キャリア選択肢として人気の戦略系コンサルティングファーム。名門ファームだけではなく新興ファームや、戦略系の案件に特化した部門を持つ総合系ファームなども存在します。外資と日系それぞれのコンサル会社を、基本情報や社員インタビュー、ランキングなども交えて紹介します。(※2022年2月現在、公開情報などに基づく)
- 戦略系コンサルティングファーム一覧~①外資系戦略ファーム
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン コンサルティング グループ
- ベイン・アンド・カンパニー
- A.T.カーニー
- ローランド・ベルガー
- アーサー・D・リトル
- ZSアソシエイツ
- サイモン・クチャーアンドパートナーズ
- L.E.K. Consulting
- YCP
- Mars & Co
- オリバー・ワイマン
- コーポレートバリューアソシエイツ
- AAIC
- 戦略系コンサルティングファーム一覧~②外資系総合/ITファーム戦略部門
- Strategy &
- アクセンチュアストラテジー
- Monitor Deloitte
- EYパルテノン
- IBM(戦略)
- 戦略系コンサルティングファーム一覧~③日系戦略コンサル
- 経営共創基盤(IGPI)
- ドリームインキュベータ
- コーポレイト・ディレクション(CDI)
- ピー・アンド・イー・ディレクションズ
- フィールドマネジメント
- エム・セオリー
- XEED
- B&DX
- 戦略系コンサルティングファーム一覧~④日系総合/ITファーム戦略部門
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(戦略)
- アビームコンサルティング(戦略)
- コンサル志望なら知っておきたい待遇や面接
戦略系コンサルティングファーム一覧~①外資系戦略ファーム
マッキンゼー・アンド・カンパニー
世界60ヵ国以上にオフィスを持つグローバルファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」(以下マッキンゼー)。
日本においては国内上位30社の8割に相当する企業にサービスを提供しており、従業員数は約600名です。2018年には関西オフィスも開設しました。
「One Firm Policy」に掲げられているように、海外オフィスとの緊密な連携が強みで、日本においてもグローバルな働き方ができるのが特徴です。
また各方面に様々な人材を輩出していることでも知られ、代表的な出身者としては。大前研一氏やDeNAの南場智子氏がいます。
マッキンゼー パートナー久家紀子氏
縁あって、入社後にフランクフルトでの技術イノベーションのプロジェクトに参加し、その後これまでの間、パリやインドなど様々な国やマーケットで働く機会に恵まれました。
やはりそうやってヨーロッパの空気やインドの実情を体感した経験は、自分自身のキャリアにとって非常に貴重な時間だったと思います。
インタビュー詳細はこちらマッキンゼー アソシエイトパートナー呉文翔氏
マッキンゼーでは、プロジェクトをスタートする前にチームラーニングを実施するんです。それぞれが持つスキル面での強みや弱みに加えて、どういうワーキングスタイルなのかも話し合って共有する。
例えば、「朝8時から30分間は保育園の送り迎えがあるので、海外案件であってもこの時間はミーティングできません」とか。チーム全員がそうやって自分のライフスタイルと仕事のバランスを取れるようにしているので、変な軋轢が生まれることも一切ありません。
インタビュー詳細はこちらマッキンゼー・アンド・カンパニー 基本情報
- 東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー
- 大阪府大阪市北区大深町 3-1グランフロント大阪タワーB(関西オフィス)
ボストン コンサルティング グループ
世界90拠点以上のネットワークを持ち、世界トップ500社のうちの多数をクライアントとするグローバルファーム「ボストンコンサルティンググループ」(以下BCG)。
BCGの日本(東京)オフィスは1966年開設と古く、外資系コンサルティングファーム初の日本支社でもあります。
現在、日本における従業員数は約1000名。2003年には名古屋、2020年には大阪と京都に新たにオフィスを開設するなど、近年もその規模を拡大中です。
日本企業との長い付き合いもあり、圧倒的なリレーションの中でコンサルティングを行えるのが強みです。
BCG プロジェクトリーダー山口豊氏
(BCGの強みは)戦略とデジタルが高いレベルで融合していることではないでしょうか。他のファームでもそれぞれのチームはあると思いますが、BCGは毎日のように戦略コンサルタントとデジタルの専門家が議論しながらプロジェクトを進めています。
インタビュー詳細はこちらBCG プロジェクトリーダー櫻井佑介氏
