退職者が再入社したいと思うKPMGコンサルティングの魅力
2023/08/29

sponsored by KPMGコンサルティング description

一度退職した会社に戻るというのは、通常ハードルが高い。しかし、KPMGコンサルティング(以下KC)の場合、辞めるメンバーを“卒業”という形で送り出し、その後再び迎え入れることはよくあるのだという。Big4の一角である同社では、卒業生が集う「アルムナイ」というコミュニティが2021年に組織されている。退職後も、アルムナイを通じて会社との交流や卒業生同士の情報交換が続けられ、既に30名以上が再入社している。こうした取り組みも含め、多くの人に“戻ってきたい”と思わせる魅力を持つKC。実際に再入社をしたR. Y氏と、前職でもKC出身者と一緒に働いていたというT. K氏に、組織の内外から見たKCの魅力について語ってもらった。

〈Profile〉 ◇掲載企業特有の事情により氏名はイニシャル表記となっています。
写真右/R. Y
シニアコンサルタント
Consulting部門Digital Transformation Acceleration所属
新卒で日系SIerに入社。ERPシステム開発・維持管理を担当した後、KPMGコンサルティングへ入社。いったん退職した後は日系保険会社で、Webシステム開発管理、RPA導入推進等に従事。2019年KPMGコンサルティングに再入社。現在はDX導入支援および開発プロジェクトを担当している。
写真左/T. K
シニアコンサルタント
Business Innovation 部門Edge Incubation & Innovation所属
新卒でITコンサルティングファームに入社。システム開発・導入などを経験し、その後、FAS系のコンサルティングファームにおいてM&AのデューデリジェンスやPMIに携わる。2022年にKPMGコンサルティングに入社し、先進テクノロジーを活用した新規事業の創出、推進支援などを行う。

※内容や肩書は2023年8月の記事公開当時のものです

KC出身者の共通点。それは、コミュニケーションとコラボレーションを重視すること

――お2人のこれまでのキャリアから教えてください。

T. K:私は新卒でITコンサルティングファームに入り、システム導入や業務改善のプロジェクトを担当しました。その後、他のFAS系コンサルティングファームにおいてM&AのデューデリジェンスやPMIなどを経験し、次は「クライアントと一緒に新しいビジネスを立ち上げてみたい」と思い、2022年にKPMGコンサルティングに転職してきたというキャリアです。

――他ファームを経験された上で、数あるコンサルティングファームの中からKCを選んだ理由はなんだったのでしょうか?

T. K:現在、ビジネスイノベーション(以下BI)部門では、テクノロジーを活用した新規事業の創出、推進支援、地域・社会課題の解決支援等を行っているのですが、まずはそうした業務に強い興味があったことが理由の1つです。

もう1つは人です。以前働いていたファームにもKCの出身者が何人かいたのですが、全員共通してすごく話しやすく協力的で、こんな人たちと一緒に働きたいと思う方ばかりでした。

コンサルタントには一匹狼的な考えを持つ方も中にはいるのですが、KCの出身者はそういう感じがありません。それがいいか悪いか、人それぞれ考え方はあると思いますが、私としては人間関係を重視しながら働きたいタイプなので、次に移るならKCがいいなと思っていました。

――実際、入社されてどうでしょうか?

T. K:1年半経ちましたが、イメージした通りとても働きやすいです。また、入社してみて気付いたのですが、KC出身者に共通していた「協力的」という点は、社内にコラボレーションの文化が浸透しているからでもあると感じます。

――ありがとうございます。続いてR. Yさんにもお聞きしますが、R. Yさんは一度辞めてから再入社されているのですよね?

R. Y:はい。途中で2年ほど日系の事業会社で働き、2019年に再入社しました。

キャリアの冒頭からご説明すると、新卒では航空会社系のSIerに入社しています。ITは全く未経験だったのですが、勉強させてもらいながらERPのシステム開発や維持管理を担当していました。仕事は楽しかったのですが、ユーザーとの距離が遠い業務だったこともあり、段々と「もう少しお客さまの近くで仕事がしたい」と思うようになり、転職を決めました。

転職先の業種として志望したのが、クライアントと直接コミュニケーションを取れるコンサルティング業界です。複数のファームを受けたのですが、KCは面接していただいた方がとても丁寧で話しやすく、業界未経験でも意欲を汲んでくれました。働くならここだなと思ってKCに入社したのが2015年です。

――その後KCを退職された理由は何だったのでしょうか?

