採用担当が教える!オンライン面接攻略の12のポイントと注意点(マナー・流れ・トラブル対策)
2023/07/11
#選考対策

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最近では、一次面接などで採用されることも多いオンライン面接。対面の面接とは異なるマナーや流れがあるので、押さえておくべきポイントと注意点を確認しておきましょう。

【まとめ】オンライン面接攻略のチェックリスト

【事前準備】
使用するアプリを事前にダウンロードし、接続テストを
スマホでも構わないが「上から目線」に映らないように安定した場所に固定
会議ツール以外のソフトやアプリは全て終了し、通知も切っておく
身だしなみは、対面の面接と同じように整えるのが基本
カンペは見やすく、不自然にならない場所に置く
【面接中】
面接開始時も立ち上がる必要はなく、挨拶をしてお辞儀
相手が話している時は「頷き」「相づち」などオーバーリアクション気味に反応
自分が話す時は、ゆっくり、カメラ目線になるように
メモをとる時は、一言断ってから、紙に書く
面接が終わったら、お辞儀をした後、顔を見せてからログアウト
 【トラブル対応】
機材や回線のトラブルに備えて、別デバイスや紙に緊急連絡先を控えておく
小さなミスは慌てることなく落ち着いて謝罪

ポイント① 使用するアプリを事前にダウンロードし、接続テストを

オンライン面接のツールやURLが分かったら、事前に接続テストを行いましょう。最低でも数日前には接続テストを済ませ、回線速度や音声・映像の確認を済ませておくのが理想的です。

オンライン面接は、自宅のように回線が安定していて、騒音も少ない環境で行えるように準備を進めましょう。周りが騒がしい場合、パソコンにマイクがない場合などは、マイク付きイヤホンを用意してください。

こうした準備ができていないと、面接官に「段取りが悪い」「仕事でも準備不足なのでは」という印象を与えてしまいます。事前にトラブルや不具合に気付いてきちんと対処するためにも、数日前には接続テストを済ませておきましょう。

Q&A 自宅が騒がしい場合は、どういうところで面接を受けるのが良い?

自宅で落ち着いて面接を受けられない場合は、コワーキングスペースやレンタルオフィスの会議室を借りるのがおすすめです。安定したWiFiが用意されていることが多いですし、背景もすっきりとしていて好印象です。 カフェやカラオケボックスは、思いがけない騒音が入る可能性もあり、おすすめしません。

ポイント② スマホでも構わないが、角度に注意し、安定した場所に固定

オンライン面接ではパソコンを使うのが一般的ですが、スマホでも構いません。ただしスマホを使う場合は、より念入りな準備を行う必要があります。

最初に気を付けるべき点は、画面に映るときの角度です。スマホは小さいため、そのままテーブルに置くと、大きく見下ろす姿勢になってしまいます。すると画面に映る顔が「上から目線」になってしまい、偉そうに見えてしまう場合があります。そうならないためにも、スマホの位置や角度には注意してください。

またスマホは、きちんと固定するのがマナーです。画面が不安定だとお互いに集中できませんし、準備不足だと判断されることもあります。

ポイント③ 会議ツール以外のソフトやアプリは全て終了し、通知も切っておく

オンライン面接を受ける時は、他のソフトやアプリを終了しておきましょう。そうすることで、会議ツールがフリーズするリスクを下げることができます。 提出した履歴書や募集要項など「面接中に確認するかもしれない資料」は、印刷して手元に置いておくと安心です。

ソフトやアプリを終了するだけではなく、通知を切ることも忘れないようにしましょう。面接中に通知が鳴ったからといって面接に落ちるケースはほとんどないですが、焦ったり集中が切れたりと失敗の原因になるケースも多いです。

ポイント④ 身だしなみは、対面の面接と同じように整えるのが基本

オンライン面接の服装は、対面の時と同じ基準で選ぶようにしましょう。スーツや清潔感のある服装を基本に、応募先の業界に合わせてください。

オンラインだとどうしても顔が暗くなりがちなので、できるだけ明るい場所から接続するようにしましょう。メイクをする場合は、普段よりもやや明るいメイクを心掛けるのがおすすめです。

ポイント⑤ カンペは見やすく、不自然にならない場所に置く

オンライン面接であれば、面接官に気付かれることなくカンペを見ることができます。そのため「言うべきことを忘れてしまいそう」という場合には、カンペを用意しても構いません。 ただしカンペの文章をそのまま読み上げると不自然になるので、カンペは要点のみを箇条書きにまとめる程度に留めておくのがおすすめです。