(BCGが求めている人材とは)新たな領域や未経験のことに果敢にチャレンジして、そこから柔軟に吸収できる方がいいですね。経験を積んでいくと新しい分野に対して反発心が生まれてしまう方もいますが、そういったスタンスでは成長がストップしてしまいます。BCGという組織自体もものすごいスピードで変化しているので、自分自身も常にアップデートしていける方が向いているのではないでしょうか。
インタビュー詳細はこちらボストンコンサルティンググループ 基本情報
- 東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号日本橋室町三井タワー
- 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4JRセントラルタワーズ
- 大阪府大阪市淀川区宮原3-5-36新大阪トラストタワー
- 京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町88K.I.四条ビル
ベイン・アンド・カンパニー
マッキンゼー、BCGと並ぶ世界三大ファームの一つである「ベイン・アンド・カンパニー」(以下、ベイン)。
世界38カ国に拠点を置き、フォーチュン500全米の企業総収入ランキングに名を連ねるクライアントにサービスを提供しています。日本における従業員数は約100名と、マッキンゼーやBCGに比べると少人数です。
徹底的な結果主義で知られており、時にクライアントに厳しい提案を行います。そうした厳しい提案が受け入れられるのも、ベインクライアントの株価が「市場平均に対し約4倍」という結果が出ていればこそです。
社員のワークライフバランスに関しても力を入れており、2021年にはGlassdoorによる「働きやすい企業」ランキングで1位を獲得しています。
ベイン 陳 臻齢氏
ベインには「A Bainie never lets another Bainie fail」という言葉があり、仲間に困ったことがあった際には、互いに助け合い、高め合おうというカルチャーが根付いています。
また、ベインはグローバル全体での一体感があるファームです。海外オフィスへのトランスファー制度もあるので、私も今後活用しようかと思っています。半年ほど海外のオフィスで経験を積める制度なので、他の国での働き方やノウハウ、コミュニケーション手法を学んでくるつもりです。
インタビュー詳細はこちらベイン ディレクタースタッフィング平石 美幸氏
今は社内のスタッフィングを担当していますが、入社当時はコンサルタント職でした。ただ、実は途中でベインを離れている期間があるんですね。アパレル企業に転職し、CRMや顧客ロイヤルティプログラムの設計を担当していました。その後ベインが自社のマーケティングを強化することになり、もう一度戻ってこないかとお話をいただいて、現在に至ります。
(中略)コンサルタントとして成長していってもらうことが第一優先ではありますが、ご本人の希望や環境の変化によっては、私のようにベイン社内でキャリアチェンジすることも可能です。グローバルのマーケティングトップは元コンサルタントですし、スタッフィングチームにもコンサルティング部門から異動してきたメンバーが多くいます。
インタビュー詳細はこちらA.T.カーニー
世界41カ国に拠点を持つグローバルファームで、先ほどご紹介したマッキンゼーとは、元々は一つの会社でした。
日本における従業員数は約200名。コストカット等の実行支援面に強みを持ち、戦略コンサルティング業界の中では比較的“up or out”の傾向が弱いとも言われています。
日本オフィスにおいては「2050年までに、世界中の経営のロールモデルとなる日本を代表する大企業20社、世界に新たな価値を創造する日本発ベンチャー企業200社を生み出す」ことにコミットするという方向性が打ち出されています。
A.T. カーニー 代表取締役 マネージングディレクタージャパン関灘茂氏
コンサルティングファームの競争優位の源泉は、「人財」です。つまり、「日本を変える、世界が変わる」の実現に貢献する人財が集い、切磋琢磨する環境を整えることが最重要事項です。そこで、A.T. カーニーは「強い個」であるコンサルタントが、さらに「とがった個」へと進化できるよう、さまざまな取り組みをしています。
(「とがった個」とは)ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの領域を越境し、「創造と変革」をやり遂げられる人です。A.T. カーニーは他ファームとは一線を画する厳選採用を行い、コンサル業界でよくある「Up or Out(昇進するか退職するか)」ではなく「Progress or Out(成長を続けるか卒業するか)」という考え方の下に、中長期的なキャリア形成を支援しています。
インタビュー詳細はこちらローランド・ベルガー
