マッキンゼーで新規事業領域をリードしていた男が、新進のAIスタートアップに身を投じた理由とは
2023/07/07

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今このタイミングでLaboro.AI(ラボロエーアイ)に入社すれば、誰もがAIの第一人者になれる可能性がある。そう語ってくれたのは、世界的な戦略ファームであるマッキンゼーから、この稀有なスタートアップ企業に身を投じることを決めた長澤順平氏だ。

Laboro.AIでは、コンサルタントとエンジニアが相互に乗り入れるような形でカスタムAIのプロジェクトを進めていくため、どこよりも早く、そして質の高いソリューションを実現することができる。この環境が、顧客への提供価値を高めているのはもちろんのこと、社内メンバーの成長を強力に後押ししていることは間違いない。“プロフェッショナル”としてのキャリアを検討中の方には、ぜひご一読いただきたい。

〈Profile〉
長澤 順平(ながさわ・じゅんぺい)
シニアソリューションデザイナ
東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程中退。2009年従業員数人のユーザベースに入社、上場後までCultureチームの設立やNewsPicksの立ち上げ企画・開発などビジネス・技術両面でさまざまなチームをリード。2018年にIESE Business SchoolにてMBAを取得、2020年からマッキンゼー・アンド・カンパニーにて新規事業開発やデジタル支援を担当。2022年、Laboro.AIへ参画し、現職。

※内容や肩書は2023年7月の記事公開当時のものです

世界の新たな基盤となるAIを深く理解する。そのための最適な環境が、ここにはある

――長澤さんはマッキンゼーからLaboro.AIに転職してこられたと聞きました。まずはその転職動機からお聞かせください。

長澤:一言でいうなら、AIはこれから世界の新しい基盤になると思っているからです。約30年前に登場したインターネット、15年前のスマートフォン。それらと同レベルで人々の生活を変えていくテクノロジーだと考えています。

AIが社会に広く浸透するまでにはまだ時間がかかりますが、だからこそそれまでにAIのベースである基本的な部分や特性を理解したいと思っていました。そのための最適な環境がLaboro.AIだということです。例えばSNSなども、ネットやスマホの特性を理解している人たちが新しい価値を生み出しました。AIとビジネスが重なるバリューを深く理解して、将来自分がやりたいことを実現できる力を身に付けておきたい。そう考えて、2022年にLaboro.AIに転職してきました。

マッキンゼーも非常に好きな会社ですし、クライアントへの提案内容にAIやメタバースが絡むケースも多々ありました。しかし自分がコンサルタントという立場だと、AIそのものにコードレベルなどで深く携わるわけではないので、肌感としてAIの価値を理解するには限界があります。

個人として機械学習のコンペティションにも参加しましたが、実務としてAIのベースを理解できる環境に身を置きたかったんです。それを実現できる会社は、Laboro.AI以外にはなかなか見当たりませんでした。

――日本には他にないと言ってもいい?

長澤:言っていいと思います。AIを標榜している企業の中には、大きく3つのパターンがあります。1つ目はエクセルマクロをAIとして売っている企業。個人的には、これは真の意味でのAIとは言いづらいところです。2つ目はAIに関するプロダクトを作ってそれを売っている企業です。プロダクトありきなので、リーズナブルに提供できるという価値はありますが、個社ごとの事情に合わせてカスタマイズすることはできません。

そして3つ目が、当社のようなカスタムAIを提供している会社です。分かりやすく言い換えるならAIコンサルティングですね。ただLaboro.AIはコンサルティングチームだけではなくエンジニア部門も持っており、コンサルしながら実装まで伴走できます。

今世の中の多くの方は、AIを使って何かをやりたいけど、何ができるのか分からないという状況です。そうすると、「AIで何ができるか」「そもそもAIが必要かどうか」を議論できるコンサルの力が必要ですし、一方で最先端のテクノロジーに精通していることも求められます。

コンサルティングファームの皆さんも一定以上の知見は持っていますが、昨日や一昨日できるようになった技術についてはなかなか知りえないでしょう。AIの世界は本当にスピードが速いですからね。

フロントに立つメンバーとAIエンジニアが対等に議論しながら、即座に開発してPoCを回していける体制が重要であり、この点がまさにLaboro.AIにしかない環境だということです。私自身の担当はいわゆるコンサルタントですが、当社ではソリューションデザイナと呼んでいます。提言するだけでなく、ソリューションを一緒にデザインする役割として、こうした呼称を採用しています。 description

過去のAIブームとは明確に違う、質的な変化が起きている

――入社されて半年ほど経過していますが、仕事内容や環境としては想定通りだったのでしょうか?

