環境に頼るのではなく、自分から環境を創りに行く姿勢が大事。プロコミット 転職エージェント 若狭健二氏インタビュー #01
2017/02/02
#投資銀行の仕事内容
#投資銀行から広がるキャリア
#良いエージェントの選び方

はじめに

キャリアアップの手段として、転職をお考えの方もいるのではないでしょうか。一部の縁故採用を除くと、大半の方が転職エージェントに相談をして、転職を実現されています。

今回は、成長企業への幹部候補としての転職支援実績のある株式会社プロコミットのコンサルタント若狭健二氏に、ご自身のキャリアを振り返っていただき、キャリアの歩み方、転職エージェントとしての心構えなどを語っていただきました。ぜひご覧ください。

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- こんにちは。本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。

現在プロコミットで転職エージェントをしている若狭と申します。奈良県生まれ奈良県育ちで、高校在学中に1年間アメリカ・ミネソタ州に留学した後、ミネソタ州の大学に進学しました。

大学卒業後は帰国し、金融業界からキャリアをスタートしました。三菱UFJモルガンスタンレー証券で株式調査業務に4年半従事した後、バークレイズ証券に3年勤め、それからプロコミットに入社をして今に至るまで転職エージェントをやっています。

- 高校生のときから留学ですか。海外経験はそれまであったのですか。

いいえ、全くありませんでした。奈良県の公立高校に通っていたのですが、担任の英語の先生が交換留学の制度があることを教えてくれたのがきっかけです。興味があり応募したところ、当時英語は全くできなかったのですが合格することができたので、思い切って留学することを決意しました。

- 英語ができない状態で、どのようにコミュニケーションをとり、クラスに溶け込んでいったのですか?

英語が全く話せない状況、かつ日本からの留学生が全くいない環境に放り込まれるかたちとなりましたので、まずはホストファミリーと片言の英語でコミュニケーションをすることからはじめました。半年ほど経ち、ようやく相手の言っていることが理解できなんとかコミュニケーションがとれるようになってきました。

アジア人が現地に少なかったこと、世界で認知されているTOYOTAやSONYといった日本企業のお陰で、日本人というだけで本当に良くしてもらった記憶があります。これも現地に溶け込むうえで助けられました。

クラスに溶け込むために、クラスメイトに漢字を教えていました。「マイケル」の当て字を漢字で表記して日本風の名前にするのはとても評判が良かったです。

- その後日本に帰ってきて、またアメリカの大学に進学をすると決断をしたのはどうしてでしょう?

進路のことを考えるとき、同期のみんなは何がしたいからどの大学の何学部に行く、というより、理系だから工学部や理学部というようになんとなく進路を選んでいるように見えました。 もちろん私自身も同じように何がやりたいかわからない状態で、なんとなく進路を選びそうになっていた時、留学で1年間お世話になったホストファミリーから、「アメリカの大学に来たら?」と提案をされ、それがきっかけでミネソタ州に戻ることになり大学に通いました。

ホストファミリーは私のことを本当の息子のようにかわいがってくれ、大学時代の生活に関わることはすべてサポートしてくれたことには今でも心から感謝しています。

- 生活費のサポートまでしてもらえるとは、人に気に入られやすいタイプなのですね。

もともと人とのコミュニケーションが好きなんです。人に興味があり好奇心をもって接するタイプです。自身が持っていない新しい価値観の人に出会えたときは楽しいです。 あまり人を選んで付き合うというタイプではないかもしれません。誰にでも興味を持ってしまいます。海外で過ごす中で多様な人たちと接することができたのも影響していると思います。価値観がすごく広がりました。特に学生のときは、誰と付き合うとメリットがあるなど打算的なことは考えていませんでしたから。

仕事とは自分自身の力で見つけなければならない

- その後、三菱UFJモルガンスタンレー証券に入社した経緯を教えてください。

株に興味があり、証券会社で株に携わる仕事がしたいと思っていたところ、ボストンキャリアフォーラムを通じて、三菱UFJモルガンスタンレーの株式調査部からオファーをもらうことができ、入社を決断しました。

大学での専攻がファイナンスで、株の中でも株価の上下要因を分析することに興味があったので、株式調査の仕事を選択しました。

- 入社をしてギャップはありましたか?

当時は新卒一期生でしたので受け入れ態勢、教育体制などは整っておらず、新卒で右も左もわからない状態のなか、1人で乗り越えなければならない時期は苦しかったです。ただ、整っていない環境であっても先輩や上司に目をかけてもらっていたのだと後々気づく事になりました。

-何故気づいたのでしょうか?

コラム作成者
Liiga編集部
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