あなたはいつまで働くのか
人生が有限な限り、いずれキャリアは終わる。では、それはいつか。未来は予知できないのだから、正確な解はない。ただ、「人生100年時代」といわれる中、転職や副業が当たり前になり、逆に終身雇用や60代定年など旧来の前提は揺らぐ。外資就活ドットコムとLiigaの会員アンケートで7割超が「日ごろから『いつまで働くか』を意識している」と答えたように、自発的にキャリアの終わりを考えざるを得ない時代でもある。
「いつまで働くべきか」―。“最終解”なき問いなのは承知の上、あえて、幸せな人生を送るための「引退論」を全8回の連載を通じて掘り下げる。【編集部特集取材班】
※外資就活ドットコムとLiigaでは定期的に2サイト合同の特集記事を配信します。
生涯現役? それとも早期リタイア? 「キャリアの終わり」を考える
ー7割超「『いつまで働くか』を意識」と回答(会員調査)
ー高まるアーリーリタイア人気
ー“レイター”リタイア志向も3割超
ー記憶力や思考速度は20代後半がピーク etc.
大事なのはいかに幸せに死ぬか―。「一生遊べる」資産保有者が、働く理由
槙野光昭さん
オニカム 代表取締役(カカクコム創業者)
働き続けないと「ださくなる」。食うに困らなくなった人には、世界をもっと変えてほしい
塩野誠さん
経営共創基盤 共同経営者・マネージングディレクター
「45歳で区切り」「母のように生涯働く」 VC、コンサル在籍20代が語る“キャリアの終わり”
ー45歳までに2億円つくれば、運用収益だけでも暮らせる(VC勤務20代中盤)
ーいつまでも働くことを前提に、45歳で資産10億円を目指す(外資コンサル勤務28歳) etc.
始まる前に終わりを語る。就活生は「引退」をどう意識しているか
ー豪勢な老後は要らない。好きなものを食べ、趣味ができればいい(一橋大3年生)
ー働きながら医学部を目指す。医師になってもフルタイムでは働かない(都内私立大3年生) etc.
「週5勤務は40代まで」「引退は考えない」 20代IT系ビジネス職のキャリア観
ー40代後半までには週5日フルタイムで働かずとも生活できるようにしたい(総合コンサル勤務24歳)
ー働くことは「魂を高める」ためのプロセス。勤務形態を柔軟に変えつつ一生働きたい(外資IT勤務29歳) etc.
「“もう一つの人生”を送れる」。アーリーリタイアした40代が眺める、会社員時代には見えなかった景色
ろくすけさん
個人投資家(投資歴約20年の元サラリーマン投資家)
「自分だけのために働くのは“卒業”しよう」。元マッキンゼーの起業家は社会のために“働き続ける”
藤沢烈さん
一般社団法人RCF 代表理事
(藤崎竜介、南部香織、丸山紀一朗、斎藤公也)