アセットマネジメント転職のイロハ~めざせホワイト×高給~
2023/01/17

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ホワイト×高給の代名詞ともいえるアセットマネジメント。家庭を持ち、落ち着いた生活を送りたい人にはうってつけの業種と言えるでしょう。特に、金融系のバックグラウンドをお持ちの方であれば一度は転職先に考えたことがあるのではないでしょうか。一方、詳しい業務内容や求められている人物像が分からず、応募に二の足を踏んでしまっている方も多いことと思います。 今回はそんな方々のために、弊社に蓄積されたデータをもとにアセットマネジメントの業務内容や転職プロセス、人材要件についての解説を行っていきます。この記事を読めばアセットマネジメントへの転職について一通り理解できることでしょう。



アセットマネジメントへの転職は出来るのか

結論から言うと、金融系の会社での業務経験がない人がアセットマネジメントの仕事に採用されるのはかなり難しいです。しかし、金融系以外のバックグラウンドをお持ちの方でも生かせるスキルを持っている場合は採用される可能性があります。 下記で業務内容や人材要件、選考フローを示すので、当てはまるスキルはあるか、どうすればそのスキルが得られるかといった点について、考えてみてください。

運用と助言からなるアセットマネジメントの業務内容

アセットマネジメントは、読んで字のごとく、アセット(資産)をマネジメント(管理)する部門・企業です。いくつかの投資銀行・証券会社が一部門としてサービスをおこなっているほか、独立系のアセットマネジメント企業も存在します。 主に投資信託事業と投資顧問事業を行っており、その運用手数料や運用益の一部で利益を得ています。下記ではこれら二つのサービスについて細かく見ていきましょう。


投資信託事業

投資信託事業では、投資信託ファンドの組成・運用から営業・販売までを一貫して行っています。基本的には運用と営業でチームが分かれ、運用チームは収益やリスク等の観点から様々なテーマのファンドを組成・運用し、営業チームは運用チームが組成したファンドを法人、機関投資家、金融リテールなどに営業をかけて販売します。また、商品やその運用成果をレポーティングし、投資家向けにリリースするチームもあります。


投資顧問事業

投資顧問事業では、投資一任業務と投資助言業務を行っています。投資一任業務は顧客から依頼を受けて一連の投資業務を行うサービスで、投資助言業務は投資に関するアドバイスのみをおこなうサービスです。これらに関しても運用チームと営業チームに分かれている場合が多いです。


アセットマネジメントはすべての業務に金融知識が必要

ここまでの業務内容紹介を見てわかる通り、アセットマネジメントの業務では程度こそ違えど金融知識が必要になります。労働条件はホワイトですが、そのホワイトを勝ち取るため、そして享受し続けるためには日ごろから知識のキャッチアップが必要だということは忘れないようにしましょう。

関連業務への従事は必須。人材要件について

ここからは、アセットマネジメントの人材要件について、営業系と運用系に分けて見ていきます。


営業系

下記は過去にLiigaに寄せられたアセットマネジメントの営業系の人材募集の必須条件です。

  • 地域金融機関向けアセマネビジネス又は運用ビジネスの企画・営業経験
  • コミュニケーション力、交渉力
  • エクセル、パワーポイント利用による資料作成スキル
  • 堅確な事務遂行能力


上記求人を見てわかるように、営業系に転職するにはアセマネビジネス等の営業経験が必要です。とはいえ金融機関であれば比較的そのような経験を積める部署は多いため、そこまでハードルは高くないといえるでしょう。


運用系

下記は過去にLiigaに寄せられたアセットマネジメントの運用系の人材募集の必須条件です。

  • 当該業務経験(必須)


上記求人を見てわかるように、運用系に転職するには投資信託商品の開発経験が必要です。運用サイドの経験を積むには時間がかかるため、転職を望むならば、まずは今の会社の運用部門に行くためにできることを考えましょう。


未経験からアセットマネジメントへの転職は可能か

先述の通り、営業も運用も、基本的には同じような業務経験がないと採用されることがないため、金融業界の経験が全くない方の転職は難しいです。比較的ハードルが低いのは営業系ですが、やはり能動的にキャリアを形成していく必要性はあるでしょう。一方、入社後に営業系から運用系のチームに移った例も少数ながら存在するので、まずは営業系を目指すのも作戦の一つです。

