超激務!?ドライで冷たいってホント!?未経験転職者が語る「アクセンチュアに入って分かったこと」 ​
2020/03/30
#総合コンサルの仕事内容
#総合コンサルタントへの転職体験記
#第二新卒の最適解
#日系メーカーから脱出する

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就職先として一般化しつつあり出回る情報が増えているものの、いまだ知られていない面もある職場としての外資系コンサルティングファームの実情。特に事業会社からコンサル未経験で中途入社を目指すにあたり、情報不足によりさまざまな面で不安を感じる人も少なくないという。そこで今回は、戦略から実行支援までの一貫対応を強みとする総合コンサルティング企業のアクセンチュアに協力いただき、未経験で転職した3人に「コンサルティング業界に飛び込んだからこそ分かったこと」を語ってもらった。

〈Profile〉
写真中央/井谷 有寿(いたに・ありす)
アクセンチュア株式会社 マネジャー
新卒入社した外資消費財メーカーにて約10年間、製造・流通などサプライチェーン全般の管理を担当。出産を機に転職を考え始め、2018年5月にアクセンチュアに参画。製造・流通業界の顧客を担当し、生産計画策定支援などに携わる。
同右/櫻井 康太(さくらい・こうた)
アクセンチュア株式会社 アソシエイト・マネジャー
大学卒業後、食品メーカーのシステム子会社で、物流業務のシステム開発などに従事。約10年務めた後、新たな学びや緊張感を得るべく退職を決め、2018年4月にアクセンチュアに入社。システム構築におけるソリューション選定や要件整理などを担う。
同左/蔡 晶晶(さい・しょうしょう)
アクセンチュア株式会社 アナリスト
中国出身。現地の大学で日本語を習得した後、日本の大学院の商学研究科にて会計を学ぶ。修士課程修了後、日系自動車部品メーカーに入社し、コスト算定や事業計画立案などを担当。ITによる企業・産業の変革に興味を抱き、2018年10月にアクセンチュアに転職。SAP関連プロジェクトにて会計業務の改善支援などに携わる。
*SAP=ドイツのソフトウェア企業・SAPが手掛けるERP(統合基幹業務システム)

顧客に「本当にそれでいいのでしょうか?」。時には「ノー」を突き付け、本当に実現すべきことへ導く

――皆さん2018年に転職でアクセンチュアに入社されていますが、入ってみて意外だったこと、入って初めて分かったことなどはありますか。

井谷:入社前、実はコンサルティングというと「役員会議で偉そうなことを言っている」みたいなイメージがありました。ところが、いざふたを開けてみると、お客様と一緒に汗をかくある意味で泥くさい仕事でした。

この会社では課題解決が机上の空論で終わるのではなく、提案が現実になる瞬間を見ることができます。そこが他のファームとの違いかもしれません。お客様と「こんなイメージのものがほしい」と話して、社内のシステム構築の部門にそれを伝えると、イメージ通りのものがすぐに出来上がります。これは結構楽しいですね。

また、必要な場合にはお客様にでも「本当にそれでいいのでしょうか?」とノーを言う文化があるんです。正直に言うと、疑問を呈した結果、お客様との打ち合わせが険悪な雰囲気で終わってしまったことがあるのですが、上司に報告したところ、意外にもお客様は「思い入れを持って取り組んでくれる」と好評価をくださっていたそうです。ノーは現状を変えたいという意志の表れだというんですね。

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櫻井:確かに、お客様の要望をそのまま持ち帰ってくる方が上司に怒られますね。「それは本当に実現すべきことなのか?」と。要望通りにシステムを構築するだけならコストが余計にかかることもあります。まずは本当にそれが必要なのかを考え抜き、見極めて、仮に不要と判断した場合は「止めましょう」と提案すべきだと。

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:アクセンチュアらしいエピソードですね。私が携わっているSAP関連のプロジェクトも、お客様の言われたままにシステムを開発して納めるのではなく、お客様の業務そのものを改善しながら導入していくイメージで進んでいます。

コンサル=激務ってホント?転職の前後で生活はこう変わった

――なるほど、他に驚いたことなどはありますか。

:予想以上に働き方改革が徹底されていることですね。私が抱いていたコンサルのイメージとはちょっと違う感じでした。残業時間がしっかりコントロールされていて、始業と終業の時間をフレキシブルに変えることもできます。

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井谷:朝に家事をして遅めに出勤する人もいれば、夜は子供と過ごしたいので早めに帰る人もいますよね。プロジェクトの途中で育休に入った人もいました。もちろん、必要なアウトプットをすることが大前提ですが、きちんと責任をもってやっている分にはオフィスにいないことを責められることはないですね。

――井谷さんはライフワークバランスが転職理由の一つだったと聞いています。

井谷:転職を考えだした時は子供が生後6カ月の時でした。当時は外資系のメーカーで管理職として工場勤務だったのですが、帰宅後も緊急の電話があったり、管理職の会議が21時以降にあったりもしました。新卒から10年間働いていた会社で女性も活躍できる大好きな職場でしたが、「家に帰った後は100%子供に向き合いたい」と思って転職に踏み切りました。

――でも「コンサルは激務」なんていう一般的なイメージもいまだに根強いと聞きます。アクセンチュアへの転職で不安はなかったのでしょうか?