またカンペを置いておく場所にも注意が必要です。画面から視線を逸らすことなく見ることができ、かつ画面に映りこまない場所を予め確認しておきましょう。

ポイント⑥ 面接開始時も立ち上がる必要はなく、挨拶をしてお辞儀

対面での面接とは違い、オンライン面接の場合は着席して開始を待ちましょう。面接が始まっても、立ち上がる必要はありません。

「○○と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いいたします」と挨拶をした後、着座したままお辞儀をしましょう。

ポイント⑦ 相手が話している時は「頷き」「相づち」などオーバーリアクション気味に反応

対面で話す時に比べ、オンラインでは相手の反応が分かりにくくなります。そのため相手が話している時は、意識的に頷いたり相づちを打つなど「聞いている」という姿勢を示すようにしましょう。

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ポイント⑧ 自分が話す時は、ゆっくり、カメラ目線になるように

オンライン面接は、音が聞き取りにくくなることがあります。そのため自分が話す時には、対面の時よりもゆっくりと話すことを心掛けましょう。

また、話す時にカメラ目線を意識するのもポイントです。カメラ目線だと「目が合っている」ように感じるため、真剣さが伝わりやすいです。

ポイント⑨ メモをとる時は、一言断ってから、紙に書く

面接中にどうしてもメモをとりたい場合、紙に書くようにしましょう。キーボードの音をマイクが拾ってしまうと、非常にうるさく聞こえてしまう場合があります。

メモをとる時は「メモをとらせてください」と一言断ることも忘れないようにしましょう。オンライン面接の場合、画面の外で何をしているのか分からないため、黙ってメモをとっていると「面接中によそ事をしているのでは」と誤解される恐れがあります。

ポイント⑩ 面接が終わったら、お辞儀をした後、顔を見せてからログアウト

対面でもオンラインでも、面接の終盤には「こちらからは以上ですが、何か質問はありますか?」と逆質問の確認をされるのが一般的です。応募先に対する関心を示すためにも、何か質問ができるようにきちんと準備しておきましょう。

この逆質問が終わったら面接は終了です。「お時間をいただき、ありがとうございました」と丁寧にお礼を述べた後、着席したままお辞儀をしましょう。顔を正面に戻し、笑顔を見せてからログアウトをすると好印象です。

【関連記事】面接の流れと対策(必ず聞かれる質問と回答例、マナー、注意点)

ポイント⑪ 機材や回線のトラブルに備えて、別デバイスや紙に緊急連絡先を控えておく

どれほど念入りに準備をしても、パソコンや回線にトラブルが起こる可能性はあります。そうした時に備えた対策をしておくと、トラブルが起きても焦らず対処することができます。

例えば、相手の緊急連絡先をプリントアウトしておけば、パソコンが急に壊れてしまった時にも電話で連絡を入れることができます。またWiFi接続したパソコンだけでなく、携帯電話回線を使ってスマホからもオンライン面接にアクセスできるようにしておけば、機材や回線トラブルの時にもすぐにオンライン面接に戻ることができます。

ポイント⑫ 小さなミスは慌てることなく落ち着いて謝罪

念入りに準備をしたつもりでも、「家の前を救急車が通った」「電話が鳴ってしまった」などは起こるものです。仕事のオンラインミーティングでも起こることなので、これだけで面接に落ちることは基本的にありません。

だからこそ小さなミスで慌てないのが重要です。落ち着いて謝罪して、面接に意識を戻してください。「ミスを挽回せねば」と気を取られすぎて応答がおざなりになってしまうと、自分のアピールが充分にできなくなってしまいます。

企業の見極めのために一度はオフィスへの訪問を

最近では、採用プロセスの全てをオンラインで行う企業も出てきています。しかし「自分にあった職場なのか」「本当にここに転職して良いのか」を判断するためにも、内定受諾前に、一度は応募先のオフィスに行く機会を作ることをおすすめします。

オフィスに行くことで、社内の雰囲気が分かります。また退社時間前後に訪問すれば「どのくらいの人が残業をしているのか」も確認できます。

二次面接や最終面接で「オンラインと対面、どちらが良いですか」と聞かれたら、一度は対面の面接を入れるようにしましょう。

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コラム作成者
Liiga編集部
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