West to EastからEast to Westへ。日本で磨き上げた型を世界へ展開するフェーズに突入
2024/03/05

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一口に「グローバルファーム」と言っても、その実態はさまざまだ。海外の事例をベースに日本のマーケットにカスタマイズする仕事。グローバルレベルでシステムや業務フローを標準化する仕事。そして日本発で世界を変えていく仕事。働く環境としても、日常的に海外オフィスと協働するファームもあれば、基本的には日本国内で完結する企業もあるだろう。もちろんどれが良いか悪いかという話ではない。ただ、自分の望む「グローバル」な環境があるかどうかを事前に確認しておかなければ、ミスマッチにつながってしまうので注意が必要だ。

今回は、フランスに本社を置く大手グローバルファームであるキャップジェミニで働く2人にインタビューを実施した。プロジェクト内容や独自の企業カルチャー、若手の成長環境について率直に語ってくれたので、グローバルな環境で働きたいと考えている方はぜひ参考にしてほしい。

〈Profile〉
写真右/寺澤敦史(てらさわ・あつし)
シニアマネージャー
一橋大学卒業後、慶應大学大学院にて修士号(MBA)を取得し2015年にキャップジェミニへ新卒入社。主に保険会社向けのデジタル戦略策定、ITオフショアリングモデル構想検討、基幹システム刷新の構想検討プロジェクトなどに従事。
写真左/トーマス コスキネン
シニアコンサルタント
韓国トップビジネススクール(MBA)卒業後、日本のハイテク業界、製造業界にて10年以上勤務。主に経営コンサルティング、コーポレートベンチャーキャピタル、組織変革に従事。多様な文化的背景と日本のビジネス文化への理解を有するため、現在キャップジェミニにて大規模グローバル企業変革プロジェクトのチェンジマネージャーとしてプロジェクトを推進中。

※内容や肩書は2024年3月の記事公開当時のものです

立場が違っても対等に意見をぶつけ合うカルチャーに惹かれて入社を決意(寺澤)

――新卒入社の寺澤さんと中途入社のトーマスさん。それぞれの入社動機からお聞かせください。

寺澤:実は、就職活動を始める前はコンサルティング業界に対してあまり良いイメージを持っていなかったんです。アドバイスをするだけで無責任な人たちなんじゃないかと。しかし、たまたまご縁があってキャップジェミニのインターンに参加することになり、そこで180度イメージが変わりました。

課題解決に全力で取り組んでいることが伝わってきましたし、皆さん非常にフラットな考え方を持っていて、学生に対しても同じ目線で接してくれる。だからこそ時には厳しく「ここは違うんじゃないか」という指摘を受けることもありました。立場が異なっても対等に意見をぶつけ合うカルチャーに惹かれて、ぜひここで働いてみたいと思うようになりました。

――実際に入社してからもそういうカルチャーでしたか?

寺澤:はい。入社前後でのギャップはありません。入社1年目でも忌憚なく自由に発言できますし、むしろ物おじせずに意見を言える人ほど評価される環境です。ただ私が入社した時のジャパンオフィスはまだ50人程度でしたが、今は千人を超える規模になっています。さすがに当時のようなベンチャー気質からは少し変容していますが、真髄にある自由なカルチャーは全く変わっていません。

トーマス:たしかに、アメリカや日本でよく見られるような、立場の違いによってコミュニケーションが分断しているようなことはありません。前職と比較しても、フラットなカルチャーだと、私も感じています。

――そうしたカルチャーも、トーマスさんの転職理由の1つなのでしょうか。

トーマス:そうですね。それともう1つ大きかったのは、グローバルな環境があることです。前職もいわゆるBIG4と呼ばれるグローバルファームでしたが、働き方としてはかなりドメスティックだったと思います。しかし現在は、最も分かりやすい例を挙げれば、私のチームで日本にいるのは私だけで、他のメンバーは香港やインド、オーストラリア、シンガポールにいます。そういう環境で毎日働いています。 description

日本ではまだ数少ない「DX成功のための組織変革」の専門家(トーマス)

――現在担当している仕事について教えてください。

トーマス:あるクライアントで大規模なDXを進めていまして、私はその中でも組織変革の領域を担当しています。日本ではDXに関連する組織変革の専門家は少ないのですが、欧米ではDXを成功させるために必須の役割だと考えられています。

基本的に、人は変化を恐れる生き物ですよね。大幅なトランスフォーメーションとなればなおさらです。社員の皆さんに変革の必要性をどう伝えるのか、どのタイミングでどんなコミュニケーションをするべきか。これらを考えて実行することはDXを進める上で非常に重要です。もちろん使用するシステムが変われば使い方も変わりますから、そういったトレーニングも提供しています。

寺澤:業界ではチェンジマネジメントと呼ばれている領域です。グローバルレベルでシステムを変更・統一していこうとすると、組織の中には「なぜわざわざ変更するのか」「慣れているので変えたくない」と思う人がたくさん出てきます。そこで各国に担当コンサルタントを配置して、彼らに寄り添いながら変革(Change)を管理(Management)していくわけです。

トーマス:そうですね。キャップジェミニの案件はグローバルに動くことがほとんどで、このプロジェクトも世界中にコアメンバーがいます。彼らと常に適切なコミュニケーションを取ることが重要ですが、言語だけでなく文化やタイムゾーンも違うので、うまく進めるのは想像以上に大変です。そこが難しいところでもあり、やりがいでもあります。

今回のプロジェクトで言えば、お客さまは日本の企業ですが、変革するのは世界中にあるグループ会社や支店です。そのため、私が日本のお客さまの思いや要望を聞きながら、それを基に各国のメンバーを動かしていくことになります。

