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「より大きな舞台で活躍したい」――。2人の若手が、新卒で入社したSIer(システムインテグレーター)から未経験で、コンサルティングファームのキャップジェミニジャパン(以下キャップジェミニ)に飛び込んだ。
キャップジェミニは、1967年にフランスで創業。現在は世界50カ国以上に拠点を展開する、コンサルティング、テクノロジーサービス、デジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーだ。日本法人は2013年に設立され、組織は成長の最中にある。
ベンチャー気質もあり、グローバル企業でもある、この独特な環境は、経験豊富なマネジャー層と同じフィールドで仕事ができる、数十億規模の大型案件にコアメンバーとして携われる、仕事の質と量の両立で経験が積めるといった数々のメリットをもたらす。若手2人が「理想的な成長環境」と語る、キャップジェミニの実態について話を聞いた。
「10億円規模の巨大案件」も視野に。上流に関わり、知識の幅を広げられることに引かれ転職
――お二人ともSIerに数年勤めてから、キャップジェミニに転職しています。前職のSIerでどのような経験を積んできたのかを教えてください。
小林:新卒で人材大手のグループ会社のSIerに入社し、3年間働いていました。
人材、業績管理システムや展示会管理システムをはじめ、さまざまな業界の企業に対し、主にシステム設計や開発、テストに携わっていました。入社1年目に、インターンシップ生の頃から参画していたプロジェクトの関連で、ベトナムのホーチミン支社に呼ばれ、5カ月ほどの海外勤務も経験しています。
帰国後は、お客さまとコミュニケーションを取りながら、ベトナム支社の開発メンバーに設計書を渡して英語で説明するなど、ブリッジエンジニアと呼ばれる立場で、お客さまと開発メンバーの間をつなぐような役割も担っていました。
一圓:私も小林さんと同様に、前職がSIerで、社会人歴は5年目です。日系SIerに新卒入社して3年半ほど過ごし、その後キャップジェミニに入社しました。
前職では、ゲーム会社が印税管理をするための社内向けシステムの開発を担当していました。あるゲームに既存のキャラクターを起用した場合、そのゲームが売れるごとに、ゲーム会社はキャラクターの著作権を持つ会社にお金を支払うんですね。印税管理システムは、そのお金を計算する仕組みのことです。
3年半ずっと同じプロジェクトに携わっていたのですが、その中で、要件定義から保守まで、全ての工程を経験しました。 一圓氏
――なぜSIerからコンサルに転職しようと思ったのでしょうか。また、その中でキャップジェミニを選んだ理由も教えてください。
小林:前職の同期がキャップジェミニに転職し、その人から声を掛けてもらったのが直接のきっかけです。
コンサルに興味を持ったのは、プロジェクトの上流に携わりたいと感じたからです。SIerでは基本的に、お客さまから伺った要件をどう実現するかということを重視します。そういったスキルは身に付いたと感じたので、次はお客さまが本当にやりたいビジネスをどう実現するか、お客さまと一緒に考えていきたいと思うようになりました。
一方で、開発が好きな気持ちも大きかったので、転職先を決める際には事業会社も含めて検討しました。
その中でキャップジェミニを選んだ理由の一つは、面接の時に「10億円を超える大きなプロジェクトの設計のコアメンバーとしてのアサインを考えている」と説明を受けたこと。 SIerにいれば、なかなか携わることが難しい規模の大きな仕事を若いうちから経験できることに魅力を感じましたし、自分のキャリアにおいても意義ある経験ができるだろうと感じました。
もう一つの理由としては、保険プラクティスチームと一緒に働きたいと思ったからです。 面接を通して知り合った複数のメンバーは、人柄が良く、包み隠さず業務のことを話してくれて、本当に楽しそうに働いていることが伝わってきました。
何より、プロジェクトを絶対にやり遂げたい気持ちが熱く伝わってきて、そういった高い意識を持った人たちと一緒に働くことができれば、自身の成長のためにも得られるものが大きいのではないかと考えました。
一圓:私は、印税管理システムというニッチなプロジェクトに長く携わっていました。そこで、汎用性のある経験を積めるプロジェクトに取り組みたいと考えたことが転職のきっかけです。
また、転職先をコンサルにしようと考えたのは、前職の仕事の延長線上にありながら、知識や技術の幅を広げることができることに魅力を感じたからでした。同期の転職先がコンサルだったことにも影響を受けていたかもしれません。
しかし、転職活動ではIT知識の他に業務知識も問われ、ニッチな業務知識しかない私には、そこを突破するのが一つの壁でした。そのような中で、キャップジェミニの当時の面接官は、「IT知識があれば、業務知識は経験の中で学んでいけるので問題ない」と、言ってくれました。それで、コンサルの世界に飛び込むことができました。
コンサルは案件の単価が高い。それに見合うのは、より付加価値の高い仕事
――キャップジェミニに入社してから現在まで、どのようなことを経験しましたか。
小林:私の場合は、2週間ほど保険業務について基礎から勉強し、外資のダイレクト型自動車保険会社のプロジェクトに参画しました。そこでサポートメンバーとして要件定義に携わった後、中心メンバーとして、設計やテスト、そして現在は保守を手掛けています。
一圓:入社して日系のダイレクト型自動車保険会社のプロジェクトに入り、テストを担当しました。保険の業務知識はゼロという状態で仕事が始まりましたが、プロジェクトを進める中で、商材の説明書やソースコードなどから、業務内容やシステムの仕組みについて学んでいきました。現在は本番障害SWATチームでトラブルのトリアージと開発担当へのディスパッチを行っています。
