ITのお仕事を分類してみる

プロダクトを作って運用するためには、様々なお仕事が存在する。自身の経験から、その様々なお仕事をまとめてみることにする。 ・プロダクトマネジャー プロダクトの責任者。プロダクトに関わる全てのお仕事を理解している必要があり、決裁が必要な場合もあるので、執行役員や事業部長が担当することも多い。 ・アナリスト あらゆるデータを分析して、プロダクトをどんどん磨いていくことを担う。データを整備する、分析する、アウトプットするスキルが必要となり、ディレクター、マーケター、セールス、サポートにアウトプットを提供することで、各人が担う目標(KPI)を効率的に爆増させる。 ・ディレクター プロダクトを作る/運用するのに必要な、ビジネス検討や要件定義などを担う。マーケットの課題や顧客の課題を把握し、プロダクトに反映していく。開発チームとタッグを組み、スピード感もって高品質な改修を実施していく。 ・開発リーダー/開発チーム 実際にコーディングして、プロダクトを作る/運用することを担う。最近は、ディレクター(プロダクトオーナー)とともに、7-8名のスモールチームを作り、短い期間でのPDCAをスピード感もって進められるスクラム体制が取り入れられることもある。 ・マーケター 顧客数、MAU、DAUを最大化するために、様々な施策を検討・実施することを担う。マーケティングといっても、ブランドマネジメント、Webマーケティング(SEO,SEM,Socialなど)、キャンペーン企画、CRM企画、コンテンツ制作/運用など、専門性の高いスキルが必要となる。 ・サポート 顧客の意見/要望を吸い上げ、ディレクター/開発チームに提案することで、プロダクトを磨いていくことを担う。サポートというと電話を想像するが、現在はメールやチャットなどの運用はもちろん、実際に顧客にお会いしたりして、顧客の声を吸い上げ、関係各所に展開し、よりよいプロダクトに仕立てていく。 ・セールス 商品を拡販し、売上を最大化することを担う。プロダクトの特徴や改修ポイントなどを顧客に伝えるため、プロダクトの特徴を理解しなければならない。また、コミュニケーション力を駆使することが必要となる。

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非連続の成長

今まで携わったプロダクトで、何度か 「非連続の成長」を味わったことがある。 振り返ってみると、それは 『ドライバを1つ、変えただけ』 で起きるものだ。 あるプロジェクトを行なっていた時のこと。 リリースまで確か8ヶ月くらい 開発費用も数億円かけていた それなりに大規模なプロジェクトだった。 ついにリリースを行い、KPIであった 利用数をモニタリングしたところ リリース当日には目標を大きく達成して 順調なスタートを切った。 しかしながら、その後。。。 利用数が全く伸びなくなった。 むしろ漸減していった。。。 数億円もかけて開発したこともあり 胃の痛い日々が、3ヶ月くらい続いた。。 どうにかこの状況を打開できないか ということで、ある施策を行なったところ 半年後には、利用数が4倍になり 開発費用をあっという間に回収していた。 本当に驚いた経験だった。 その、ある施策とは。。。 『営業マンの行動指標に「利用数」を追加した』 それだけであった。 それだけで半年で世界が変わった。 このプロダクトは、間接的に売上を上げる 商品であったため、直接的な売上に対して 悪影響が出ないように、営業マンの目標には いれずに運営していた。 これに対して、経営陣と毎日議論を重ね 最終的に、目標に入れ込むという 大きな決断をして頂いた。 この決断によって、このプロダクトの 目標を大きく達成させることになった だけでなく、本丸の売上を大きく伸ばす事に 繋がり、中長期的には事業全体の売上に 大きく貢献するプロジェクトとなった。 経営陣の大きな決断で 1つのドライバをいじっただけで 世界が変わる。 そんな経験だった。

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2017年4月

GWに入ったが、特になることなく暇だし 4月のタスクを振り返ってみようと思う。 メインタスクは、営業をされていた方が 退職となるので、担当企業様の引き継ぎに 多くの時間を割いた。 元々、企業様の課題解決を行うプロダクトを 長年担当していたのもあり 頻繁に企業訪問に行っていたので 引き継ぎは慣れたものではあったが 今回のプロダクトは初めての領域だったので 新鮮な話がたくさんあり、勉強になった。 「答えは現場にある」 事業責任者を拝命させて間もないが 現場の課題にどれだけ向き合えるかは 本当に重要だと思う。 プロダクトは1つではあるが 各企業様の課題は様々である。 そして、その全てに向き合わなければならない。 営業マンの視点では 「自分の企業様の課題を ダイレクトに解決する機能を欲する」が プロダクト開発、商品企画の視点では 「数多ある課題の中で 優先順位をつけて開発を 実施しなければならない。」 そして、事業責任者は、経営との会話の中で 「売上、利益を作らなければならない」と 各メンバーの視点で 課題へ取り組む視点が、少しずつではあるが ずれる。 でも、立ち返るべきは、現場だと思っていて それらを解決しながら いかに最短距離でグロースさせていくか というのが、事業責任者の醍醐味であろうと 久々の企業訪問をしながら感じた次第である。 現場力の教科書 https://www.amazon.co.jp/dp/B00BWI0U0E/ 現場力というコトバを忘れかけた時に開く本 このGWに開いてみることにしよう。

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