ドイツ発の戦略コンサルティングファームで、世界36カ国に拠点を持つ「ローランド・ベルガー」。
日本における従業員数は約100名であり、少数精鋭で先輩後輩問わず助け合いを大切にしています。
コンサルティングにおいては、製造業や物流業界、消費財等の案件に強いといわれています。近年では東南アジアにジャパンデスクを設置し、日系企業のグローバル化をより強力に支援するための体制づくりも進んでいます。
ローランドベルガー プロジェクトマネージャー染谷将人氏
教育制度のほか、周囲のメンバーからのサポートも充実しています。サポートというよりも、これはまさにローランド・ベルガーのカルチャーと言えますが、お客様への付加価値をオフィス全体として最大化していくために、「ありもの」の知恵・知見をレバレッジしようという意識が徹底しています。
同じプロジェクトの中で、ジュニアメンバーがマネージャーやオフィサーに気軽にディスカッションを仕掛けてコンテンツを磨いていくのは勿論ですが、何か知りたい、誰かに聞きたい情報やナレッジがあれば、プロジェクト外のオフィサーにも気軽に聞ける環境です。
インタビュー詳細はこちらアーサー・D・リトル
30カ国以上に拠点を持つ、世界最古の経営戦略コンサルティング会社「アーサー・D・リトル」。
マサチューセッツ工科大学の博士によって創設された世界最古のファームであることから、製造業への圧倒的な強さがあることでも知られ、ファームを「研究室のような雰囲気」と表現する人もいます。
コンサルティングファームとしては珍しく、R&Dなどにも踏み込んだ提案・実行を行っているファームでもあり、かつてはアポロ計画における月面実験の機材の設計開発を担当しました。
日本における従業員数は100名前後です。
アーサー・D・リトル 基本情報
- 東京都港区東新橋1丁目5番2号 汐留シティセンター
ZSアソシエイツ
世界に25拠点を有し、製薬業界で圧倒的な強さを誇る戦略ファーム「ZSアソシエイツ」。
日本における従業員数は約100人ですが、その7割以上がバイリンガル社員であり、英語を積極的に使える環境です。海外案件も多いため、日本に居ながらグローバルに働くことができます。
また、少数精鋭であるため人間関係も近く、社員旅行が行われることもあるようです。
ZSアソシエイツ 基本情報
- 東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー
- 大阪府大阪市北区梅田2-2-2ヒルトンプラザ ウェストオフィスタワー
サイモン・クチャーアンドパートナーズ
ドイツ発で、世界26カ国に拠点を持つ戦略コンサルティングファーム「サイモン・クチャーアンドパートナーズ」。日本における従業員数は20人ほどです。
他の戦略ファームとは異なり、基本的にコスト削減提案を行わず、ストラテジー、マーケティング、プライシング、セールスの四領域に注力しています。世界トップ企業の他、創業者のハーマン・サイモンが言う「隠れたチャンピオン」(知名度は低いが特定分野で極めて高い業績を持つ企業のこと)やUBERなどユニコーン企業への支援も行っています。
L.E.K. Consulting
ベイン出身者が設立した戦略ファーム「L.E.K. Consulting」。
世界14カ国に拠点を持ち、日本における従業員数は40名ほどです。外国人比率も高く、社内の公用語として英語が使われているのが特徴です。
セクターとしてはヘルスケア業界や消費財業界に、サービスラインとしてはM&A分野に強いのが特徴。そのため、プライベート・エクイティ企業を多数顧客に持っています。
YCP
アジアを中心に世界17都市に拠点を設置している戦略ファームの「YCP」。日本における従業員数は約70名です。
幅広いサービスを扱う「マネジメントサービス」、中小企業に対してリスクマネーを提供する「プリンシパル投資」の2つの事業を展開しています。
2021年度には、中小企業庁が実施する令和3年度「JAPANブランド育成支援等事業」の支援パートナーに選定されました。
Mars & Co
フランスを起源とし、世界7拠点を持つ戦略コンサルティングファーム「Mars & Co」。日本における従業員数は約20名です。
利害対立を避け、長期的な関係を築くことに重きを置いたファームです。そのため「グローバル全体で一業界につきクライアントは一社まで」という、他のファームとは一線を画した制度を取っています。
オリバー・ワイマン
世界31カ国に拠点を持つ戦略コンサルティングファーム「オリバー・ワイマン」。人事コンサルティングのマーサーなどと同じ、マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズに属しています。
グローバルでは非常に高いプレゼンスを誇り、「Vault Consulting 50」という人気企業ランキングではマッキンゼー、BCG、ベインなどと共に上位に名を連ねていることもあります。
