専門の垣根を超え、クライアントの課題をトータルで解決できる若手を育成する
2022/08/08

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フランス発祥のグローバルIT企業として知られるダッソー・システムズ。世界初の3D-CADを皮切りに、製造業のDXを後押しするための各種ソリューションを展開している。世界的メーカーの多くが導入し、技術力には定評がある同社だが、専門性が高い職種においても、中堅層ではなく新卒あるいは第二新卒の若手人材の採用・育成に力を入れている。その理由と背景にある同社の戦略について話を聞いた。

〈Profile〉
写真右/鈴木 智和(すずき・ともかず)
青山学院大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了。新卒で株式会社メイテックに入社し、CAE業務に携わる。その後、オートデスク株式会社、株式会社CD-adapcoなどを経て、2014年にダッソー・システムズ入社。現在はSIMULIAチームのマネジャーを務める。
写真左/野口 滉平(のぐち・こうへい)
明治大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了。2020年、日産自動車株式会社に入社。サプライチェーン部門のエンジニアとして勤務。2022年にダッソー・システムズ入社。現在はSIMULIAチーム所属。

※内容や肩書は2022年8月の記事公開当時のものです

グローバルレベルの技術をベースに、日本企業全体を変えていくことができる

――お二人のご経歴と現在の仕事内容からお聞かせください。

鈴木:私はもともと大学院で流体工学を専攻しており、卒業後はCAE(Computer Aided Engineering)ツールのベンダーで構造、流体シミュレーションツールのテクニカルサポートエンジニアとしてキャリアをスタートしました。CAEは、簡単に言うとコンピューター上で仮想的な実機を再現し、さまざまな試験や評価を行うことで製品の品質を向上させたり、製造コストを抑制、または実験では確認できない不具合の原因究明など、さまざまな製品開発上の問題に対応する技術です。

実際に実機を使って試験をすると時間もコストもかかりますが、数値シミュレーションを使えばそれらが大幅に削減できる可能性があり、現在は多くの製造業で活用されています。当社でも、数値シミュレーションは主要なソリューションの一つです。

私自身の経歴としてはその後、CAEのベンダー数社を経て、ダッソー・システムズに2014年に入社しました。現在はSIMULIA部門のマネジメントを担当しています。

野口:私は新卒で日系の自動車会社に入り、エンジニアとして2年勤務した後、2022年5月からダッソー・システムズで働いています。前職ではサプライチェーン部門に所属し、海外拠点に部品を輸出する際の物流を効率化するための技術対応を行っていました。

学生時代の研究分野は振動系です。車はエンジンの振動で乗り心地や騒音が変わってくるのですが、例えば部品の亀裂の有無で振動特性がどのように変化するかといった数値計算や、シミュレーションを日々実施していましたね。

前職でサプライチェーン部門を希望したのは、国際的な仕事に憧れていたことが理由です。ただ入社後、業務を続ける中で、学生時代に携わっていたシミュレーションの領域をもう一度やりたいという思いが徐々に強くなって。他部署への異動も検討したのですが実現が難しく、だったら外に答えを見つけようと転職を決めました。

転職活動ではいくつか内定をいただいたのですが、中でもダッソー・システムズは車まるごと1台分のシミュレーションもできるなど、業界をリードする高い技術力が大きな魅力でした。また、日系企業出身者として、現場で日系ならではの課題も感じていたので、ダッソー・システムズのソリューションでその解決に貢献できるのではないかと思ったことも決め手の一つです。

――「日系ならでは」というのはどういった課題でしょうか。

野口:企業として大きなポテンシャルを持っているのに、保守的な部分が壁となり力を発揮しきれていない。例えば技術要件の評価方法が数十年変わっておらず、見直しが必要だという意見が出ても慎重派の声が大きくて結局変えられない、というようなことも少なくありません。

