【若手コンサルタント対談】CDIは自立した個の集合体。やりたい仕事は自分で作る。
2018/12/24
#戦略コンサルの仕事内容
#戦略コンサルにつながるキャリア

sponsored by コーポレイト ディレクション

description 芳賀さん(写真左)と伊藤さん(同右)

「やりたい!」という熱い想いがあれば、自ら仕事を生み出すことができる。コーポレイト ディレクション(CDI)は、「自立した個」が集まるコンサルティングファームです。

今回、若手コンサルタントとして働く芳賀正輝さんと伊藤慎之介さんに、そんなCDIの実態と魅力を聞いてきました。

〈Profile〉
芳賀正輝(はが・まさき)
株式会社コーポレイト ディレクション 副査。
外資系大手総合化学メーカー、株式会社星野リゾートを経て2016年CDIに参画。星野リゾートでは、サービスの責任者(支配人)として、複数のリゾート施設の立ち上げ、運営に携わる。事業会社経験とコンサルティング経験を活かした業界間及び経営層と現場間に偏在する視点の橋渡しに強み。

伊藤慎之介(いとう・しんのすけ)
株式会社コーポレイト ディレクション 副査。CDI Technology & Design Lab 代表。
2015年CDIに参画。2018年よりテクノロジー領域に特化したビジネスユニットであるCDI Technology & Design Labを立ち上げ。インターネット広告・通信・WEBサービスといったデジタルに近い領域に加え、教育・不動産・人材派遣等の様々な業種の支援を手掛ける。技術領域としては、AI・ビッグデータを中心としたデジタルテクノロジー分野に強みを持つ。

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私たちはなぜCDIを選んだのか

――東大工学部卒の新卒生だった伊藤さんが、なぜ戦略コンサルの道を選択したのでしょう。

伊藤:私が専攻していたシステム創成学という学問は、社会現象の在り方をモデル化し、プログラミングに落とし込んだ上でシミュレーションするというもの。世の中の構造を理解して応用するという、その基本的な考え方はコンサルティングという仕事に共通する点があると感じていました。

また、私の周りの学友たちの多くは、いわゆるベンチャースピリッツを持っていて、起業の道を選ぶ者も多くいました。その影響も少なからずあるのかな、と。ただ、いきなりベンチャーを起業する気にはならなくて、直感的にコンサルティングファームという道を選んでいました。

――新卒でコンサルティングファームに入って、自分には何ができると思っていたのですか?

伊藤:正直言って、明確なイメージはありませんでした。ただ何となく、物事の本質を見るとか、仕組みを理解する能力が自分にはあるような気がしていて、それをフックにできるといいなと、そう思っていました。

実際にジョインしてみると、経営課題に対して、その本質を見極めながらモデルを作っていくという部分は想定していた通りだったのですが、一方で、ここはCDIが大事にしていることでもあるのですが、最終的にはクライアントである社長や担当部長の頭の中を覗きにいく、すなわち思考を洞察した上で働きかけるというのが、コンサルの本質なのだと理解しました。正直なところ、人の気持ちばかりは、そう簡単にはモデル化できないなって思いましたね。

――確かにそうですね。それはどうやって乗り越えていきましたか?

伊藤:結局、経験値というか、様々な業界の、様々な立場の方にお会いして話をしていく中で、少しずつ仲良くなって、徐々に心の壁を解きほぐしながら、最終的には説得して動いてもらう・・・という経験を積みながら感覚を身につけていきました。

――芳賀さんは、誰もがその名を知るリゾート運営会社のマネジャーとして活躍されていたとお聞きしています。それがなぜにコンサルの道へと大きく方向転換されたのでしょう。

芳賀:ホテルのマネジャーを長年やってきて、それ自体は魅力的でチャレンジングな仕事であると感じてはいたのですが、いつしかもっと観光業界全体を俯瞰して、広くかかわっていきたい、何らかのインパクトを与えていきたいと考えるようになっていました。

ひとつの事業会社でリゾート運営を突き詰めていくのはちょっと違うと思っていた時に、コンサルの仕事に興味を持つようになったのです。

ホテル業界はある種、閉じた世界だったので、コンサルであれば業界を超えて幅広くかかわっていけると。しかも、数あるファームの中でも、トップからミドル、ボトムまであらゆるレイヤーにかかわっていけるのがCDIだったということです。

――観光業に対して何らかのインパクトを与えたいと考えたときに、なぜ業界の中からではなく、あえて外に出ていって、そこから見ようと思ったのですか。

芳賀:例えば、ホテル運営者が売上を上げるためには、コントロールする変数として客室単価と稼働率が最も重要になる。この2つの変数を上げるために業界内で知恵を絞っている感があります。