オーソドックスだが金融知識が求められる。アセットマネジメントの選考フロー

ここからはアセットマネジメント企業における選考フローを見ていきましょう。 例えば日興アセットマネジメントの選考フローは書類選考→面接複数回となっており、ほかの企業では間に適性検査が挟まることもあります。

一般的な選考の形式ではあるものの、その1つ1つのハードルは高く、入念な対策が必須になってきます。下記では書類選考と適性検査、面接それぞれの特徴と対策について確認していきます。
参考:キャリア採用|日興アセットマネジメント


書類選考

書類選考に関しては、これまでの経歴のみで評価が決まると言っても過言ではありません。応募ポジションの募集要件にきちんと当てはまっているかどうかに加えて、活躍してくれそうな経験を積んでいるのかが精査されます。アセットマネジメントでの業務経験がある人やエージェント等に依頼して内容や文章の書き方を見てもらうとよいでしょう。特に、運用系を目指す人は証券知識のアピールがマストとなるので、じっくり文章を考えましょう。倍率としてはそこまで高くないですが、一定数落ちる人はいるので気が抜けません。


適性検査

適性検査に関しては、新卒時の就活と同じように言語能力や計算能力、あるいは判断推理力等をテストによって測られるフェーズとなります。各社で利用しているテストは異なるため、エージェント等から情報を集めましょう。一方、アセットマネジメントの転職においては、投資銀行の他部門よりボーダーが低いと言われているので、そこまで対策にリソースを割く必要はないでしょう。


面接

面接に関しては、投資銀行部門ほどではないですが、他業界のものに比べてハードな場合が多いです。面接回数が非常に多いだけでなく、日興アセットマネジメントのように、いきなり部門長といった職位の高い人物と面接する場合もあります。その全員に対し一貫した受け答えをし、能力を認められることは容易ではありません。当然ながらここが1番シビアに絞り込まれるため、入念な対策が必要でしょう。アセットマネジメントでの業務経験がある人やエージェント等に模擬面接をしてもらうことをお勧めします。

アセットマネジメントで転職者を採用している企業例

ここでは、中途採用を行っているアセットマネジメント企業を一覧でご紹介します。転職先を考える際の参考になれば幸いです。

外資系アセットマネジメント

  • ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
  • モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント
  • JPモルガン・アセット・マネジメント
  • UBSアセット・マネジメント
  • バークレイズ投信投資顧問
  • ドイチェ・アセット・マネジメント
  • ソシエテ・ジェネラル・オスマン・マネジメント
  • BNPパリバ ・アセットマネジメント
  • フィデリティ投信
  • ブラックロック・ジャパン
  • Point72 Asset Management


日系アセットマネジメント

  • 野村アセットマネジメント
  • 大和アセットマネジメント
  • 日興アセットマネジメント
  • 三井住友DSアセットマネジメント
  • 三井住友トラスト・アセットマネジメント
  • 三菱UFJ国際投信
  • アセットマネジメントOne

地に足付けるかさらなるチャレンジか。アセットマネジメントのネクストキャリア

ここまではアセットマネジメントへの転職にフォーカスしてきましたが、この項ではアセットマネジメントのネクストキャリアについて見ていきたいと思います。 結論から言うと、アセットマネジメント社員のネクストキャリアに関しては、基本的には金融業界にとどまるといった形が多いようです。営業系、運用系どちらにおいても他アセットマネジメントへの転職が多く、加えて前者では金融機関の法人営業部門、後者ではヘッジファンド等資産運用会社の運用部門といったところがそれぞれの経験を活かせる転職先として人気です。 先述の通り、転職先は基本的に金融業界となるので、それが自分にとってどうなのか、今一度考えて見てください。一方、金融業界の中では様々な会社に転職できるので、どのようなキャリアを描きたいのか考えながら働く必要があります。

おわりに

営業と運用それぞれで求められる経験や得られるスキルが異なることがお分かりになっていただけたと思います。転職をお考えになっている方は、自分はどのチームに行きたいのか、あるいはどこなら行けるのか、そしてそのためにはどうすればいいのかといった点について、本記事を参考に考えていただければ幸いです。

コラム作成者
Liiga編集部
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