井谷:もちろん応募前はありました。でも、それが面接で解消されたんです。2次面接の時のことです。当日、突然面接官の女性の方が体調を崩してしまったとの連絡がありました。関西から東京まで面接を受けに来ていたのでどうなるのかと心配していたところ、急きょ代役としてダイバーシティ担当役員の堀江(章子)さんが面接してくれることになったのです。社員の体調不良などを役員を含め組織としてカバーする体制や、フレキシビリティーに驚き、「ここなら大丈夫」と思いました。

今、仕事のために子どもとの時間を犠牲にしていると感じることはありません。それは転職して一番良かったことです。日中、仕事で頑張った後、家ではお母さんに戻って子どもとゆっくりしたいですからね。

「プロジェクトから抜けたい」「プレゼンがうまくできない」…未経験の壁を越えられたワケ

――皆さんコンサル未経験で入社されています。そこへの不安はなかったのでしょうか。

櫻井:入社前、外資コンサルは求められる仕事のレベルが高いのでついていくのが大変という話も聞いていて、正直心配でした。入社直後は上司やプロジェクトのメンバーに大いに助けられましたね。前職ではオーダーに即してシステムを作っていましたが、「~しませんか?」と提案するコンサルティングは、私にとってより抽象的で直ちに正解が出ないものなので、最初は悶々(もんもん)と考えてしまったんです。しかも考えても考えても、なかなかアウトプットが出てこなくて…。

「今のプロジェクトチームを抜けたい」とすら思い、行き詰まっていた時のことです。上司がランチなどで相談に乗ってくれて、「チーム体制や君の役割を変えながら、力を発揮できるようサポートしていくから」と言ってくれました。

意外でしたね。規模の大きい外資系の企業は、仕事ができなければ「じゃあ、さようなら」というイメージがあったんです。でも、そうではなかった。しかも、相談に乗ってくれるだけではなく、実際に状況の改善もサポートしてくれました。その時に、「この会社でやっていける」と思いましたね。

:私も経験がなく、しかもコンサルについて勉強したことすらありませんでした。本当にコンサルの仕事をやらせてもらえるのか、もしやらせてもらえたとしても、本当にできるのかと、とても不安でした。

それが入社後は、SAP関連の研修や、上司、プロジェクトのメンバー、そしてカウンセラー役の先輩社員によるサポートが予想以上に手厚く、スムーズになじむことができました。何人かの人たちはSAPの勉強について、自分で持っている資料だけでなく周りから集めて提供してくれもしました。もちろん普段の業務の中でも教えてもらい、かなり速いスピードで知識を習得することができました

また、カウンセラーの一人は井谷さんでしたが、「チームに貢献できないのではないか、自分の価値を見出せないのではないか」と悩んでいた時期に相談に乗ってくれたのを覚えています。京都で会議があった日の朝、新幹線に乗る前に東京駅で一緒にご飯を食べながら話を聞いてくれて、お陰でその日は落ち着いて会議に臨むことができました。そうしたことの積み重ねで今があります。

また初めてのプレゼンテーションでは、私は中国人なので日本語が完璧ではなく、ポイントをつかみきれていないところもありました。そうしたら、上司が長文のメールで丁寧にアドバイスしてくれ、そのメールを参考に2回目のプレゼンに挑んだところ、お客様からも上司からも高評価を得られました。その時には達成感がありましたね。

最初の頃はこうした上司のサポートを受けながらやっていましたが、現在はひとり立ちできているという自信があります。

井谷:私の場合はマネジャーとして、プロジェクト経験のない中途入社の方をメンバーに迎えたこともあったのですが、1年間でお客様から高い評価が得られるようになり、今では別のプロジェクトで活躍しています。

アクセンチュアは、伸び悩んでいる人に対しても極力適切な案件にアサインして育てるというスタンスなんですね。多種多様な案件があることが、それを可能にしていると思います。

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未経験転職者は「異物」ではなく「個性」。多様性を歓迎する環境でコンサルタントとして成長する

――コンサル未経験だった半面、異業種での経験はどう生かされていますか。

櫻井:私はやはりSIer(システムインテグレータ)出身なので、アクセンチュアがシステム構築まで責任を持ってやるということがプラスになっています。後工程を意識してコンサルティングできる点は、私の強みです。

井谷: 現在は、サプライチェーン関連の新しい基幹システムの導入に携わっていますが、前職で生産計画の策定などをやっていたので、顧客側の視点を持つことができています。日々の運用が回って定着するところまで支援しなければならないため、顧客視点は大事ですね。

――そのほか、入社して特に良かったと思う点は何ですか。

:事業会社だと、社内異動はあるものの、ずっと同じ役割を担うことになる人が少なくありません。一方、コンサルはプロジェクトベースで携わる案件が次々に変わるので常に新しいことにチャレンジできますし、特にアクセンチュアでは先端のテクノロジーに触れることができます。

井谷:純粋に楽しいですね。ものすごいスピード感で物事が進んでいくのを実感しています。前職では改善したいことがあっても、違うセクションが関わると要求がすぐに通らないこともありました。でも、当社だとそのようなことはなく、スピードが違います。

櫻井:要求されることのハードルは高いのですが、アクセンチュアには異文化、多様性を受け入れて認め合う風土があります。転職経験者も多いせいか、他者やその人が持つ強みに対するリスペクトがありますね。そして、「頑張っている人は必ず助けよう」「転職者は異物ではなく個性で、みんなでその個性を吸収しよう」といった雰囲気があります。それが会社の強みにもなっていると思います。

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コラム作成者
Liiga編集部
Liigaは、「外資就活ドットコム」の姉妹サイトであり、現役プロフェッショナルのキャリア形成を支援するプラットフォームです。 独自の企画取材を通して、プロフェッショナルが必要とする情報をお伝えします。