P&Gは米国にて1837年に創業、石鹸の販売から始まりました。現在では180年以上の歴史を持ち、様々な日用消費財を製造・販売する世界最大の消費財メーカーとなりました。 P&Gの最大の特徴は、その人材育成力で、グローバルに活躍する人材を育成する企業としても定評があります。長い間「内部昇進制(社外からの役員登用ではなく、内部育成する)」を貫いているため、人材育成は会社の成長に不可欠で、人材育成に組織全体で取り組んでいます。ビジネススキル、英語、部門・カテゴリー別専門スキル、英語、OJTなど、一人一人の能力を効果的に伸ばすP&Gのトレーニングは独自開発のものも含め、質・量ともに非常に充実しています。
P&Gは、世界中の優秀な人材が集まる会社です。P&Gでは、経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」を掲げ、多様な社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる組織作りを目指しており、日本のP&Gにおいても、27か国からなる、様々なバックグラウンドを持つ社員が働いています。各個人が自分の専門性を元に意見を持ち、それを表現することが求められるため、ミーティングでは、様々なアングルの意見が飛び交い、新しいアイデアも生まれることでしょう。2~3年ごとにプロジェクトが変更される中で、関わるチームメンバーも増え、かつ日本・アジア・グローバルと範囲が広がっていきます。
P&Gは管理職・経営陣など、外部から採用せず自社で育てる事を徹底しているため、人材育成の仕組みやそれを支える文化が整っています。具体的には 1. 入社直後から難易度が高くかつビジネスへの影響力が大きい仕事が託されるため、 高いリーダーシップ力が磨かれる 2. プロジェクトの立案から、上層部の説得・承認、各関連部署を巻込み、プロジェクトの推進まで、全てのプロセスを個人の遂行責任と権限によって行うため、裁量権が大きく自分で考え意思決定する能力が磨かれる 3. 通常2-3年で同じ職種の中で職務が変わります。様々な職務を経験することで、その職種における経験をより豊かなものにし、専門性を磨くことができる