未経験から飛び込んだ資産運用の世界。転職のルールは「給料が上がること」ー私はこうして外資系アセマネ会社へ転職した #01
2018/12/11
#事業会社からコンサルになる方法
#ポスト総合コンサルのキャリア
#総合コンサルタントへの転職体験記
#メガバンクから脱出する

はじめに

Liiga会員の皆さまはアセットマネジメント業界のキャリアを検討されたことはありますか。

アセットマネジメント業界は世界的にも成長産業と言われる業界です。しかし、日本ではまだ認知度が比較的低い業界であり、転職事情や働き方、内部の実態などの情報を得ることは簡単ではありません。

今回は現在、外資系のアセットマネジメント会社でご活躍されているLiiga会員へインタビューを実施し、その実態をお伺いしました。

この方は新卒でメガバンクに入社後、外資系の総合コンサルティングファームを経て、20代中盤のご年齢でアセットマネジメント業界へ入られました。アセットマネジメント業界へ入られてからも転職を経験し、現在はご自身のキャリアの中で延べ4社目にあたる会社でご活躍されています。

前編である今回は、アセットマネジメント業界に入るまでのキャリアや他業界とのギャップをお伺いしました。

ぜひ、ご覧ください。

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新卒ではメガバンクに入社。その後1年半で外資系の総合コンサルへ転職

- 本日はよろしくお願いします。現在はアセットマネジメント業界でご活躍されていることと思いますが、新卒ではどのような企業に入社されたのでしょうか。

よろしくお願いします。新卒ではメガバンクに入社しました。

- 新卒入社先はメガバンクだったのですね。どのような仕事をご担当されていたのでしょうか。

入社して半年は都内の支店に配属され、個人のお客様相手に口座の開設や送金などの事務回りの仕事を担当し、その後は法人営業部において中小企業の法人営業を1年間担当しました。メガバンクには、トータルで1年半務めたことになります。

- 1年半後に外資系の総合コンサルティングファームへ転職されていますね。

そうですね。銀行で働く中で、コンサルティングファームに興味を持つようになって転職を決意したのです。

銀行で融資を担当していた頃に、経営再建などの案件に携わることがありました。当時銀行として行えることは融資することだけで、実際の経営再建などはコンサルティングファームに外注していたんですよね。その光景を見て、自分が何もできないもどかしさを感じました。

それ以来、私も実際に経営再建などに携わりたいと思うようになってコンサルティングファームを志望しました。また、転職することで給料が上がることも転職をした1つの理由です。

- コンサルティングファームではどのような仕事を担当されたのでしょうか。

主に金融系の案件が中心です。例えば企業のデューデリジェンスやストラクチャリング、コーポレートファイナンスなどを担当していました。

- なるほど。前職のご経験も活かしながら働かれていたのですね。

そうですね。メガバンク出身だから、というよりも、元々金融業界に興味があったことが理由だと思います。実は大学の時から会計や証券アナリストの勉強をしていましたので、コンサルティングファームへ転職してからも金融系の案件に携わることができればと思い、働いていました。

転職のルールは「給料が上がるかどうか」

- 2年後に、外資系のアセットマネジメント会社へ転職されていますよね。転職のきっかけは何だったのでしょうか。

当時転職をしたのは、ちょうど米国の証券アナリストの試験に受かったタイミングで、転職した方が給料が上がると思ったからです。

- 前回の転職活動に引き続き、給料が上がるという理由を重視されている印象です。

私は、自分のキャリアの中で「転職して年収があがるのであれば、転職する」というルールを決めています。

その為、転職をすることで年収が上がる可能性が高いと分かれば迷わず転職をするようにしているのです。一方、転職先に在籍することで年収がアップしなければ絶対に転職はしないことにしています。

当時も転職することで年収が上がるとわかったので転職活動を行い、実際に転職することができました。

- キャリアの軸が年収なのですね。

働いていれば、嫌なこともたくさんあれば、徹夜しなければならないこともたくさんありますよね。このようなつらい時に1番のモチベーションになっているものが自分にとっては給料なんです。

仕事の目的はお金を稼ぐことなので、年収を下げて転職するということは個人的にはあまり優先すべきではないというのが私の考え方です。

チームワークがなにより重要。アセマネ業界の働き方

- 外資系のアセットマネジメント会社には未経験から挑戦することになったことと思います。働き方に変化はありましたか。

非常に大きな変化があったと思っています。

個人的に大きなギャップを感じたことは、アセットマネジメント業界の仕事におけるチームワークの重要性を実感したことでしょうか。

コラム作成者
Liiga編集部
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