特に銀行、保険、その他金融サービス会社に対するコンサルティングを得意としています。
オリバー・ワイマン 基本情報
- 東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルタワー
コーポレートバリューアソシエイツ
フランスで設立された戦略ファーム「コーポレートバリューアソシエイツ」。
超が付くほどに少数精鋭で、日本企業向けのプロジェクトでも多国籍の混成部隊でプロジェクトを行うようです。そのため、日本に居ながらグローバルな働き方が出来るでしょう。
コーポレートバリューアソシエイツ 基本情報
- 東京都港区六本木7-15-7
AAIC
本社をシンガポールに置く戦略ファーム「AAIC」。アジアとアフリカを中心に、新興国や新領域での価値創造を志向しています。
日本における従業員数は約30名。創業以来、一貫して「新しい成長モデルを創造する」ことを掲げており、コンサルティングだけでなく投資や経営人材の育成を含めた三位一体の支援を行っています。
AAIC 基本情報
- 東京都港区新橋4-7-2 第6東洋海事ビル
Q&A コンサルティングファームのランキング上位はどこ?
コンサルティングファームを比較するには、従業員数、売上、単価、支援領域など、様々な軸があります。またコンサルティングという仕事は秘匿性が高く、社外からは実態が分からないことも多いです。
そのため一律に「こちらのファームの方が良い」と判断するのは難しいですが、アメリカのVaultでは「職場としてベストなコンサルティングファーム(best consulting firms to work for)」というランキングを発表しており、直近のトップ3は以下の通りです。
- ベイン・アンド・カンパニー
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
4位以下には、日本オフィスがないコンサルティングファームもランクインしています。
こちらで詳細を確認できるので、就職・転職活動の参考にしてみてください。
戦略系コンサルティングファーム一覧~②外資系総合/ITファーム戦略部門
Strategy &
「Strategy & 」は、世界156カ国に29万5000人以上のスタッフを擁するPwCグループに属する、戦略コンサルティングファームです。元々はブーズ・アンド・カンパニーという会社でしたが、2014年にPwC傘下に入りました。
日本においては、PwCコンサルティング合同会社の戦略チームと位置づけられています。日本のPwCコンサルティング合同会社全体では約3000人、戦略チームに限定すると約100人ほどが所属しています。
PwCグループ所属という特徴を活かし、戦略立案から実行まで担えるのが大きな強みです。
PwCコンサルティング合同会社 ディレクター 髙木健一氏
PwCコンサルティングの一番の魅力は、今回のようなコラボレーションを生み出すカルチャーだと思います。
さらに、社内外の専門家と自身の関心とを絡めて深掘りすることで、自分の専門性の幅を広げ、新たな領域の第一人者となれるような機会もそろっています。
(中略)さまざまな視座や専門性に触れて学び続けていけるし、この多様性を武器にしてあらゆるマーケットに同化できる。オーソドックスなコンサルタントだけでなく、これからの“ニュータイプ”なコンサルタントを目指せる場所だと思います。
インタビュー詳細はこちらPwCコンサルティング合同会社 マネージャー 近岡由紀子氏
ナショナリティでいえば、多くの外国人が在籍していますし、バックグラウンドにおいても、さまざまな企業から高いスキルを持つ人材が転職をして活躍されています。女性の活躍という観点で言えば、私が所属する部門では女性の管理職も多く、そのうち2名はパートナーです。
しかし、タイトルはあくまで仕事を評価された上での結果です。ポジションごとに設定された明確な基準をクリアしているかどうかのみで評価されるため、性別などは全く関係ありません。仕事においては、良くも悪くも周りから女性だからと特別扱いされたことはないと感じています。
インタビュー詳細はこちらStrategy & (PwC) 基本情報
- 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー
- 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JRセントラルタワーズ
- 大阪府大阪市北区大深町4‐20 グランフロント大阪 タワー A
- 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル
アクセンチュアストラテジー
約50カ国に200以上の拠点、67万人のスタッフを擁するアクセンチュア。その戦略部門が「アクセンチュアストラテジー」です。
日本ではファーム全体で1万8000人、ストラテジー単体で約300人が働いています。
