未経験中途で戦略コンサル業界に入ると多くの人が苦戦すると言われています。ファームによっては、昇進まで生き残るのはごく一部といった厳しいファームもあります。
では、中途で生き残るためには、どうしたらよいのでしょうか?MBAを経てくる入社してくる人の実情、海外オフィスのレベルまで幅広く語っていただきました。
コンサル業界に興味ある方は必見です。
はじめに
前回に続いて、現役の戦略コンサルタントに業界の内情を話していただきました。後編となる今回は、中途入社で活躍できる人、そして戦略コンサルのビジネスモデルの転換についてお話しいただきました。
前回のコラム:コンサル泣かせの「炎上」プロジェクトが発生する原因とは?|現役若手戦略コンサルタントたちの深夜対談 #01
プロフィール H氏 理系大学院卒業後、外資系戦略ファームのX社に新卒入社。 戦略立案、戦略実行、クライアント先への駐在、海外オフィスでの勤務経験等幅広く経験。 日英を使いこなすバイリンガル。
W氏 理系出身で、大学卒業後、外資系戦略ファームのY社に新卒入社。 様々なセクターで戦略立案に携わる。 業界では数少ない女性コンサルタントであり、激務を日々サバイブ中。
モデレーター:Kweller氏 米国の大学を卒業後、金融機関でストラクチャードファイナンスの業務に携わる。 転職し、現在はM&A業務に従事。 片田舎の高校在学中に危機感を感じたことをきっかけに日本を単身飛び出し、米国に留学した異色の経験を持つ。 数多くの学生や若手社会人から相談を受け、適切なキャリアアドバイスを行っている。
戦略コンサルに中途入社して活躍できる人は多くない
Kweller: 戦略コンサルには、中途で入ってくる方も多いと聞きますが、実際に中途で入ってくる方は活躍できるのでしょうか?
H氏: 私のファームでは中途採用で生き残る人は多くありません。中途で活躍する例で1番多いパターンは、同業からの転職です。あとは、戦略ファーム外からの転職だと、投資銀行等のプロフェッショナルファーム出身者ですね。これもプロフェッショナルファームでの基本動作が身についているからかもしれません。
Kweller氏: 活躍する人、できない人にはそれぞれどういった特徴があるのでしょうか。睡眠時間以外でお願いします(笑)