私の日本語はややブロークンではありますが、多言語を話せるのは私自身の強い武器だと思っています。翻訳AIを使っても、各国のカルチャーや言葉の裏にある本音まで理解することは、まだできませんからね。

――なるほど。寺澤さんはどのような仕事を担当しているのでしょうか。

寺澤:シニアマネージャーなので、大きく3つの役割を担っています。1つはいわゆるクライアントへのデリバリー。私は保険会社をメインで担当しており、例えばクライアントが新しいサービスを作る際のグランドデザインから保険商品組成スキーム検討、システムの実装までエンドツーエンドで伴走しながら支援しています。先ほど話に出たグローバルな環境に加えて、エンドツーエンドというのもキャップジェミニのキーワードの1つですね。

2つ目はプロジェクトの受注に向けた営業活動。大手ファームの中には、営業活動はパートナークラスの方だけが担う企業もありますが、キャップジェミニ・ジャパンはできる人には任せていくという文化です。当社は日本市場において、まさにこれから認知度を高めていくフェーズにありますので、「なぜキャップジェミニなのか」を正しく伝えて信頼を得るプロセスにも、大きなやりがいを感じますね。

最後はピープルマネジメントで、現在は10名程度のメンバーを見ています。日々1 on 1をやりながら次にどういう経験を積んでいきたいかを聞いて、それぞれのキャリアを築き上げていく。みんな非常に優秀で意欲も高いので、彼らの要望や期待に応えるために、こちらも必死になって取り組んでいます。 description

自分の頭で考えて、自分の意思で動きたい方へ

――日本法人の設立から10年超が経過して、「変わらないDNA」と「進化している部分」の両面があると思います。それぞれについて聞かせてください。

寺澤:グローバル、エンドツーエンド、フラットに議論するカルチャーといった、これまで述べてきた特徴は今後も変わらないでしょう。グローバルというポイントを少し深掘りすると、日本における大手外資系ファームは、日本市場に向けて部分最適でサービスを提供していると私たちは見ています。逆にキャップジェミニは、グローバルで全体最適を実現することを最優先している。これは差別化として意識的に行っていることでもあります。

一方、ジャパンオフィスを立ち上げてから最初の10年は「海外の先進的な知見を日本に」持ち込むことが中心でしたが、近年は「日本で磨き上げた型を海外に」展開するケースも増えてきています。West to Eastから、East to Westへ。会社として明確に一段階進化したことを実感しますね。

――これから先は、どのような仕事に携わっていきたいですか?

トーマス:私はこれまで身に付けてきたチェンジマネジメントのケイパビリティを、これからも自分の武器として活用していくつもりです。日本ではあまり浸透していない領域だと申し上げましたが、最近少しずつ日本企業もその必要性を感じ始めています。さまざまな所でそういう声を聞いていますので、今後もチームとして実績を積み上げて、広くサービスを提供したいと考えています。

寺澤:私個人としてはやはり、日系の企業が困っている課題を解決していきたいですね。国内のマーケットが縮小することは確実ですから、あらゆる日本企業は真のグローバル化を果たさなければ勝ち残っていけません。まさに先ほどのEast to Westという話にもつながりますが、日本企業が世界を舞台に戦っていくための支援をしたいと思っています。

特にわれわれはアッパーストリーム寄りのエンド、つまり始まり側に比重を置くチームなので、そのケイパビリティを活用しながら新規性のある企画を立ち上げて、最後まで変革をやり遂げることが目標です。

――一緒に働きたいと思う人物像についても教えてください。

寺澤:マネジメントを放棄するつもりは全くありませんが、自分で考えて動ける人がいいですね。キャップジェミニ自身が変革や成長の真っただ中にある企業ですから、若手の仕事やキャリアステップが明確に定められているわけではありません。自分の立場や視座を常に1つか2つ上げて、「自分がマネージャーだったらどう動くか」と考えて、主体的に動ける人ならきっと活躍できるでしょう。

トーマス:以前働いていた会社ではトップダウンで「あなたはこれをやってください」と言われるケースが多かったので、自分が発言できる領域は限られていました。キャップジェミニはチームの中でフラットに話し合う文化なので、Day1から思ったことを自由に発言できる環境です。提案が良ければ採用されますし、採用されない場合にもそれがなぜかを教えてくれる。決められた役割をこなしたいタイプの人には向いてないと思いますが、常に自分で考えて発言したい人にはお勧めの職場です。

寺澤:そうですね。チームヘッドの成尾も、私や他の若手にいつも意見を求めてくるタイプなので、自分の意見をあまり言えないという方は合わないかもしれません。

トーマス:自分の発言に責任を取る姿勢や、プレッシャーに負けない気持ちの強さも大切です。簡単な仕事ではありませんから、自らの力でお客さんの課題を解決したいというパッションがないと厳しいですよね。グローバルな環境でチャレンジしたい、成長したいと思う方はぜひご応募ください。

寺澤:大手ファームや大企業で限定的な仕事しかやらせてもらえない、せっかくいろいろ学んできたのにルーティン的な突合作業をやり続けている。そんな不満を持っている方もいるかもしれません。もっとワクワクしながら仕事をしたい方は、キャップジェミニで働くことを検討してほしいと思います。刺激的な挑戦の場が、あなたを待っています。

最後に少し精神論っぽいことを言いますが、成長したいという思いを持って目の前のタスクに向き合い、やり抜くことができる人なら、きっと成長できるでしょう。経験が浅くても問題ありません。強い気持ちを持った方のご応募をお待ちしています。 description

コラム作成者
Liiga編集部
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