近年では特にIT案件を強みとしており、社内にエンジニアチームが存在するため、戦略立案から実装まで社内で完結させることができます。
また独自の働き方改革である「Project PRIDE」を推進しており、ワークライフバランスは改善傾向にあるといわれています。
アクセンチュア マネジング・ディレクター 木原久明氏
(アクセンチュアの魅力は)自分の能力の限界を、プロジェクトの限界にしないために試行錯誤できることですね。小さなコンサルティングファームでは、良くも悪くも自分の能力がそのままプロジェクトの成果に直結します。しかしアクセンチュアでは、やり方次第でその壁を突破することができる。
もちろんそれができるのは、完全なる信頼を置ける優秀なメンバーがそろっているからこそ。チームの力を結集して、自分の能力を超える成果を上げていく。それと同時に自分自身の知見を増やし、スキルを高めていけるこの環境が、素直に楽しいと感じています。
インタビュー詳細はこちらアクセンチュア オペレーションズ コンサルティング本部 田中氏
日本全体でみると、男性の育児休業取得率はたしか数パーセント程度にすぎないんですよね。しかしアクセンチュアでは早い時期から男性の育児休業取得を推進しており、直近の会計年度(2021年)だと36.7%です。男性が育休を取るのはもはや普通のことで、「もうすぐ子供が生まれる」と言えば「いつから育休とるの?」という話が自然に出てきます。
直属の上司は私が入社してすぐに育休をとっていましたね。「はじめまして」と言って業務の説明を一通りされた後に、「僕、来月からいなくなるからよろしく」って。
インタビュー詳細はこちらMonitor Deloitte
全世界150を超える国と地域にて、33万人以上のスタッフを擁するデロイトトウシュトーマツ リミテッド。その一員であるデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の戦略部門が「Monitor Deloitte」です。
元々はモニターグループという戦略ファームでしたが、2013年にデロイトに買収されました。
日本では、デロイトトーマツコンサルティング全体で約4000名、モニターデロイト単体では50~100名が働いています。戦略部門の始動は2018年6月とかなり新しいため、今後の成長が期待されます。
デロイトトーマツコンサルティング 基本情報
- 東京都千代田区丸の内3-2-3丸の内二重橋ビルディング
- 大阪府大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋三井ビルディング
- 京都府京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20 四条烏丸FTスクエア
- 福岡県福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラ
EYパルテノン
150以上の国と地域にて約30万人のスタッフを擁するEYグループ。そのメンバーファームであるEYストラテジー・アンド・コンサルティングの戦略部門が「EYパルテノン」です。元々は別ファームだったパルテノンを、EYが2014年に買収しました。
従業員数は、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの日本オフィス全体で約2500人。EYパルテノン単体のメンバー数は非公開ですが、50~100名規模であると推測されています。
日本国内での業務拡大は2018年ごろからで、2020年卒から新卒採用も開始しています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング 基本情報
- 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号東京ミッドタウン日比谷日比谷三井タワー
- 大阪府大阪市北区角田町8番1号梅田阪急ビルオフィスタワー
- 福岡県福岡市中央区天神二丁目12番1号天神ビル
IBM(戦略)
世界170ヵ国で38万人の社員を有するIBMにも、戦略コンサル部門があります。他社のように特定の名前はありませんが、IT戦略の策定からシステム企画、ITガバナンスまで幅広く支援できるのが特徴です。
日本における社員数はIBM全体で約1万5000人、戦略部門単体でも数百人の規模があると言われています。
戦略系コンサルティングファーム一覧~③日系戦略コンサル
経営共創基盤(IGPI)
産業再生機構のメンバーによって設立された戦略ファーム「経営共創基盤」(以下、IGPI)。
グループ合計で約5200名、プロフェッショナルで約220名が働いています。
企業再生案件を得意としており、またクライアント企業に常駐する「ハンズオン支援」でのサポートも行っています。
多数のグループ会社を持っているため、出向という形で経営そのものの経験を積むことができるのも特徴です。