しかしながら、単価と稼働率をコントロールが事業の成否を分けるビジネスはこの世に沢山あります。さらに言えば、全く別の切り口から儲けのしくみを作ることも出来るかもしれない。

様々な業界を知るコンサルであれば、それだけ多くの知見といいますか、引き出しがあるはずで、それが自分の志向とリンクしたということで。要するに、狭い分野のエキスパートになるつもりなどまったくなかったのです。運営のエキスパートとして生きていくよりも、生き方として自分には合っているなと感じたのです。

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観光業界×テクノロジーで実現できること

――CDIに転職されて、その観光業を何とかしたいという思いはカタチにできそうですか。

芳賀:転職してからこの2年半は幅広い業界において、様々な経営課題にかかわることができました。

その一方で、メイン業務をこなしながらではありますが、自分のライフワークとして観光業界にかかわる仕事を作っていきたいと考えていました。そんな話を伊藤と立ち話的に意見を交換していたら、彼が得意な先端テクノロジーの知見と観光業界が抱える課題を掛け合わすことで、何かしらの貢献ができるのでは? という議論で盛り上がりまして、何かやろうとなりました。

私たちで企画をまとめて、観光関係の企業やメディア、観光に興味のある異業種の企業にプレゼンテーションを実施して、手応えを感じている段階です。

――立ち話から生まれたアイデアを提案フェーズに持っていけるのですか? CDIという会社は、そういう組織風土なのですね。

芳賀:一応、上司に相談したのですが、「いいじゃん、やってみたら?」というノリです(笑)。

営業活動に必要な経費は会社がちゃんと負担してくれて、私たちの自由な活動に一定の支援が与えられる環境があります。周囲の人たちもすぐにディスカッションの相手になってくれる。そして、視点がとにかく面白い。アイデアがどんどんブラッシュアップされていきます。

――お二人のどのようなアイデアがカタチになりつつあるのですか?

伊藤:芳賀が経験してきたホテル業界の“おもてなし”は、言うなれば、非常に属人的な部分が多いですよね。テクノロジーの視点から見ると、果たしてそれって人がやる必要あるの? というちょっとした違和感を覚える部分も少なくないです。

もちろん、最終的にお客様と面と向かう相手は人であったほうが良いのかもしれない。しかし、お客様を満足させるためには何をやらなくてはいけないか? どういう情報が必要か? という部分に関しては、その裏側に隠されたテクノロジーで処理できる部分も多くあるのではないかと考えました。

集客から宿泊当日、そして再度ご利用いただくまでの一連の流れにおいて、情報の流れを整理して、そのために必要なテクノロジー基盤をしっかり組み立てる。そのうえで、“人”の良さがより活きてくるようなエコシステムが作れないだろうかと考えました。

――「立ち話」でそこまで一気にまとめあげたのですか。すごいですね!

伊藤:自分と違う価値観を持つ人とディスカッションをすると、想像もつかない面白い世界が見えてきます。ですから、ホテル業界でエッジの利いた芳賀という人間がCDIに入ってきてから、何か一緒にできないだろうか? って、ずっとチャンスをうかがっていたんです。その結果が「立ち話」に繋がったという感覚です。

異能と異能を掛け合わせた先に、面白いもの、いわゆるイノベーションが生み出されると考えています。なので、私は、自分の得意分野であるテクノロジーと何かを掛け合わせられないか? という視点で日々色々な物事を見ています。昨年入社したばかりの新人のアイデアだって尊重しますよ。そういうものを大切に育てていく環境がこのCDIという場所にはあります。

その結果、みんながやりたい、好きなことをのびのび発信できる。だから立ち話から新しいアイデアが生まれやすいのですね。もちろん、お客様あってのコンサルティングファームなので、クライアントワークも大事だし、みんな、各々の業務を抱えたうえでプラスアルファに挑戦しようとするのです。

――もはや、一般的な戦略コンサルティングファームのイメージではないですね。

伊藤:そうですね。私はCDIにしか勤務したことがないので実際のところは分かりませんが、他社で活躍する知人の話を聞いても、ひょっとするとCDIは少し“ヘン”なのかも、と思います。クライアントと向き合う際のスタンスが少し違うのかもな、と。

私たちは提案の際に「CDIの認識」というものを提示することがあります。ファクト&ロジックだけでは言い切れないけれど、もしかしたらこうかもしれない! と思っている私たちの認識をお客様にぶつけるということですね。こういうスタンスのコンサル会社って、結構珍しいのではないでしょうか。