私自身、その場にいた人間として内部から変革していく難しさは痛感していました。であれば、外の立場から変えていきたい、日系企業全体をサポートしたいと思うようになったんです。

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専門外の領域でも柔軟に対応できる、若手人材への大きな期待

――ダッソー・システムズは専門職においても、経験を積んだ人材ではなく、新卒や第二新卒を多く採用されています。これはどういった理由でしょうか。

鈴木:たしかに当社の業務には高い専門性が必要です。ただ、近年は知識や経験だけをベースに働くのではなく、クライアントのニーズをくみ取り、問題点を洗い出し、一緒になって解決していくような働き方にシフトしています。その場合、自らの専門だけでなく、部門の垣根を超えた知識を習得しなくてはならず、コミュニケーション力や柔軟性が必要です。ベテラン社員の場合、自分の専門領域以外を広げていくのはなかなか難しい場合もありますが、若い方であれは柔軟に対応しながら成長していけると考えています。

――つまり、最近はコンサルティングに力を入れている?

鈴木:その通りです。もともと当社は技術力に高い評価を頂いており、自負もあります。しかし、なかなかそれだけでは差別化が難しくなっているのも事実です。私たちの独自性や強みを明確にしていくためにも、クライアントの課題に寄り添うコンサルティングは極めて重要になっています。

ダッソー・システムズの最大の特長は、3D-CAD、PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)、データ管理ツール、さまざまな分野に対応したシミュレーションツールなど、世界標準となっているソリューションをプラットフォーム上でシームレスに結合して使える点です。つまり、ソリューションごとの機能売りではなく、クライアントの業務プロセス全体の改善に貢献できる。そのためにはヒアリングを重ね、問題点を明確化していくコンサルティング力が求められるのです。

――採用に当たっては、そうした能力も見ることになりますか?

鈴木:はい。基本的な技術のバックグラウンドに加えて、そもそもお客さまの問題を解決しようとするマインドをお持ちかどうか。さらにヒアリング力、説明能力も必要です。そうした適性も見させてもらっています。

――野口さんは第二新卒での入社ですが、もともとダッソー・システムという会社は知っていましたか?

野口:学生時代にCAEのソフトウエアを使っていたので名前を聞いたことはあったのですが、転職活動を始めるまで詳しい業務内容は知りませんでした。学生時代の友人も、設計部門にいればCADやシミュレーションを使う機会が多いので知っていると思いますが、それ以外だと知らない人もけっこういますね。

ただ、3D-CADやシミュレーションなどのツールを作っていて、コンピューター上で自動車をまるごと再現できるとか、フランス本社の企業であることを説明すると、興味を持ってくれる人が多いと感じます。

――グローバル企業であることも、ご自身の入社の動機の一つでしょうか。

野口:そうですね。新卒の時には海外と接点のある仕事に憧れて日系のグローバル企業に入社したのですが、ダッソーに転職して、一口にグローバルといっても違いがあることを知りました。社内では当たり前のように英語で会議が行われていたり、社員が多国籍で英語以外の言語も飛び交っていて、オフィスの中だけでもとても多様性にあふれていると感じます。

私は留学経験もないですし英語も少し話せるくらいのレベルですが、社員には帰国子女も多く、働きながら英語力をもっと磨いていきたいと考えています。

鈴木:技術職であれば、フランス本社のR&Dのメンバーと話すことも多くなると思います。会社として求める英語力の基準があるわけではないのですが、最低限の会話と読み書きの力はやはり必要ですね。

当社は文字通りのグローバル企業で、日本法人にもいろんな国籍や背景を持つ人材がいますし、それぞれに専門性も違います。しかしメンバー同士の交流が活発なので、多様な考え方や知識が身に付けられる環境であることは間違いありません。

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充実した研修制度。先輩やバディに教わりながら着実に成長できる

――未経験や若手の人材は、どのようなステップで成長することになるのでしょうか?

