは分からないけど面白そうだよね、とにかくやってみようというマインドで取り組める方と働きたいですね。もちろん、だからといって10兆円になるまでずっと頑張ってくれというわけではなくて、ご自分のタイミングに合わせてキャリアチェンジしてもらってかまいません。

――独立や転職も応援するということですか?

村上:もちろんです。採用の面談でもお話しするのですが、うちの事業部にジョインしてもらったら、その先のキャリアについてもできる限り支援したいと思っています。起業する、ファンドに行く、他社のCFOになる。いろんなキャリアパスを提供できる会社を目指しています。

もともと我々のクライアントの多くはスタートアップ企業です。仕事を通じて経営者の考え方、新しいテクノロジー、ファイナンスの仕組みなど、さまざまな知見を得られるし、目利きができるようになります。その経験は、自分がキャリアチェンジするときにもきっと生きるでしょう。さらに言えば、M&Aクラウド出身の経営者や投資家が将来当社のプラットフォームのユーザーになってくれれば、M&Aクラウド発のスタートアップエコシステムが出来上がる。そんな将来像も描いています。 description

スタートアップのM&Aにとって絶対的な存在になりたい

――会社として、これから注力していく領域を教えてください。

村上:3年から5年の短中期でいうと、プラットフォームをさらに拡大してM&Aクラウドの存在を社会に浸透させたいですね。とくにスタートアップ企業にとっては絶対的な存在になりたい。というか、ならなければいけないと思っています。外から見るとそれなりに完成されたサービスやプラットフォームだと思われがちなのですが、まだまだ認知は足りません。絶対的な存在になるには、もっとサービスやプロダクトを磨いて実績を出すとともに、広報も強化していく必要があります。

我々のプラットフォームは、売り手は基本無料で利用できるので、これは本当に革命的なことだと思っています。ただ、人の手を介さないサービスで高い満足を提供するためには、惜しみない創意工夫や開発が必要です。幸い当社の場合、経験豊富なアドバイザーやエンジニアがいるので、彼らの知見やナレッジを注入して、使いやすいプラットフォームにしていくことができる。今後そこはますます力を入れていきたい部分です。

――このタイミングでM&Aクラウドに参加する魅力を挙げるとすればどんなところですか?

村上:会社としては、ゼロイチの段階が終わって、ちょうどグロースフェーズに入ったところです。人数もこれから100人、200人と増えて、将来的なIPOも見据えています。そうした拡大期にジョインすることがまずは大きな魅力だと言えるのではないでしょうか。

何度もお話ししているように、我々は時価総額10兆円企業を本気で目指しているので、メンバーはみんなものすごい熱量を持って働いています。個人的には、これだけ本気のスタートアップって実はそんなにないんじゃないかと思っていて。楽しく刺激的に働ける環境があるし、この経験はその後のキャリアにも必ずつながるはずです。

――御社のようなスタートアップに関心があるけれど踏み出そうか迷っている、そんな方にメッセージをお願いします。

村上:私がジョインしたのが28歳のときでした。スタートアップへの転職って、私自身もそうでしたが、とくに大企業出身者からすると失敗したらどうしようといった不安が先立ちますよね。ただ、ちょっと無責任な言い方に聞こえるかもしれませんが、そもそも大企業でキャリアを積んだ方であれば、万一失敗しても実力があるのでどこでもやっていけると思うんです。あまりそこは心配しすぎなくていいのではないでしょうか。

それよりも、チャレンジするのであれば気力や体力、ライフステージを考えても早い方がいい。できれば20代から30代前半で挑戦して、違うと感じたら他に行けばいいし、面白かったら続けてステップアップしていけばいいと思います。

スタートアップに少しでも興味があるのなら、我々の会社に限らず、一度飛び込んでみてはどうでしょう。私自身がそうでしたけれど、必ず世界が広がります。もちろん、その選択がM&Aクラウドであれば嬉しいですが、いずれにせよ、迷っているならぜひ挑戦する道を選んでいただきたいですね。 description

コラム作成者
Liiga編集部
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