R. Y:在職中は私が未経験者であることも考慮してプロジェクトにアサインしてもらい、コンサルタントとしてのベーシックな部分を一から学ぶことができました。ただ、私が入社した当時は、KPMGジャパンのメンバーファーム2社が統合する形でKCが立ち上がって1年余りだったこともあり、まだ会社としてのカラーが確立されておらず、リーダーも進め方を模索している段階でした。

また、私生活とのワークライフバランスを意識して仕事に取り組んでいきたいという思いもあったのですが、IDE推進や働き方に関する制度などを整備している最中で、私自身の力不足もあって変革期についていけなかったというのが正直なところです。

仕事も人も魅力的だったので転職する際は非常に悩みましたが、3年ほどでいったん離れることにしたという経緯です。 description

再入社後に実感する会社の一体感、人を大切にする文化。「もしよかったら戻ってこない?」

――転職先は保険会社だと聞いています。

R. Y:ベンチャーの保険会社のIT企画部門へ転職し、Webシステム開発などを担当していました。ただ、裁量を求めてベンチャー企業を選んだのですが、残念ながら自分の思い描いていた働き方はできなかったんです。

ベンチャーにはよくあるのかもしれませんが、社長のトップダウンで決めたことが翌日簡単にひっくり返ってしまう。現場の裁量が本当に少なかったんです。

そんな中、KC時代の同僚に会う機会があり、悩んでいることを話したら「もしよかったら戻ってこないか」と誘っていただきました。体制や制度が整って、私が苦しんだところは解消されていると聞き、それなら戻りたいと思い再入社の枠で応募してみることを決めました。元々、KCでの仕事内容も人も大好きでしたから。

――KCには、退社された人がその後も会社や仲間と交流を続けられるコミュニティ「アルムナイ」がありますね。

R. Y:私が戻ったときはアルムナイができる直前で、KCの元同僚との個人的な付き合いの中でお話しする機会があったのですが、今はアルムナイを通じて再入社する人が増えてきています。

T. K:私の部署でもアルムナイを通じて部署新設の情報を知り、自分がやりたかった仕事ができそうだということで再入社した先輩がいます。

――KCに再入社されて、以前と変わったと感じる部分はありますか?

R. Y:2015年に入社したときは、1人1人は素晴らしい方が集まって個の力を発揮しているものの、まだ全メンバーが1つになりきれていない印象でした。それが今は、KCとしての在り方が浸透し、個々人の強みと組織のカルチャーがうまく融合されています。仕事のしやすさという点では、格段に良くなったのではないでしょうか。

――逆に変わっていないところはありますか?

R. Y:人を大切にする部分は全く変わっていません。最初の在籍時に、現代表取締役の宮原が社長に就任したのですが、就任の挨拶で「KCは何より働く社員を大切にする会社で、自分もこれから積極的に皆さんとコミュニケーションを取っていきたい」と話していたのが印象的でした。

実際に再入社した後にも宮原が声をかけてくれて、ただの未経験の若手社員だった自分を覚えていてくれたんだと驚きましたね。「人を大切にする」というのが表面的な言葉ではなく、体現され、文化として浸透していると感じます。 description

部署を超えた連携を当たり前に行いながら、新しいビジネスを生み出していく

――現在の仕事内容についてもお聞きしたいのですが、こちらもまずはT. Kさんから。

T. K:私はBI部門のEdge Incubation & Innovationという部署に所属しています。先進テクノロジーを活用した新規事業の立ち上げ支援や国内外の企業・スタートアップとの協業支援等を行う部署で、宇宙ビジネス、オープンイノベーション、キャッシュレスビジネス、Web3など、先端技術分野でさまざまなプロジェクトを進めています。

――かなり領域が広いですね。

T. K:その通りです。まだ黎明期にある、または世の中に存在していないビジネスを生み出していく仕事なので、常に最新知識をインプットする必要があります。また、海外企業の先端技術導入を検討、推進する際に海外のKPMGのメンバーファームと連携することも多いですね。

――なるほど。R. Yさんの現在の仕事についてもお聞かせください。

R. Y:私はConsulting部門に所属して、DXを活用した業務改革を支援しています。分かりやすい例を挙げると、感染症流行でリモートワークがずいぶん普及しましたが、やはりまだ課題も多いので、そのための改善ツールの導入提案などを行っています。

――お2人は部署が違いますが、KCの場合、部署を超えた連携はあるのでしょうか?

