JBICがその目的を果たしていく為には、金融に関する「専門性」、そして複雑化する国際関係の中で日本と国際経済社会の発展を見据えていける「公共性」、「国際性」を高い水準で備えた人材が不可欠です。
これらのスキルを醸成できるよう、JBICでは若手のうちから責任ある業務を担当します。出融資業務からコーポレート業務まで様々な部署を経験し、高度化を目指す業務分野を個々の職員に対して定め、専門性を磨いていきます。
日本と世界、官と民をつなぐクロスロードの中心という独自の立ち位置にあるJBICだからこそ、国際機関や国内外の政府、企業、銀行、専門家など多方面と関わりながら、他では得られない経験を培っていくことができます。
新卒採用かキャリア採用か、若手かベテランかに関わらず、ロジカルに説明を積み上げて、仕事を進めていくカルチャーが特徴で、発信者が若手でも話を聞く文化があります。一方で、国際経済社会の将来を見据え、日本やJBICの有り様を日々考えて業務に邁進する、志高い職員が集っているというのもJBICの特徴です。
金融機関、商社、メーカー、官公庁等、多様なキャリアバックグラウンドを持つ職員が活躍しており、夫々の強みや個性、適性、追求したい専門性などを見極めながらキャリアを形成します。海外留学やその他研修制度も多数あり、自律的な成長を促す人材育成制度が用意されています。
JBICは今後10年先を見据えたあるべき姿として、「海図なき世界情勢の中で、日本の力で未来を築く『羅針盤』でありたい。」という中長期ビジョンを2021年から掲げています。日本企業の事業をJBICが後押しするだけでなく、先の読めない不確実な時代にあって、JBICが「羅針盤」となってスピアヘッド(先陣を切る人)の役割を果たし、グローバルな課題に率先して対応しようという志を示したものです。脱炭素社会の実現に向けたイノベーション、エネルギー変革、デジタル変革などの潮流を読み解きながら、日本と世界の新たな航海の先頭に立ち、未来に向かって海路を示す―そうした役割が職員一人ひとりに期待されています。