ドリームインキュベータ
元BCG日本支社代表である堀紘一氏らによって立ち上げられた戦略ファーム「ドリームインキュベータ」。従業員数は約800名です。
投資部門や子会社を保有しており、コンサルティング以外の案件に携わることもできるのが特徴です。
また同時に二つのプロジェクトにアサインされるケースも多いため、多くの経験を積めることも魅力の一つです。
ドリームインキュベータ 基本情報
- 東京都千代田区霞が関3-2-6 東京倶楽部ビルディング
コーポレイト・ディレクション(CDI)
元BCG社員が立ち上げた日本初の戦略ファーム「コーポレイト・ディレクション」(以下、CDI)。従業員数は約70人と非常に少数です。
クライアントは大手企業から中堅企業まで幅広く、近年ではメガベンチャーの支援も行っています。5つのグローバル拠点を持っており、日系ファームの中では海外志向が強い会社です。
コーポレイト・ディレクション(CDI) 基本情報
- 東京都品川区東品川2-2-4天王洲ファーストタワー
ピー・アンド・イー・ディレクションズ
BCGの元社員が設立した戦略ファームの「ピー・アンド・イー・ディレクションズ」。従業員数は約50名です。
大企業から中小企業まで幅広く支援しており、新規事業案件やデューデリジェンスの案件が多いと言われています。2案件の同時アサイン制度もあり、多くの経験を積むことができるのも特徴です。
フィールドマネジメント
「フィールドマネジメント」は、マッキンゼーの元パートナーである並木氏らによって設立された戦略ファームです。従業員数は50名ほど。
経営者と共にリスクを取り合い、経営者の隣に立つ。つまり「経営者のStep Zeroになる」ことを経営理念に掲げています。JAL再建などの実績があります。
フィールドマネジメント 基本情報
- 東京都渋谷区神宮前5-7-20 神宮前太田ビル
エム・セオリー
モニターグループの元日本支社長が設立した戦略ファーム「エム・セオリー」。従業員数は10名程度と超少数です。
マーケティング戦略を得意としており、顧客に応じた「フル・カスタマイズ・プロジェクト」を提供しています。
エム・セオリー 基本情報
- 東京都港区虎ノ門4丁目3−1城山トラストタワー
XEED
元マッキンゼーの波頭亮氏が設立した戦略ファーム「XEED」。従業員数は10名未満の模様です。
起業ビジョンの策定や事業戦略の立案の他、組織戦略や人材育成に至るまで、様々な領域でのソリューションを扱っています。
XEED 基本情報
- 東京都渋谷区広尾4-1-16-804
B&DX
アビームコンサルティング戦略部門の執行役員らによって、2021年1月に設立されたファーム「B&DX」。従業員数は50名弱です。
ビジネスとデジタルの両面から事業変革を支援しています。
B&DX 基本情報
- 東京都千代田区丸の内1丁目6−5 丸の内北口ビルディング
戦略系コンサルティングファーム一覧~④日系総合/ITファーム戦略部門
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(戦略)
金融系シンクタンクである三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社には、戦略部門もあります。約1000名の社員のうち、数十名程が戦略部門に属しています。
MUFGグループとの連携が強みで、大企業向けの戦略立案や中央省庁向けの政策提言、地方公共団体の調査業務まで、幅広い案件を手がけています。
アビームコンサルティング(戦略)
日系ITファームであるアビームコンサルティングにも、戦略部門があります。約3000人の社員のうち、戦略部門は200~300人ほどの規模と言われています。
上流案件からシステム構想の策定などの下流案件まで、幅広く関わることが出来るのが強みです。またヘッドクオーターが日本であるため、グローバルの方針に左右されずに意思決定ができる点が魅力の一つです。
アビームコンサルティング 基本情報
- 東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング
コンサル志望なら知っておきたい待遇や面接
戦略コンサルタントへの転職を考えるのであれば、待遇、必要な資格やスキル、面接対策についてしっかりと確認しておきましょう。Liigaではコンサル関連の記事を多くご紹介していますが、まずは以下の3記事を確認しておくのがおすすめです。
特にコンサルティングファームへの転職では、「ケース面接」という、具体的な事例をベースにした面接を行うことが多いです。考え方や論理の組み立て方など、事前の慣れが非常に重要ですので、しっかりと準備をしておきましょう。
Liigaでは、過去のケース面接に挑戦できる「コロッセオ」というコンテンツも用意しています。無料で利用できるので、ぜひ面接準備に役立ててください。