長澤:ほぼ想定通りです。私の役割はコンサルだと申し上げましたが、自分自身でコードを書きながらトライすることもできるので、非常にやりやすいですね。

いい意味で驚いたのは、顧客と議論をしている中でも、その必要がある際には「そのプロジェクトはうちよりも適したベンダー企業がありますよ」と率直にご提案していることです。クライアントの課題を分析した結果として、当社以外の会社やプロダクトを利用した方が良いと判断すれば、そのままお伝えしています。

これは当社のCEOである椎橋の人間性が関係していると思いますね。私はマッキンゼーの前に別のスタートアップを経験しているので、数多くのベンチャー経営者と会ってきましたが、彼は非常にバランスがいい。安易に儲けることよりも、自分たちなりの価値を提供することや楽しむことを重視しています。

私自身のキャリアを振り返っても、その時いちばん楽しいと感じる場所に身を置いてきたので、とてもいい環境だと感じています。

あとはプライベート的な観点で、思った以上にリモートで働けることもありがたいですね。問題になるのは娘が邪魔をしてくるかどうかということくらいです。実はうちの娘は、アジアでもトップ3に入るほど可愛いんですよ(笑)。

特に、生まれてから小学校に入るくらいまではできるだけ一緒の時間を過ごしたいと考えていたので、この環境は本当にうれしい。当社はスタートアップですが私より年上でご家庭を持っている方も多いので、お互いに自然と配慮しあえる環境です。

――素人ながら、この20年でAIが取り沙汰されるのは3回目くらいな気がするのですが、今回はどのような変化が起きているのでしょうか?

長澤:よくご存じですね。その3回をしっかり比較したことはないのですが、簡単に言うと過去のAIブームは量的な変化で、今回は質的な変化が起きていると感じます。大量の画像やテキスト、データをいかに早く処理するかという話から、人間が導き出せない“解”をAIが考える世界に変わってきている。分かりやすい例として、当社で支援したプロジェクト概要を1つご紹介しましょう。

クライアントは、建設現場のDX化を進めている企業です。工事用の建機を自動で動かすところまでは実現していたのですが、次のステップとして「最適な施工計画をAIで立案し、その通りに建機を動かして作り上げる」ことを実現したい、という相談でした。そうなると人間がやるのは、対象となる土地と建機、そして工事期間という3つの情報を入れるだけになります。これは単純にビジネスインパクトがものすごいですし、我々としても非常に知的好奇心がかき立てられる案件でした。

簡単そうに聞こえるかもしれませんが、複雑な情報をどこまで粗くして定義し直せば現実的なプランが出るのかを考えるのは、かなり難しい計算が必要になります。例えば土地の面積も、0.5メートルごとのデータがあるのですが、それをそのまま処理していては数年経っても終わりません。じゃあ5メートルにすればいいのかと考えていくと、この問題は解けないんです。

実際にどうやったかをご説明すると1日かかってしまうので割愛しますが、技術的にも面白いですし、AIとの知恵比べみたいな側面もあって、本当に刺激的でしたね。 description

結局は、楽しめる人が成長する。だからこそ、AIにワクワクする人に来てほしい

――Laboro.AIが求めるのはどんな人材ですか?

長澤:会社としての模範解答もありながらも、個人的な思いをお話しさせてください。なによりもAIにワクワクできる人。これに尽きますね。さまざまなAIについて学んだ後は、AIが世界を変えていくど真ん中で「これは面白い!」というビジネスにいち早く気付き、誰よりも早く楽しく作り上げることもできるでしょう。しかもそれを、自分一人ではなく仲間と一緒に実現することができる。ここまで聞いてワクワクする方は、当社とのマッチ度が高いと思います。

ただ一方で、地道で大変なステップもあります。冒頭で「AIで何ができるのか分からない」という方がまだまだ多いとお話ししましたが、逆に言うと「AIは何でもできる魔法の杖だ」と思っている方もいます。そういう状況で辛抱強く分析して「AIでできるのはこれです」とお伝えするのも大変ですし、必要なデータを集めるのも簡単ではありません。AIにたどり着くまでがとても遠いんです。そういう理由もあり、AIに対するパッションを持っている方を求めたいと思っています。

――つまり、AIとは何かを理解してもらうステップが大変だと。

長澤:理解してもらうというよりは、一緒に考える、と言った方が近いかもしれません。もちろん我々もエキスパートとして示唆を出すことは必要ですが、クライアントから学ぶことも非常に多い。そんな世界があるんだと驚かされる毎日です。お互いに教え合い、高め合っていく。そうしたプロセス自体を楽しんでもらえれば最高ですね。

――現時点でのAIに関する知識やスキルはどこまで求めますか?

長澤:おそらく多くは要らないと思います。毎日新しいことが出てくる世界ですから、今の段階での知識レベルに何か意味があるのかという話ですよね。もちろんあればベターですが、これから学んでいけるなら問題ありません。

例えば私は以前から自分でプログラムを書いていたのですが、周りの経営者から「長澤さんはプログラムが書けていいですね」と言われることが理解できなかったんです。だって、そう思うなら書けばいいじゃないですか。そう言われて「たしかにそうだな」と思える人であれば、きっと大丈夫です。

――ありがとうございます。最後に今後のキャリアを検討中の方にメッセージをお願いします。

長澤:今が楽しいならその仕事を続ければいいし、楽しい会社があればそこに行けばいいと思います。メッセージとして弱いですかね?(笑)

実は私自身転職の最後の決め手になったのは、妻から言われた「Laboroさんの話をしている時がいちばん楽しそうだね」という言葉なんです。ここを選んだのは、いちばん楽しそうだったから。今このタイミングで当社に入れば、努力次第で誰もがAIの第一人者になれると思いますが、得だから、儲かりそうだから、ではなく、楽しそうだからという理由で選んでほしい。結局はその方が成長につながることも間違いないと、個人的には思っています。 description

コラム作成者
Liiga編集部
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