芳賀:“コンサルは意見を言う仕事である”というのは、社内でよく耳にする言葉です。そこまで前のめりになってクライアントに接するというのがCDIの基本姿勢で、それが多くのお客様にインパクトを与えているのでしょう。

一般的なコンサルティングファームが知識を大事にしている一方で、私たちはどちらかというと、“思い”みたいなものを大切にしています。

このコンサルスタイルって、ホテルのおもてなしに近いような気がしています。外資系のスタンダード機能を揃えたシティホテルは、言われたことを完璧にこなしますが、おもてなしって実は、頼まれてもいないようなことまで考えて、滞在を演出してあげるのが神髄だと。それって我々の認識をぶつけるというCDIのスタンスに近いのかと思います。

伊藤:一般的に、コンサルのアウトプットはファクト&ロジックだ! と思われる事も多いとは思いますが、実はそれだけで解決できる問題って、既に解くべき「問い」が見えている課題です。一方、私たちのクライアントは、ファクト&ロジックだけでは解決できない非常に難しい問題に向き合っている企業が多く、だからこそ“+α”が求められるのだと思います。

私たちが日々相対するクライアントは、もっとチャレンジングなイノベーションを起こさなくてはならないフェーズにあったり、会社にとっての大きな変革が必要であったりします。そういった重大な場面に立ち会えるのは非常に興味深く、やりがいを感じる部分ではあります。

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考えることが好きな人が集まっている

――芳賀さんは今、CDIのどのような点に魅力を感じていますか?

芳賀:前職に比べて、ひとつのプロジェクトが動くことで生まれる事業上のインパクトが大きく違うと感じます。それが自分の提言を起点にして動いていく点に醍醐味を感じています。

あとは社内の雰囲気ですね。様々な視点を持つメンバーと議論を重ねながらプロジェクトを進めていくので、幅広い視点と知見が得られます。私のような未経験のコンサルでもスピーディに成長ができる点に大きな魅力を感じています。

皆、様々なプロジェクトにかかわっているため、多方面に人脈も広がっていきます。1つのプロジェクトに数年単位で長くかかわるよりは、人のつながりが得られやすいのではないでしょうか。

伊藤:自己発信ができるだけでなく、CDIには他人事にも首を突っ込んで考えることが好きな人がたくさん集まっているのも特徴的かと。だから、“こういうことをやりたい”と表明すると、皆が寄ってたかって集まって、一緒に考えてくれる。

自分一人ではできないこともカタチになっていく、その実行力は強烈です。

芳賀:“自由にやってみればいい”といわれ、そして的確なアドバイスがもらえる。こんな会社は、他にはあまり見当たらないような気がします。

結局、若手だけでなくベテランもそれぞれに業務を抱えながら、個人的にやりたいテーマを追求している。そういった意識を持っている人とベクトルを合わせながらディスカッションをしていると、否が応でも刺激を受けます。

――最後に今後の目標と読者へのメッセージをお願いします。

伊藤:昨年末に、私の発案でCDI Technology & Design Labという組織を立ち上げました。目的は、「テクノロジーという手段と経営という目的とを一致させる」というテーマの追求です。これまで築き上げてきたCDIの強みのすべてに、テクノロジーの視点を掛け合わせて、新しい価値を提供していきたいと考えています。

芳賀:観光の世界にコンサルタントとしてインパクトを与えたいという思いはあるものの、それは現時点における自分の強みが武器となり得るからにすぎません。今後はさらに経験を重ねて、得意領域をサービス業全般や地方創生にまで拡大して、成長していきたいと思っています。

伊藤:コンサルタントはあくまでクライアントの要望を実現するための触媒なので、その性質上、コンサルタント個人が自分のビジョンを語るという例はあまり見られないかと思います。しかし、CDIは少しばかり感触が違っていて、個人としてのビジョンとコンサルタントとしての在り方の両方が重なる面白い環境にあると思います。

今の仕事に違和感を覚えながらも、それでもコンサルタントという生き方に魅了され、続けたいと思っている方や、個人として実現したいビジョン・世界観がある中で、コンサルタントとしての立場でそれを実現したいと考えていらっしゃる方であれば、絶対にフィーリングが合う。そんな会社であることは間違いありません。

芳賀:自分のやりたいことが明確にある人の多くはベンチャーにジョインしがちですし、それも悪くない選択であると思います。しかしながら、伊藤の言うとおり、コンサルタントとしての生き方を模索している人にとってCDIは最適なステージになるかもしれません。

ぜひ私たちと一緒に、皆さんのやりたいことが実現できればと思います。

【コーポレイト ディレクションにご興味を持たれた方は、こちらからご相談ください】

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コラム作成者
Liiga編集部
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