T. K:連携はよくあります。例えば、現在他部署と一緒に、ベンチャー支援に関する新規プロジェクトができないかを検討しています。

他のコンサルティングファームでは、既存のプロジェクトのデリバリーを一緒にやることはあっても、部署同士がコラボレーションして新規プロジェクトを立ち上げることは少ないのではないでしょうか。ゼロから共同作業をするとなると、やはり連携の度合いが違うので、そこはKCならではという気がします。KCには協力的な人が多いという話をしましたが、それは部署の垣根を超えた連携という意味でも同様に思えます。

R. Y:同感です。私自身、1つの部署で完結するプロジェクトを経験したことがありませんし、本当に会社全体でワンチームというイメージです。

T. K:部署ごとにコンサルタントの専門領域はさまざまです。特に、宇宙ビジネス、オープンイノベーションやWeb3のように、新しいものを創り出す場面では、さまざまな専門家が集まって議論することが重要になりますので、コラボレーションを活発に行うことで、クライアントにも自信を持って提案を出すことができます。 description

会社の向いている方向がオープンに共有され、裁量権を持って仕事に臨める環境

――ほかにも、KCらしいと感じる部分はありますか?

R. Y:部署同士の連携にも通じるのですが、社内の交流が活発ですね。今は対面が減っていますが、代わりにオンラインで謎解きゲーム大会や料理教室などのコミュニケーションイベントが開催され、そうしたイベントを通じて新しいメンバーとも接点を持つことができます。

T. K:経営層との距離も近いです。期初や期中に会社の目指す方向性の話がある他に、社長をはじめパートナーが若いメンバーにも気軽に声をかけてくれますし、Masa’s radioといって社長が社員の質問・疑問点に回答するオンラインのラジオ番組が月2回生配信されています。仕事だけでなくプライベートなことも、フランクに包み隠さず話をしてくれる方なので、うちの会社はどうなっているのかと現場が不安になるようなことはないですね。ラジオでは、意外に社長の個人的な話も多くて、人柄も伝わってくるのでそれも安心感につながっています。

あとは、あえて挙げるなら売上至上主義でない点でしょうか。過度に規模の拡大を追って会社の雰囲気が悪くなれば、結局はパフォーマンスも数字も上がりません。だったらそこは無理に追いかけない方がいいですよね。全社ミーティングの場などを通じて、経営層から方針としてしっかり発信されますので、社員にも浸透していると感じます。

また、そうした環境だからこそ、1人1人が自律的に考えて働くし、個人として成長していくこともできる。周囲を見渡してもそれは実感します。

R. Y:上からこうしろと押さえ付けられるようなことがないですよね。手を挙げればなんでもやらせてもらえる、裁量権のある現場です。

――お2人は、どんな人にKCに入社してほしいとお考えですか?

T. K:主体的に物事を考えて、最後までやりきれる方でしょうか。あとは新しいチャレンジが多い会社なので、好奇心旺盛で他のメンバーと協力しながら業務を行える方が向いていると思います。

R. Y:研修制度もしっかり整っているので、コンサルタントとしてのスキルや知識がない方でも心配はいりません。それよりも意欲が第一で、論理的思考力やコミュニケーション力があればなお良しという感じです。そうしたコンサルティング基礎スキルは、研修や現場で学んでいけますから。

T. K:KCの場合、とにかく人を大切にするカルチャーが真ん中にあるので、未経験者でも迎え入れてしっかり育てようという風土がありますよね。

R. Y:私が最初に在籍した立ち上げ期に比べてビジネスの規模は各段に大きくなっていますし、インパクトの大きな仕事に携われることも魅力です。ほかのコンサルティングファームからいらっしゃる方も、前職を超える規模の仕事ができるのではないでしょうか。私のような再入社組も大歓迎ですし、ぜひ多くの方に興味を持っていただければと思います。 description

コラム作成者
Liiga編集部
Liigaは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。