――SIerとコンサルについて、両者の違いをどのような点に感じますか。
小林:端的にいえば、案件の単価の違いです。コンサルもSIerもITサービスを提供している点で本質的には変わらないと思いますが、お客さまから求められるレベルの高さが、コンサルの単価の高さに表れていると思います。
というのも、SIerではお客さまから「こういうシステムをつくってください」と依頼されたものをそのまま形にすることが求められましたが、コンサルではお客さまの要望がより良い形で実現できるように提案していくことが求められます。逆に、そうしなければ単価に見合わないと思うんです。 小林氏
一圓:視座も変わりましたよね。SIerではお客さまと対面で向き合ってプロジェクトを進めているイメージでしたが、コンサルではお客さまに半分寄り添っている感覚があります。頼まれたことをこなすのではなく、お客さまに何かを相談されて一緒に考えていくことで、お客さまの目線で物事を見ることができるようになりました。
――前職の経験が生きていると思うことはありますか。
小林:ITの知識は間違いなく生きています。お客さまからは、要望が技術的に実現できるかという質問をもらう機会が多いのですが、それに答えるにはITの知識が必須です。特に今の時代は、業務領域のコンサルであっても、ITを活用したソリューションを提案することが多いため、SIerの経験はどこに行っても生きると思います。
一圓:そうですね。テストや本番障害の対応においてももちろんですが、お客さまは必ずしもITに詳しいとは限らないので、分かりやすく説明するためにもITの知識は必要だと感じます。
――キャップジェミニに入社して、自分が成長したと思うことは何ですか。
小林:一つは、保険業務について分からないことは、素直に分からないとお客さまに伝えて教えてもらうことで、業務知識が身に付いたことです。また、それを技術システムでどう実現するかを一緒に協議していく中で、お客さまとのコミュニケーション能力も身に付いたと思います。
一圓:本番障害の対応を通して、問題解決能力が伸びました。毎日何十というエラーが出るので、ファクトを並べて論理的な図にし、自分でも理解を深めながらお客さまに説明することを、スピードをもってできるようになりました。
先日は、3日後に一般展開を控えたシステムでエラーが1日に20〜30件も発生し、その対応が大変でしたね。起こっている事象が既知のものか、未知だけれど一般展開には影響がないものなのか、それともすぐに対処すべきものなのかといったことを、一つ一つ分類して整理しました。厳しい状況に直面したのですが、お客さまの理解を得て、無事予定通りに進めることができました。
チームは楽しい雰囲気、でもどんな仕事もやり切る。公用語は英語で、グローバルな環境も魅力
――小林さんは入社理由の一つに、保険プラクティスチームの空気感の良さを挙げていましたが、入社してみてどう感じていますか。
小林:先に述べたように、マネジャーが気さくな人で、メンバーにも面白い人が多いので、楽しい雰囲気です。それでいて、仕事は必ず期限内にやり遂げる高い意識があり、刺激になります。挑戦的な仕事もどんどん振ってもらえる環境なので、成長機会も豊富です。
一圓:そうですね。仕事は難易度が高いですが、一人でやるのではなく“チームみんなでやり切ろう”という意識が強くあります。上司も担当者レベルに目線を合わせ、何かあっても必ず最後までサポートしてくれるので、勉強になります。
小林:そうですよね。前職では一緒に仕事をする機会がないようなレイヤーの方とも対等に仕事や議論をする機会があるので、そういった経験も成長の糧になっています。また、若いうちは仕事の量をこなすことも大切だと考えているのですが、仕事の量も質も両方実現でき、理想的な成長環境と感じます。
――今後、キャップジェミニでどういったキャリアを歩んでいきたいですか。
小林:グローバル案件をどんどん手掛けて、海外出張や海外駐在もしながら、中国にいる開発メンバーともっと密にプロジェクトを進めていくことにチャレンジしたいです。今は情勢的に厳しいですが、そういったことを通して、中国の開発チームを育てるリーダーのようなポジションも担っていきたいと考えています。
一圓:私はこれまで携わってきた仕事がIT寄りだったので、例えばお客さまと一緒にシステム要件を考えたり、新しいシステムの構想を考えたりといったように、もう少しビジネス寄りの仕事もやっていきたいと思っています。
――転職を検討している人にどんなことを伝えたいですか。
小林:SIerからの転職は、コンサルか事業会社かという2パターンに大きく分かれることが多いです。キャリアの方向性に迷うこともあるかもしれませんが、お客さまのビジネスを改善しながらどんどん発展させていきたい人はコンサルファーム寄り、自分の技術力をもっと高めて自社サービスに携わりたい人は事業会社寄りの考え方かなと思います。
一圓:コンサルの中でもキャップジェミニは、業務知識やコンサル経験がなくても、入社してから学べる環境や上司が一緒に走ってくれる環境があるので、そこは安心して飛び込んできてもらえたらと思います。
小林:そうですね。キャップジェミニの保険プラクティスチームは仕事の質が高く、量もあるので、若いうちにどんどん仕事をこなして体力を付け、将来に向けてキャリアを積んでいきたい人にとっては、特に理想的な環境です。
また、開発拠点が中国にあることに加えて、社内には外国籍のメンバーも多いため、社内の公用語は基本的に英語。もちろん日本のオフィスでは日本語も使いますが、グローバルで仕事をしたいという人にはもってこいの場所です。 一圓氏(写真左)と小林氏