野口:私は第二新卒ですが、同時期に入社した新卒社員と一緒に新人研修を受けています。現在は入社して1カ月が経った段階で、座学が中心ですね。私が採用されたSIMULIA以外のブランドやPLMなどのソリューションの説明、マネジメント層から企業理念やバリューについての話もありました。今後、半年間のOJTがスタートすると聞いています。

鈴木:会社として新人の研修、育成には非常に力を入れています。野口が言ったように、これから半年間、先輩社員がバディとなってOJTを行っていきます。SPDM(シミュレーションプロセスデータマネジメント)や構造解析ツールなどを基礎からしっかり学んでもらい、実際の案件にも少しずつ入ってもらいます。

OJT期間の後も基本的には先輩に付きながら経験と知識を積み上げ、だんだん一人前になってもらうイメージです。我々の仕事で必要となるスキルは幅広いので、知識・技能についての試験を受けてもらったり、ウェブ上でソリューションの使い方を学んでもらったり、OJTを基本にしながら、さまざまな方法で着実に成長していける環境を用意しています。

――一人前になるには、どのくらいかかるでしょうか。

鈴木:自社のツールをしっかり理解し、お客さまの質問に的確にお答えできるようになるのに最低2年。加えて、コンサルティングもできるとなると、個人差もありますが大体3年はかかるでしょう。専門性を持って長く活躍していいただくためにも、会社として時間をかけて育成していきたいと考えています。

――ダッソー・システムズで働くことで、将来的にどんな人材になれるといえますか。

鈴木:お伝えしたように、当社には部門を超えて知識や経験を積める環境があります。例えば数値シミュレーションの専門職として採用されても、データ管理のスキルも身に付けることができる。そうすることで、個別のソリューションを提供するのではなく、お客さまのプロセス全体を俯瞰して課題解決できる人材になれるはずです。

また、当社の場合、業界を11にカテゴライズしているように、多種多様な業界やテーマのプロジェクトを担当することになります。どこかの業界に偏るのではなく、幅広い経験が積める点も魅力ではないでしょうか。

――新しいスタートを切った野口さんに今後の目標を伺います。

野口:英語を使う機会にも恵まれていますし、CAEという世界共通のスキルを身に付けることができるので、海外でも活躍できるような人材になりたいと思っています。ダッソー・システムズは世界中に拠点がありますから、同じ職種のまま海外で働くという選択肢もあるし、一方で自分の興味が他に移ったら別の職種に挑戦する可能性もあると思います。ただ、まずは一人前になるまでに時間のかかる仕事なので、ここでしっかりと経験を重ねていくつもりです。

――最後に転職について迷っている皆さんにメッセージをお願いします。

鈴木:私も何度か転職し、方向性について迷っていた時期もあったのですが、振り返って一つ言えるのは、どんな環境でも自分なりのベストを尽くすことの大切さです。やはりがんばっていれば誰かが必ず見てくれるし、評価してくれる。私の場合、それが縁となって道が開けることが多かったように思います。だからたとえ目立たない仕事であっても、ぜひ自分なりのベストを尽くしてほしい。そうすればきっと、大きなチャンスに巡り合うことができるでしょう。

野口:私の場合、前の会社に勤めていて「この経験が何か役に立つのかな」と疑問に思うこともあったのですが、実際に転職してみるとそれがちゃんと生かせる場があることを実感しています。だから鈴木さんが言うように、目の前の仕事に全力を尽くすことは本当に大切だなと思いますね。

その上で、次を目指す気持ちがあるのであれば、ぜひ早めにアクションを起こしてほしい。時間は有限ですし、若手でいられる期間も短いですから、悩んだまま過ごすのはもったいないですよね。挑戦せずに後悔するぐらいなら、自らの責任の下に積極的に動き出す。これは私自身の行動指針でもあります。チャレンジしたいという方にお会いできることを、楽しみにしています。

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コラム作成者
Liiga編集部
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